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記事一覧
〈短歌〉2024年7月
あっそ。ならもうやめようか?脈打つの。拗ねる心臓なだめて夏の夜
ひとこと
昨日の夜、寝ぼけて、何も書かずに空白で投稿してた。びっくりした。
確かに、スマホ触りながら途中で放り投げて寝た気がする。ただ、そういう半分意識がないときでも必ず電気を消してから寝落ちるのが、私のいいところです。
〈短歌〉2024年6月
セキレイの子はぐれてもじっと待つ若葉も息をひそめ見守る
どうにでもなれ、な日も風平等に雑な強さで頭を撫でる
5月には5月の風を思い出し6月も何か思い出すはず
君のいいところを10個身につけて馴染んだ頃にきっと伝える
電話越しここだここだと蛙鳴き知らない街のかたちが浮かぶ
何度でも誓い直そうバースデーソング代わりに聴くジムノペディ
恥ずかしい体引きずり生きるしかないのだ心ついておいでね
〈短歌〉2024年5月
マッチングアプリで出逢うのもいいな宇宙人との交信みたい
一つずつ取りこぼさずに進めそう 振りを覚えるあなたのように
届かない宇宙じゃなくて重力のあるこの星であなたは回る
チョコレート、あなたと散歩、鳥、好きなものはたくさんあるのに足りない
新緑の道自転車を漕ぎながらすべてのものに神様がいる
濁流はチドリの親子を過ぎ越すし迷子のスズメはおうちに帰る
※気づいたら、「宇宙」が2回も出てきて
〈短歌〉2024年4月
本当のことは咲くまで気づけずにおまえも桜、おまえも桜か
明日死んでるかもしれんわたくしと蝶と並んで今花を見る
帰り道エレベーターで会う人のトレンチコートに春の挨拶
おばあちゃん見てよあなたの振り袖で私今さら卒業するよ
〈短歌〉2024年3月
変わらずにいられるようにあんなにも願った頃の夢は見なくて
熱があるときだけ気づく輪郭線こんなところに骨があったか
情けない日も血液は燃えていて生きろ生きろと心を撫でる
マンションの影に追われてベンチからベンチへ猫の昼寝みたいに
一万キロ先か隣か知らないが誰かも独り眠れずにいる
この角を曲がれば春に辿り着く嘘がほんとになるまで見ていて
〈短歌〉2024年2月
冬の朝イオンタウンの長椅子は私の読書のためだけにある
サボテンて死ぬんや(笑)と口にして取り戻せない言葉が増える
ここまでの小さな旅と知っているしゃぼん玉をもう追ったりしない
もう一章読むには足りずパズルゲームするには長い夜のバス停
ヘッドフォンしたまま触れる鍵盤のとすんとすんと雪解けの音
小説をめくる一人の寝室に車窓から見た春野が香る
◇感想(セルフ)
電車から見る景色って、窓閉ま
〈短歌〉2024年1月
あの人の腹にいた子はあの人の温度のままで光になれる
ぷかぷかと尻を並べて爆撃のことなど知らないような水鳥
雨雲とビルの縫い目を抜けた陽がドバトと私だけを照らした
君は今どこだ正月は能登なのかうちにはそろそろ寿司が来るのに
タンポポもシンニンギア・スペキオサもあなたは等しく名前を呼んだ
〈短歌〉2023年、秋冬
◇退職
下敷きと名付けた板も役割を終え菓子箱の切れ端に戻る
やればやるほどすり減った薄くても磨かれるなら考えたけど
私のこと見てなかったじゃん最後だけ訳のわからん動画撮ってさ
熨斗付けたクッキー開けてバリバリと食べてやりたいそう思うだけ
今できた曲なら誰も知らないと歌う・走る・冬・堀川通
◇お笑い
本日も残業Chromeのタブ増やし彼らの決勝進出を知る
テンプレのお祈りメールに被さってふざけたク