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早期離職対策コラム

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#早期離職

若手社員の定着率を高めるには成長予感づくりから

若手社員の定着率を高めるには成長予感づくりから

早期離職の理由は数あれど、カイラボでは早期離職の三大要因を以下のようにまとめています。

・存在承認
・貢献実感
・成長予感

どれも大切ですが、やっぱり最近重要性が高まっているのは成長予感でしょう。
では、若手社員の成長予感を高めるにはどうすれば良いのでしょうか。

必用なのはリーダーのアップデートです。

早期離職者へのインタビューをしていると、会社を辞めようと思ったきっかけとして「上司や先輩

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マーケティングは顧客目線、人事施策は社員目線が大事

マーケティングは顧客目線、人事施策は社員目線が大事

社会人でなくても「相手の視点に立つことが大事」って、よく言われますが、簡単なようで難しいですよね。

社員目線に立つと「なんでこんなことやるの?」と思われる施策を経営者が導入したがったり、人事が検討に検討を重ねて行った施策が社員からは猛反発に合うなんてケースは少なくないと思います。

優秀な人材が大手よりもスタートアップにいく理由

優秀な人材が大手よりもスタートアップにいく理由

いわゆる優秀学生と言われる層の希望の就職先が大手企業からベンチャー企業になっているという話しは、ここ数年耳にする機会も増えてきました。

早期離職者へのインタビューでも、大手企業を辞めてスタートアップに転職する方と出会う機会が多いです。

なぜ、今の時代に大手よりもスタートアップなのか?

しかも、様々な企業から引く手あまたの優秀な人材ほど、スタートアップに行くのでしょうか?

キーワードは成長予

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オンラインで重要性の高まる成長予感

オンラインで重要性の高まる成長予感

早期離職の三大要因としてカイラボが提唱しているのがこの3つ

・存在承認
・貢献実感
・成長予感

この中でも、リモートワークやテレワーク、オンライン商談など、仕事でもオンラインでのやりとりが当たり前になる中で重要性を増しているのが成長予感です。

なぜ、今改めて成長予感が重要なのでしょうか。

成長予感の重要性が増す理由成長予感の重要性が増している要因の一つが「仕事のやり方がものすごいスピードで

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新人のメンタルダウンに早く気付くためのポイント

新人のメンタルダウンに早く気付くためのポイント

コロナ禍で先行きが見えにくい、飲み会や懇親の場がない、休日も遊びに行けないなど、多くの人々にとってストレスがたまる状態が続いています。

この4月から環境が変わったばかりの新入社員ならなおさらです。

新入社員がメンタルダウンを起こす前に、いかに早く気付けるのかは早期離職対策という意味でも非常に重要です。
今回は新人のメンタルダウンに早く気付くためのポイントについてお伝えします。

キーワードは「

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私が早期離職白書をつくり続ける理由

私が早期離職白書をつくり続ける理由

はじめて『早期離職白書』を発行したのは2013年の1月。お金がなかったので、当時はまだまだ認知度の低かったクラウドファンディングを利用してお金を集め発行しました。
 新卒入社後3年以内で会社を辞めた方(早期離職者)100人にインタビューとアンケートをおこない、その結果をまとめ、勝手に「白書」を名付けての発行でした。

早期離職白書はこちらから購入&サマリー版無料DL可能です

 その後、2016年

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OJTで陥る4つの問題とたった一つの対策

OJTで陥る4つの問題とたった一つの対策

OJTに関する研修のご依頼は年々増えています。
その中でも私がよくお伝えしているのが「OJTで陥る4つの問題」です。

4つの問題とは、
1.相性問題
2.時間不足問題
3.スキル不足問題
4.丸投げ問題

OJTで陥りがちなこれら4つの問題についてそれぞれ解説します。

1.相性問題 文字通り、OJT担当者と新入社員との相性が良くないケースです。思考タイプや仕事に対する価値観などが違うと、信頼関

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早期離職を防止しないという選択

早期離職を防止しないという選択

早期離職対策を専門にしているカイラボですが、最近は「早期離職を防止しない」企業とのコラボも増えています。

決して、「どんどん辞めていいよ」と言っているわけではなく、社内に定着することを目的とせずに、退職してからもつながりを持ち、場合によっては出戻りをしてもらったり、業務委託で働いてもらったりなどする方法です。
以前メルマガでご紹介したアルムナイもこのうちの一つです。

早期離職の三大要因早期離職

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早期離職対策はソフトとハードの両面から

早期離職対策はソフトとハードの両面から

早期離職の三大要因は「存在承認」「貢献実感」「成長予感」の3つです。これまでもその点はお伝えしてきました。

では、この要因にどう対策していくのか?というのは多くの方が試行錯誤している点だと思います。
最近私が考えているのは、対策を「ソフト」と「ハード」に分ける考え方です。
「ソフト」と「ハード」に分けることによって、自社がどちらの施策に偏っているのかの確認にもなります。

早期離職対策のソフトと

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退職引き留めでの人事異動は効果的か?

退職引き留めでの人事異動は効果的か?

先日から早期離職者インタビューを再開しました。
コロナ禍での就職や早期離職の実態がどうなっているのか私も気になっているので、色々な方のお話が聞けることが楽しいです。

インタビューをしていると「辞めると言ったら引き留められた」という話しはよく聞きます。
特に「部署異動させるから考え直して」という引き留め策は多く見られます。
でも、それで翻意する方って実際にいるのでしょうか?

配属は希望通りになら

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5月病・6月病対策に企業がやるべきこと

4月からの新しい生活環境に慣れない人が体調を崩しやすい時期を指して、かつては5月病と言われていましたが、最近では6月病なんてことも言われます。そのうち、7月病とか3月病も出てきそうですね。

さて、そんな5月病、6月病は早期離職とも無関係とは言えません。
私のお客様でも5月病、6月病対策に取り組んでいる企業の方がたくさんいます。

今回は私が考えた企業ができる5月病、6月病対策についてです。

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社員の不満を解消しても離職対策になるとは限らない

社員の不満を解消しても離職対策になるとは限らない

企業が早期離職対策をするときに陥りがちな失敗例が「社員の不満を聞いて、その不満を解決するような対策をうつ」というケースです。

不満がなくなっても新しい不満が出てくるだけかも不満が解消されれば辞めにくくなるかもしれません。でも人間て不思議なもので、不満が解消されたら新しい不満が湧いてくるんですよね。そうやっていつまでも不満のもぐらたたきをしても離職はおさまらない。

下手をすると、大きな不満はない

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主体性のある人を採用育成するために重要なたった一つのこと

主体性のある人を採用育成するために重要なたった一つのこと

2022年卒の新卒採用に関するご相談を多くいただくようになってきました。
どんな人がほしいか?という問いに対するこたえはどんな企業でもほぼ似ていて、

 ・コミュニケーション能力のある人
 ・主体性のある人
 ・成長意欲のある人

などの意見が挙がってきます。
今回はその中で「主体性」について、主体性のある人を採用・育成するために重要なことについてお伝えします。

主体性のある人は主体性のある人の

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心理的安全性の高い組織と、ただのぬるま湯組織の違いは何か?

ここ数年よく聞くようになった言葉に「心理的安全性」があります。

「うちの会社は心理的安全性が高いor低い」
「心理的安全性の高い組織にしたい」
「離職の原因は心理的安全性の低さだ」

などなど、多くの場面で聞く言葉ですが、ちょっと言葉の意味が勘違いされていないか?と思うこともあります。

心理的安全性が高い=居心地が良い?心理的安全性が有名なったのはグーグルのプロジェクトアリストテレスという活動

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