見出し画像

OJTで陥る4つの問題とたった一つの対策

OJTに関する研修のご依頼は年々増えています。
その中でも私がよくお伝えしているのが「OJTで陥る4つの問題」です。

4つの問題とは、
1.相性問題
2.時間不足問題
3.スキル不足問題
4.丸投げ問題

OJTで陥りがちなこれら4つの問題についてそれぞれ解説します。

1.相性問題

 文字通り、OJT担当者と新入社員との相性が良くないケースです。思考タイプや仕事に対する価値観などが違うと、信頼関係の構築以前にコミュニケーションでお互いがストレスを抱えてしまうこともあります。

2.時間不足問題

 OJT担当者が忙しすぎて、育成に十分な時間をかけられないケースです。通常の業務にプラスして新入社員の指導育成となれば時間が足りなくなるのは当たり前。これはOJT担当者の問題というよりも会社や職場の受け入れ体制の問題でもあります。

3.スキル不足問題

 OJT担当者のスキルが不足しているケースです。不足しがちなスキルとしては傾聴スキル、共感スキル、フィードバックスキル、目標設定スキルなどが挙げられます。
 特に傾聴やフィードバックに関しては、OJT担当者本人はできていると思っていることも多く、なかなか厄介です。

4.丸投げ問題

 会社や職場が新人の育成をすべてOJT担当者に丸投げしてしまうケースです。OJT担当者からすると「丸抱え問題」とも言えます。

4つの問題への対策は「計画」

 どの問題も多かれ少なかれ似たようなことが起きているのではないでしょうか?

 これらの問題を解決する方法の一つが、育成計画をしっかりと立てること。ここでいう育成計画とは「いつまでにどんな状態になる」という目標設定だけでなく、どんな順番で何を教えるのか、誰が教えるのか?という教える側にとっての指針になる情報も含みます。

あくまで計画なので、必ずしも計画通りに進む必要はありません。状況に応じて変更していけばいいのです。

大切なのは、OJT担当者が一人で抱え込み、時間がない中で無理に育てようとしないことです。

カイラボのOJT担当者向けEラーニング

カイラボでは早期離職防止のためのOJT担当者向けEラーニングをご提供しています。
詳細はこちらから

毎週水曜日メルマガ発行中

こちらの記事はカイラボのメルマガVol.415(2021年7月7日発行)のコラムの内容を一部編集したものです。
カイラボでは毎週水曜日にメルマガを発行しています。早期離職対策などのコラムの他、セミナー情報などもお伝えしています。
メルマガ登録はこちらから!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?