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猫日和

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本
共に暮らした我が家の猫達の鉛筆画、写真、と思い出話。 ご近所の猫、猫にまつわる話など。たまに犬の話も。
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猫日和 75 台風11号猫イワン 多分こうだったんじゃないか劇場

猫日和 75 台風11号猫イワン 多分こうだったんじゃないか劇場

飼い主が莫大な借金を抱えてしまい、返済の目処が立たず、世にはよくあることだが、夜逃げ同然で引越した。
その時、私は10歳になっていた。

「すまないね、ひとりで生きていってくれ」

飼い主は飼い猫に心を残しながらも、去った。猫を連れて行く余裕はなかった。私は誰もいなくなってしまった理由が分からず、何度も灯りのついていない家に戻ったが、飼い主は戻って来なかった。

食べ物もなく腹を空かして公園に行く

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猫日和 76 イワンの照れ隠しポーズ

多くは、高いところ、例えば机の上とか、棚の上にひらり飛び乗ろうとして、目測を誤り、バランスを崩してドタッと落ちた時、急に何かを思い出したかのように慌ててベロベロと毛繕いをする。思い出したのではなく、猫としてあるまじき失態をいかになきものとするか。他人に悟られないようにするか。そのポーズがこれ。どの猫もそういう時だいたい同じことをする。イワンのモンペ姿、なかなかでしょう？精一杯足を伸ばして、この長さです。＃猫の世界の恥の文化　＃高いところから落ちる　＃失態　＃毛繕い 　＃照れ隠し　＃太い脚
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猫日和 77 ぽん太の蠟燭

私は分かっていたのだと思う。ぽん太の命の蠟燭の長さを。幼い彼を抱くと理由もなくかすかな悲しみが広がるのだった。 ぽん太は雄で、脚も胴もスラリと長く、持ち上げると長〜く伸びた。その時突然、その格好のまま、この子がいなくなったらどうしよう、という思いが胸をよぎった。 病弱であったわけではない。ある日、急に元気がなくなって、医者に行ったら、内臓の奇形で手術が必要と言う。預けて、半日、直ぐに来てほしいと電話があり、走って行ったら、もう意識はなかった。ぽん太も捨て猫。うちの子になってくれて有難う。
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    猫日和 78 ぽん太の秘密基地

    籐のゴミ箱。上の方が斜めになっていて、受ける面積が広いので、ゴミを投げ込みやすくなっていた。長く使って汚れてもいたが、長く使った分、見切りをつけて捨てるということがなかなか出来ないでいた。あれこれ考えて断捨離（この言葉は好きではないが）が出来ない性格。そのうちぽん太のお気に入りの場所となり、中に入っていると知らず、遠くから紙を丸めて投げ込むと、投げ込んだ紙屑と一緒に猫が飛び出してくる、というカラクリ。笑った。中に潜んで何を考えていたのだろう。
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    猫日和 79 眠り猫〈15〉ごめん寝

    巷で、よく「ごめん寝」と言われる格好。猫が眠る時のポーズで、珍しくはない。
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      猫日和 80 眠り猫〈16〉ふかふかベッド

      夏は籐の洗濯カゴだったが、秋になり涼しい風が吹いたので、段ボール箱でなく、ゴミ箱でなく、猫様用に作られたフワフワベッドを準備した。それも、喧嘩にならないよう二つ。そもそも狭い部屋が更に狭くなった。部屋には本棚が二つ。勉強机はもとからなく、丸い卓袱台を組み立てて宿題というのが、我が家流。ほとんどのお友達の家には電気スタンドまでついた勉強机があったようだが、うちは狭い部屋を有効利用するため、買わなかった。昔の話。＃猫用ベッド　＃ふかふかペットベッド　＃寒くなると快適　＃勉強机のない家
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      猫日和 81 眠り猫〈17〉ふかふかペッド・続

      四角い入れ物だとこう綺麗には並ばない。丸い猫のペッドに3匹絡まって、でんでん太鼓の模様が出来ている。三つ巴。猫ジグゾーパズルのよう。「猫まんじゅう」を3個きっちり箱詰めしたような感じ。ベッドを二つ買ったのは正解だった。眠る場所を取りを巡ってのイザコザは起こらなかった。但し、夜寝る時は使わず、私達の布団に来て、空いている隙間で寝るのであった。 ＃ふかふかペッドベッド＃寒くなると快適　＃三つ巴　＃猫ジグゾーパズル　＃寝る時も仲良し
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      猫日和 82 不意打ちを食らったサンちゃん

      知人宅の猫、サンちゃん。サンはサンデーのサンだそうです。もらわれてきた日が、日曜日だったから。甘えっ子です。 お母さんが家を空けるので「じゃあ、出かけるから、いい子にするのよ」と言った時の、マジかよ、の反応。 ＃保護猫　＃もらいっ子　＃甘えん坊　＃お留守番　＃置いてきぼり　＃不意打ち
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      猫日和 83 眠り猫〈18〉何の夢を見る

      気持ちいいね。お日様の当たるカーペットで眠るタロ。柔軟ぶりが羨ましい。思いっきり伸びて。手の先が時々ピクピクと動き、何の夢を見る。＃寛ぎ　＃うたた寝　＃夢の中　＃柔らかい身体
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      猫日和 84 持ち運び注意

      は〜い、持ち運ぶ時は注意と、箱に書いてありますね〜。本当に注意して下さい。うっかり手を出すと、鋭い爪で、ヤッ！ 保護猫で、少々臆病に育っていたので、今しばらく少しのことは大目に見てください。飼い主の溢れる愛を受けて、人間信頼を回復しつつあります。＃持ち運び注意　＃保護猫　＃怖がり　＃人間信頼回復中　＃甘えん坊　
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      猫日和 85 鉛筆画 イワン再び

      猫日和31の画像の差し替え。　 データが復活出来たので、もう一度アップします。 ＃猫日和　＃鉛筆画　＃台風11号猫　＃白猫を描く難しさ　
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      猫日和 86 眠り猫〈19〉タロの爆睡

      寝顔のあどけなさは、図体がデカくなっても変わりませんね。 ＃寝顔　＃深い眠り　＃平安
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      猫日和 87 こんな小さい時もあった

      ある人が健康上の理由で猫が飼えなくなった。たまたまうちが立て続けに2匹猫を亡くしたのを知った私の知人が、その人の猫を飼ってくれないかと言ってきた。私は猫を亡くしたばかりで、当分電話にも出ないと友人達に宣言して落ち込んでいたから、猫をもらうことなど考えられなかったし、こんな時に、ここぞと声をかける人の気持ちが分からない気もしたが、それほどに猫好きで、困っている猫のことを放っておくことが出来なかったのだろう。縁があって、うちに来た。捨て猫も一緒だった。勿論猫は幸せを運んだ。我が家に来た頃の彼等の姿。
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        猫日和 88 伸び伸び〜猫

        最近の研究で、猫や腹を見せて人前で寝転がるのは、安心しているからではない、と書かれているのを読んだ。この格好は瞬発力を使っていつでも逃げ出せる体勢なのだそうである。長く猫を飼った経験から言うと、それはないだろう、と反論したい。きっと研究者は、猫を飼った経験がない学者なのだろう。「まる」の飼い主、養老孟司先生に本当か聞いてみたい。伸びに伸びて寛ぐ姿。全託の信頼が感じられる。＃寛ぎのポーズ　＃安心　＃信頼　＃好き