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猫日和

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本
共に暮らした我が家の猫達の鉛筆画、写真、と思い出話。 ご近所の猫、猫にまつわる話など。たまに犬の話も。
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猫日和 37 猫の仔

「猫の仔」というのは春の季語だそうだ。春に生まれる猫が多いから、ということらしい。調べたら、犬の仔も馬の仔も同様に春の季語だった。我が家にとっては、春も夏も秋もない。仔猫を見て、春らしさを感じることはあり得ない。ああ、また引き受けちゃった、で、後悔はあるが、季節感は薄い。風鈴やかき氷とは違う。一度でいいから「こんな模様でこんな顔の猫が飼いたい」と、選んで飼いたいと思うことはあったが、ついに叶わなかった。だが、どの猫もかけがえはなく、結果として概ね希望通りの猫だった。＃猫の子　＃春の季語　＃鉛筆画　
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雑記 34 たまにはこんな日があってもいい

新宿高野フルーツパーラーのフルーツあんみつ。 いつも店の前を、帰りの時間を気にして、時計を見ながら足早に通りすぎるが、たまにはこんなところで、器の中央に立つソフトクリームのまろやかな舌触りに目を細めることもあっていいんじゃないか。忙し過ぎることが、当たり前になってしまった生活。＃フルーツパーラー　＃新宿高野　＃フルーツあんみつ　＃寄り道　＃ソフトクリーム　
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    猫日和 38 ペンション接待猫ー2

    甲斐大泉のペンション「ふぁみりい」の接待係長「タロー」の部下「チョコ」。 タローの指令に従い、客の足の間を抜けて、忠実に仕事をこなして来たが、タロー係長が、亡くなってしまって、上司も子分もなくなってしまった。1匹で看板猫の役をこなす。寂しいが、夏は客がどんどん来る。頑張らねば。時々、ふと、扉の影からタローが出てくるのではないかと待ってみたりする。忙し気に走り回るのでチョコと言う。チョコレートとは関係がない。
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      猫日和 39 眠り猫〈9〉

      箱があったら入ってみる。これが猫。段ボールでも木箱でも、時にデパートの紙袋でも。そして、寝る。何故かそうしなくてはいられないDNAが、どうしてもそうさせる。狭いところは落ち着くね。 猫、と一口に言っても、性格は様々。呑気なのもいるし、神経質なのもいる。臆病、控えめ、出たがり屋、食いしん坊、勝気、優しい。 呑気でありたいと思う。陽気でありたいと思う。人に優しくありたいと思う。 理想だけれど人にはなかなかそれが出来ない。猫はひとっ飛び。そして眠る。 ＃猫日和　＃箱は魅力　＃猫のDNA ＃昼寝　
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      猫日和 40 N町の大槻教授UFO目撃の話

      猫日和 40 N町の大槻教授UFO目撃の話

      N町の大槻教授と私達が呼ぶ頑固者の金物屋の店主がいて、テトはそこのお店番猫である。いつも退屈そうに、椅子の上で買い物に来る客を、日がな一日眺めている。

      店主は非科学的と思われることは一切受け付けない。だから、奥さんと私がUFOの話をしたり、スプーン曲げの話をしたりするのが嫌いである。
      ふん、そんなもん、
      と鼻先で笑って、
      だから女は馬鹿って言われても仕方ない。大馬鹿だ、と息巻いている。

      年末の

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      猫日和 41 ジョン•H•ワトソン君

      ご近所猫の1。名はワトソン。正式にはジョン•H•ワトソン。正しく発音するならばワトスンと言う。アーサー•コナンドイルの『シャーロック•ホームズ』探偵シリーズでお馴染み。1887年『緋色の研究』でデビュー。飼い主が、探偵小説好き、ホームズファンのため、迷わずこの名を。が、あまり、探偵らしいことはやっていない。飼い主の探し物の原因は作るが、犬のように探し物を捜索することはない。箱好きは、猫の習性。今日も一日頑張って行こう！ ＃猫日和　＃ワトソン　＃探偵　＃アメショー　＃シャーロックホームズ
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      猫日和 42 残暑お見舞い申し上げます……鉛筆画　猫

      暦の上では秋になったけれど、毎日文字通り焼けつくような暑さ。蝉の声が早朝から夜中まで暑さを煽る。一昨日、昨日、と商店街の一方通行の道を、救急車が何度もサイレンを鳴らして走って行った。乗っている人は熱中症に違いないと思う。／本日の鉛筆画は、末娘のウメ。娘の名は桃子で、飼い猫の名が梅子なんて……。手を抜いたわけではないが、じっくり考えたわけでもない。今の子供の名前は考え抜かれていて、驚くことに半分以上がそのまま素直に読めない。流行かお洒落か。親の得意顔が浮かぶ。＃鉛筆画　＃命名　＃残暑　＃立秋　
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      猫日和 43 麗しのLeonaldo様

      ご近所猫のLeonardo。通称レオ君だが、私はレオ様とお呼びする。飼い主がサッカーファンで、レッズのレオナルドナスシメントロペスデソウザという選手に因んだと言うが、私には何が何だか分からない。レオナルドと来たらダヴィンチかデカプリオくらいしか浮かばない。でも、このレオ様の何という凛々しさ。お洋服の柄も申し分ないわ。私も猫になって召使いとしてお仕えしたい。 ＃レオナルド　＃浦和レッズ　＃イケ面猫　＃デカプリオ　＃ダヴィンチ　＃ご近所猫　＃猫日和　＃サッカー選手の名　
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      猫日和 44 洋品店の看板娘ガブちゃんのベビー〈1〉

      なぜ沢山写真を撮っておかなかったかということ今頃後悔する。でも、まぁ、見てください。洋品店の看板娘ガブの赤ちゃんです。ガブは捨て猫で、怪我をしていたところを拾われました。怪我のせいで尻尾が動きませんでしたが、可愛い尻尾が走るたびに右左にピコピコ揺れました。大人になって年に2回子猫を産み、子猫はすぐ貰い手がつきました。だから名前は分からない。可愛いでしょう？田吾作？権兵衛？思わず頬ずりしたくなるひょうきんな顔。お父さん誰？そんな猫この辺で見たことありません。瞳の輝くブルーは母譲り。＃捨て猫　＃赤ん坊猫　
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      猫日和 45 陽だまりの中のイワンと影法師　鉛筆画

      燦燦と陽の光が差し込む窓辺で物思いに沈んでいるよう見えるイワン。背中に陽を受け、心地良さそうにしている。その影法師の形が、ことのほか面白い形をしていた。静かな時間が流れていた。／ 台風の日、この家の猫になりたいと玄関前で座り込んで、念願通り我が家の一員になった。それまでどこで暮らしていたか、飼い主はどんな人だったか、全く分からないが、獣医によれば年齢は10年は行っているだろう、と。大きくて、真っ白で、風格があり、優しい猫だった。 ＃猫日和　＃鉛筆画　＃台風11号猫　＃ひだまり　＃影法師　＃陽の光　
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      猫日和 46 洋品店の看板猫ガブちゃんのベビー〈2〉

      猫の成長は早い。 捨て猫で拾われたガブちゃんは、1年ほどで初めての子猫を生みました。子猫は毛色も模様も全部違っていて、その後も三毛猫は生まれませんでした。ガブちゃんは美しいブルーの瞳をしていました。目の色には、グリーンとかゴールドとか10種類位あるそうですが、子猫は2ヶ月くらいまでは皆キトンブルーという青だと言うことです。母譲りの青かと思っていたら、大きくなったら変わったのかも知れない。でも子猫は、お店に居たせいで、初めの2匹を残して以後は次々と貰われていきました。＃捨て猫　＃子猫　＃キトンブルー　
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      猫日和 47 眠り猫〈10〉

      親類宅のFranc。チビという意味だろうか。猫は「寝る子」だから「ネコ」と名が付いたという説もあるが、猫が寝てばかりいると言うのは思い込みらしい。本には、猫は1日12〜13時間、犬は10時間とある。大差ない（笑）。ついでに書くと小型の齧歯類（ハムスターなどか？）15〜18時間、象は3〜4時間、キリンは20分〜1時間。いいなぁ、キリン、1時間寝れば元気回復なんだ。何にしろ、心地よく寝ている犬猫赤ん坊の姿を見る時は、こちらも平和。＃猫の睡眠13時間　＃写真　＃平和　＃Francfranc ＃昼寝
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      猫日和 48 猫じゃらしなんて子供騙しには乗らない

      我が家の末娘、ウメ。他の雌猫に比べて、身体は一番小さかった。ちょっと気難しくて、人間が、猫じゃらしのパタパタを振り回しても、簡単には乗ってこない。そんな馬鹿な真似出来ません。お母さんは、私という猫を何だと思ってるんですか。猫なら紐にじゃれるはず、って、まんまと引っかかって喜ばせてなんかあげないわ。タロウがまんまと引っかかって、鼻の先を真っ赤にして走り回って、荒い呼吸をして、目をキラキラさせてパタパタを追うのを、馬鹿な兄ちゃんと鼻先で笑っていた。＃猫じゃらし　＃猫の遊び　＃写真　＃アメショー
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      猫日和 49 いとちひさきもの〈3〉

      小さすぎないか。 娘の友人宅の新入り子猫。 名前はもちろん「チビ」……だろうな。 元気で大きくなるんだよ。