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2022年1月の記事一覧

FRBはインフレファイターへ!

FRBはインフレファイターへ!

年末から米国を始め、世界全体で株価下落が鮮明になってきており、それに関するSNSや動画投稿が多く見られていますが。これは私も年始に書初めとして下記投稿に書いた、中央銀行の政策転換が要因、と言えると思います。

1990年代以降のディスインフレ期の下、FRBはインフレをあまり気にせず景気の安定に集中できた。市場が不安定になれば利上げの見送りを含めて即応する。そんな「至れり尽くせり」の姿勢が市場参加者

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過去投稿からの進化・変化㉙意識転換もキーに

過去投稿からの進化・変化㉙意識転換もキーに

前回の投稿に似て、意識転換が必要な内容を、特に中国関連に絞って書いてみたいと思います。

①まずは日本食の中国進出が、今度は香港を通じて、というお話。

これまで中国大陸へ進出する際には、親日でもある台湾でまずトライしてみて、現地で人材を雇い、ノウハウを蓄積してから、中国大陸へという流れが主流だったと理解しています。しかしコロナ禍での各国が鎖国状態になったこともあり、インバウンドで多くの香港の方が

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過去投稿からの進化・変化㉘新たな常識形成へ

過去投稿からの進化・変化㉘新たな常識形成へ

年末から1月にかけて、あまり取り上げられなかったものの、新たな流れも少しずつ見られ始めたので、ちょっと注目してみようと思います。

①昨年米Facebookが社名をMetaに変更し、メタバースへシフトすることで、盛り上がりが見え始めていた同業界。

一方昨年のバブル的な流れからは落ち着きを取り戻し、関連銘柄の株価もそこまで上がっていない模様。また日本では、2000年代に流行ったセカンドライフの教訓

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コロナ禍は依然続く

コロナ禍は依然続く

日本でのコロナウイルスのオミクロン型が猛威を振るっており、足元ではまん延防止等重点措置が日本の主要な場所で既に発令されている。

一方オミクロン型は感染者数のピーキングも早く、流行が早く始まった南アフリカやイギリスでは既に感染者数が下方方向へ、となっている。感染力は強いものの、オミクロン型の弱毒性やコロナワクチンの(先進国を中心に)拡大が、そろそろコロナ禍の終わり?を示しているのでは、と思われる方

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過去投稿からの進化・変化㉗進化のスピードは速い

過去投稿からの進化・変化㉗進化のスピードは速い

前回同様、過去投稿から点と点を繋いで、これからの流れを推察していければ、と思います。

①中国における外資系企業の締め付けが強くなっている一方で、欧米系金融が進出しつづける、という話です。

上記投稿にもあるように、米中対立の中でも、中国市場での外資金融規制は緩和され、バンガードは中国進出の為、日本撤退を決め、同時にブラックロックなどは現地法人との合資ではなく、100%子会社を中国市場に設置するな

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過去投稿からの進化・変化㉖点と点が繋がるとき

過去投稿からの進化・変化㉖点と点が繋がるとき

以前から纏めている過去投稿からの進化・変化シリーズの更なるトピックとして、『点が繋がった』、ような投稿を少し纏めてみます。

①日本でも広まってきたフードデリバリーですが、既にレッドオーシャン化し、満を持して参戦したフードパンダは日本事業を売却の方向へ。これ自体は世界中のフードデリバリー業界と似た流れに。

フードデリバリー業界では、11月に米国の最大手「DoorDash」が同じくデリバリー大手の

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2022年のリスク要因に気を付けよう!

2022年のリスク要因に気を付けよう!

昨年に続き、年初ということでリスク要因を考えてみたいと思います。ちなみに昨年の投稿は下記になります。

また下記のように、ユーラシアグループの予想によると、テクノポーラーやグリーン政策の一進一退など、日本にも影響のある予想がいくつかなされているな、と感じました。

そして最後に、去年も上記投稿でご紹介した、Blackstone社の2022年ビックリ10大予想を和訳版でご紹介しようと思います。(英文

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2022年初投稿!中央銀行の政策転換から

2022年初投稿!中央銀行の政策転換から

明けましておめでとうございます。2022年も三日坊主を少しずつ更新していく予定ではいますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2022年一発目の投稿は昨年末から書こう、と思っており、書けていなかった、2021年末にかけて見られた、物価上昇(所謂インフレ)に対抗するためのFEDを始めとする、世界の主要中央銀行による金利上昇(もしくはそれに向かった政策)になります。

丁度一年強前には、上記投稿の

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