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トレンド探し

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金融に限らず、世の中のトレンドで気になったことを、まとめるようにしています
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2021年11月の記事一覧

コングロマリットからの脱却?

下記投稿にも以前書いたように、ソフトバンクグループでも企業価値がディスカウントされている、と孫正義CEOは今まで発言されてきました。

ここで良く言われるのは複合事業体による企業価値のディスカウント『コングロマリット・ディスカウント』です。一方でGEや東芝など各国を代表する(していた)企業が分社化の意向を発表しました。

複合企業で低収益に陥っている事例は少なくない。経済産業省の資料によると、東証

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過去投稿からの進化・変化㉓-気候変動による保険値上げと四半期決算開示とは

過去投稿からの進化・変化が見られたトピックがいくつかありましたので、少し纏めてみたいと思います。

以前の投稿にも書いたように、足元温暖化はより加速しており、多くの国々が温室効果ガス削減への抜本的な取り組みを表明しています(実施されているかはまだわかりませんが)

その気候変動の影響を我々レベルでも感じることができるのが、所謂自然災害を通じた保証金を支払う側である、火災総合保険会社による火災保険の

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後藤康之も出演!Fund Times Interview(2021/11/07)

『最強の外資系資産運用術』の後藤康之も出演しています!是非ご覧ください!

トピックス;
新たなセコイヤファンドのストラクチャー誕生
ベネッセなど日本企業のファンド組成
日本国内でのセカンダリーファンド組成が増えている

税制改正だけでは変わらないこと

アメリカではバイデン大統領が公約にしていた法人税増税がどうもうまくいかない模様で、まず先にインフラ投資の法案だけを通す、といった見合いになりそうです。(税制改正後ろ倒しなら他の政策が通る、といった政治的決断でしょうね)

そんなアメリカも日本に続き言い出しっぺの国であったのが、世界中での法人税増税の波。これに関して退任された麻生前財務大臣も退任記者会見の際に誇りに思っていらっしゃる、グローバルでの

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非常識は常に常識になりえる

非常識は常に常識になりえる

EVで有名なテスラがコロナ禍に、トヨタの時価総額を抜いたのはご存知な方も多いかと思いますが、そのテスラは時価総額をドンドン上昇させ、今やトヨタの時価総額の4倍だそうです。

多くの自動車メーカーとは一線を画し、プロセッサーやセンサーなどの比較的ハイエンドの半導体を求めるテスラは、半導体業界にとっても優先すべき顧客となったのです。サプライチェーンのボトルネックを解消する方法はいくつかあります。…一定

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不都合な真実⑭

不都合な真実⑭

今回の不都合な真実も、中国関連と脱炭素関連になります。トピックとしては従前からの内容に近いと認識していますが、走り出したものは止まらない、といった状態へ、と感じています。

『不都合な真実シリーズ』の過去投稿はこちらになります。
Part1、Part2、Part3、Part4、Part5、Part6、Part7、Part8、Part9、Part10、Part11、Part12、Part13

①今

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アセットライト?ヘビー?海運業の変化に見る時間軸のながれ

アセットライト?ヘビー?海運業の変化に見る時間軸のながれ

私自身はあまりエクスパートでないものの、他力本願的に海運業の突風的な好況と株価上昇に支えられ、三日坊主のブログで閲覧数が一番多い記事は海運関連です。

リーマンショック後は、それまでの好況下で造船の注文をしていた海運業者が、市場の(船の)供給過多が原因となり運賃低下となっており、日本の海運会社は資産売却(アセットライトモデルへの転換)を迫られました。一方で海運で自社船保有率の高いマークス社の株価が

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