薄い膜の中で、共に生きる家族
最近、「宇宙からの帰還」という本を読み始めました。
宇宙飛行士12名への取材をもとに、宇宙から地球を見るという特殊な体験をした人の、心の変化やその後の人生について書かれた本です。
本の冒頭で以下のような記述が出てきます。
人間は、地球環境を離れては生きていくことができない。だから、宇宙飛行士たちも宇宙空間に乗り出すにあたって、地球環境を持参したのである。宇宙船と宇宙服の内部に地球環境を閉じ込めていったのである。
地球が大きな宇宙船であるというアナロジーは正しいが、宇宙