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琴線に触れるとは深い感銘を受けて感動することで怒りを買うことじゃない

今回は、勘違いしている人も多そうな「琴線きんせんに触れる」ということについて書きたいと思います。

まず先に勘違いしている人のために間違いを正しておくと、琴線に触れるというのは物事に接したときに、深い感銘を受けて感動する様子を伝える言葉なんですね。

ここで使われている琴線が、和楽器の琴に張られた糸であることは察してもらえると思うけど、

この琴線に触れるという言葉と、逆鱗に触れるという言葉の意味を混同してなのか、琴線に触れるという意味は、相手の怒りを買ってしまうことだと勘違いしている人が、けっこう多いのですね。

文化庁が平成27年度の調査によると、琴線に触れるの意味を「感動や共鳴を与えること」と正しく答えた人が38.8%で、「怒りを買ってしまうこと」と答えた人がなんと31.2%という結果になっていました。

その前の平成19年度の調査では正しく答えた人は37.8%、間違っていた人は35.6%だったので、勘違いしていた人の割合は少し現象したものの、およそ3割の人が勘違いしたままということですね。

ここで少し気になるのが、そもそも琴線に触れるという言葉を、知らないとか使い方が分からないと答えた人が、25%程度も存在していたこと。😲

う~~む琴線に触れるという言葉の、琴線が馴染みがないのでしょうかね。

習いごとでお琴を習うという人も少なそうだし、マンガやコミックスで話題になる人気作品でもあれば、一気にブームになって琴線も周知されることになるのかも知れませんね。

琴に張った糸(琴線)に触れると、心に響くように琴が鳴ることに喩えて感銘を受けたり、感動したり、共感を感じることを「琴線に触れる」と言い習わしたのでしょうね。

その「琴線に触れる」という使い方に似た「逆鱗に触れる」のほうが、一般的には認知度が高くて、逆鱗に触れるの意味と混同してしまうのでしょう。

この「逆鱗に触れる」という言葉は、中国の戦国時代の「韓非子かんぴし」という著書が語源になっていて、竜のアゴに生えている逆向きのウロコを触ると竜が激しく怒りだして、必ず殺されてしまうという言い伝えからきたもの。

他にも似た意味で使われるのが、虎の尾を踏むという言葉ですね。

これはそのまんまの意味で、寝ている虎の尾を踏んで起こしてしまったら喰われてしまうかも知れないという、大変なことになるという意味で、極めて危険なことに手を出すことを意味しています。


ところで、なぜこんなことを書こうかと思ったかは、ラジコから聞こえてきたバッヘルベルのカノンが理由でして、このカノンという曲が私の琴線に触れる曲だったからですね。


皆さんもこのカノンという曲の調べを一度は聴いたことがあると思います。
このカノンを聴くと、なぜ涙腺がゆるむのかってことに、少し興味がお有りならぜひ上記の記事をご覧になってくださいね。(^_^)b

・・・・・・ってほどのことでも無いのだけど。🤣

ここまでお付き合いいただきましたが、noteに取り組むうえで「琴線に触れる」ようなエピソードや言葉を紡ぎ出せたら、もっとスキやフォローが増えるのかも知れませんね。🤗


ってことで、今回は
琴線に触れるとは深い感銘を受けて感動することで怒りを買うことじゃない」という言葉の解釈を勘違いしそうな話からの過去記事紹介でした。😅
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

感銘の  涙で清め  のほほんと


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