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★仏像展★醍醐寺美仏『初公開の仏教美術 ―如意輪観音菩薩像・二童子像をむかえて―』in半蔵門ミュージアム

 正直、京都・醍醐寺に行けば良いのだけど、宝物が多すぎて見る機会が少ないものもある。ということで、東京で京都を味わいに行くことがある。醍醐寺の宝物を東京で見るのは2回目ですね。

▼博物館:半蔵門ミュージアム

▼醍醐寺公式HP

 おっ・・世界遺産なんだww

▼醍醐寺

真言宗醍醐派の総本山。国宝・重要文化財に指定された仏像や仏画を中心に、濃密な密教美術の世界を体感でき、普段は公開されない貴重な史料が公開される。中尊が2メートル近くある「薬師如来坐像@国宝」と脇侍「日光・月光菩薩立像」や優麗な「如意輪観音坐像@重文」、「五大明王像重文」公開!!そして、快慶作「不動明王坐像@重文」も展示されていた。ラッキー。
次に、記憶にない仏像が2体あった。1つ目は「帝釈天騎像@重文」で、もう1つが「閻魔天騎牛@重文」である。妻は宝物館か講堂じゃないというが、私は記憶がない。。左右には重文から国宝になった「虚空蔵菩薩立像」と初見「阿弥陀如来坐像@重文」となっている。でだ、最後の方に平安時代の「五大明王@重文」参上!!東寺などとは違う雰囲気のチーム明王で、右から3面6臂で目が4つある金剛夜叉、台座が特徴の降三世、そして不動明王、軍茶利、カワイイ牛のぬいぐるみ風の台座に乗っている大威徳となっている。さて、今回は三宝院の快慶作の「弥勒菩薩坐像@重文」は来なかったのが残念だが、いつもスルーしている三宝院の襖絵などじっくり見れたので良かった。

私の旅行記:2017年『京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-in サントリーミュージアム

 醍醐寺の私のNOTEは次の通り。

▼仏像感想

▽展示リストなど

▽見仏

 写真NGだったので他力本願で仏像のお姿を先に紹介し記録します。

 やっぱ行っていますね。

→伝運慶作「金剛界式大日如来坐像@重文」

 運慶作の金剛界式大日如来の真作といえば、奈良・円成寺(私のNOTE)である。快慶の真作は滋賀・石山寺(私のNOTE)にある。そして、慶派なのは確実な金剛界式大日如来は京都・浄瑠璃寺(私のNOTE)に安置されている。私の感想は大きさなどを差し引いても浄瑠璃寺に近い感じがした。浄瑠璃寺の大日如来坐像を比較すると快慶系よりは運慶系かなと思う。

→如意輪観音坐像

 足が特徴的ですね。
 通常の如意輪観音は「右膝を立てて左脚を跏趺坐の「輪王座」で腕は六臂の像」が多い。(参考:醍醐寺の別の如意輪観音
 次の写真の通り、左足が踏み下げているのが良い感じで、どこか兵庫・神呪寺(私のNOTE)の如意輪観音坐像を思い出させる。

→不動明王三尊

 不動明王坐像の光背と台座は仏師「康正」のようなので室町・江戸時代です。仏像自体は平安時代のベーシックな不動明王坐像です。

 脇侍は平安時代の二童子像で、「矜羯羅(こんがら)童子」「制多迦(せいたか)童子」なので、いわゆる「不動明王三尊(不動三尊)」となっています。

▽ニュースメモ:なし

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