桃太郎を両参り「吉備津神社/吉備津彦神社」国宝!吉備氏が物部?温羅は英雄【岡山シリーズ/吉備シリーズ】
桃太郎のモデルが祀られる神社へ!ただ悪者(ヒール)・鬼の温羅(ウラ)も大事に祀られるのが面白い。そして、鬼は今でも唸り続けている!?ちなみにウラは百済の王子とか。。ウラは地元じゃ英雄でもある。歴史の勝者は正義で敗者は悪者として書かれることが多い認識で、悪者は地元じゃ英雄なのは神社アルアルの1つである。
https://www.youtube.com/watch?v=mNu44sGbWos
ということで、桃太郎は岡山の話だと思っているが、桃太郎はヤマトで、本来この地域を平定していたのは温羅(ウラ)だと思っています。
愛知県犬山市の桃太郎は次の通りです。興味がある方はどうぞ。
香川県高松市の桃太郎伝承は鬼ヶ島の存在なんでしょうね。個人的には岡山は吉備氏・物部氏の地域で、瀬戸内海を牛耳ったと思っています。つまり、岡山も香川も制海権を持っていたのだろうと思ったり。
では、本題です。
変更履歴
2024/06/22 動画追加(https://www.youtube.com/watch?v=ApVmjoW9MRs)
2024/06/22 初版
▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
→見どころ箇条書き
楯築遺跡、造山古墳は国内で4番目の大きさがあり、吉備の国は大和や出雲と肩を並べる場所
その中心は吉備津神社と吉備津彦神社である
吉備には温羅(ウラ)という鬼がおり、朝廷はキビツヒコ(後の「大吉備津彦命」)を送り平定する
吉備津神社北にウラが住んだ場所がある
そこには今の鬼のイメージの輩がいたという言い伝えがあり、それがウラである
犬と猿を仲間にしてウラを退治したのが吉備津神社の祭神である「大吉備津彦命」
吉備津神社の祭神「吉備津彦大神」は、桃太郎のモデルともいわれる
この「大吉備津彦命」は備前国一之宮の「吉備津彦神社」にも祀られるが吉備津神社の分霊だそうな
吉備氏はヤマトタケルの東征でも同行しており、ヤマトタケルの妃にもなっているので古くから大和と繋がりが強く、応神天皇、仁徳天皇にも妃を輩出している
逆に、雄略天皇のときは不敬なことをしたと日本書紀には記されているのだが、吉備氏に大陸で戦って来いと言い奪略愛をしたようだが・・
全長360mの廻廊が圧巻!桃太郎伝説が残る岡山・吉備津神社で鳴釜神事を体験してみた〜御朱印やご利益も解説〜 | TABIZINE~人生に旅心を~
▽吉備津神社(岡山県岡山市北区吉備津931)
「吉備の中山」を御神体とする古社で備中国一之宮である
祭神は、大吉備津彦命(オオキビツヒコノミコト)を主祭神とし、その異母弟・若日子建吉備津日子命(ワカヒコタケキビツヒコノミコト)と、その子・吉備武彦命(キビタケヒコノミコト)等、一族を祀る
『日本書紀』では、崇神天皇の代に、北陸・東海・西道・丹波の四道に派遣したのが大吉備津彦命
『古事記』では、孝霊天皇の代に、大吉備津彦命の弟・若日子建吉備津彦命と協力して吉備国を平定したことになっている
吉備津宮の縁起では、垂仁天皇か崇神天皇の代に、百済の王子でもある鬼神・ウラが吉備へ来て悪行をするので、朝廷の命によって大吉備津彦がこれを討伐したとする
二の鳥居を抜ける手水舎があり石段を登ると北随神門があり、その先に拝殿・本殿になる
本殿は室町時代に足利義満作が再建したもので2連になっている珍しい「比翼入母屋造」という唯一無二の造りで「吉備津造」とも言われている
この神社は何といっても回廊で360m程も続き、摂社・末社もある
この回廊は昔はここまで海で港の要素もあったとか
岩山宮は地主神を祀り、6月は紫陽花も見どころのようで、主祭神の両親が祀られた社もある
伊勢神宮の外宮などと同じく神様に御饌(御食)を授ける場所「竈」があり、この音で吉凶などを教えてくれるよう
雨月物語の吉備津の釜に登場する
↑HP↓youtube
→矢置石
大吉備津彦命と温羅(ウラ)の戦いの伝説が残る石のよう。
→北随神門@重文
神社正面からの参道途中に建てられている。
→拝殿@重文・本殿@国宝
圧巻の大きさを誇る本殿・拝殿は、国宝。桁行きが約14.6m、梁間は約17.7m、棟高は約12m、建坪は約255平米で、京都の八坂神社(私のNOTE)に次ぐ大きさで、出雲大社(私のNOTE)の約2倍以上の広さのよう。
祭神は大吉備津彦命(オオキビツヒコ)で相殿は「吉備津五所大明神」である。
本殿の屋根は2つある「比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)」で、全国で唯一の様式なので「吉備津造」とも呼ばれている。熱田神宮でも尾張造という独自の様式だったが、神明造に変えるなど標準化・共通化されているが、独自の様式を守るだけのものがあるということだろう。
過去2回火災によって焼失したが、1425年に再建された。それ以来、解体修理もなく現代に伝えられている。
拝殿・本殿周辺で白猫と遊ぶ。
→一童社
「いちどうしゃ」は、菅原道真と芸能の神様「天鈿女神(アメノウズメノミコト)」を祀る。進学合格、芸事上達のご利益があるり、絵馬の「祈願トンネル」を通って参拝する。
→回廊
雰囲気があります。参拝したときは通ることをお勧めします。 その昔、ここまで海で船着き場の名残ともいう人がいます。
長さ約398mの美しい廻廊ですね。1573年から約20年間かけて造られたもの。廻廊は本殿・拝殿から、本宮社までつながっており、廻廊には「えびす宮」や「あじさい園」「御竈殿(おかまでん)」などがある。
廻廊の途中にある石段の両脇には、6月下旬になると約1500株の紫陽花が咲き乱れるよう。
→御釜殿@重文
金曜日を除く毎日、「鳴釜神事」が行われる。『雨月物語』にも鳴釜神事についての物語がある。。
https://www.youtube.com/watch?v=mNu44sGbWos
ウラの首は地下に埋めても13年間もうなり続けたそうな。その伝承をもとに、炊き上げる釜の鳴る音で吉凶を占うのが「鳴釜神事」で、今でも続いている。祈祷受付のときに申し込めば体験できるよう。
湯気の立つ釜からうなるような音が響きます。鳴れば吉、鳴らなければ凶。
→回廊:本宮社
五所大明神の1社。祭神は「孝霊天皇」で主祭神「大吉備津彦命」の父である。
→新宮社
五所大明神の1社。祭神は「吉備武彦命」で、若日子建吉備津日子命の子。
→内宮社
五所大明神の1社。祭神は「田弓矢比売命」で大吉備津彦命の妃。
→三社宮(春日宮、大神宮、八幡宮)
→岩山宮
五所大明神の1社。祭神は「建日方別命」で吉備国の地主神。
→その他(滝祭神社、えびす社、祖霊社、宇賀神社)
→南随神門@重文
吉備津神社では最古の建造物。
★春季大祭
★すす払い神事、矢立の神事
★おまけ
▽吉備津彦神社(岡山県岡山市北区吉備津931)
ここからは公式HPの境内マップの番号とリンクさせます。(行った時の記憶が薄いだけだけど。)
→⑲随神門、⑰大燈籠、⑱手水舎
→①本殿、②渡殿、③祭文殿、④拝殿
すごく面白い構成ですね。拝殿と本殿の間に社殿2つがありますね。ポイントは渡殿と本殿の地下です!?
渡殿と本殿に地下通路があります。ちなみに祭神は「大吉備津日子命」と吉備津神社と同じです。ただ、孝霊天皇の皇子である「吉備津彦命」、孝霊天皇、孝元天皇、開化天皇、崇神天皇、彦刺肩別命、天足彦國押人命、大倭迹々日百襲比賣命、大倭迹々日稚屋比賣命、金山彦大神、大山咋大神も祀っており、吉備津神社より祭神は多い。
参拝した2015年は改修中でしたね。
→本殿右:⑫天満宮、⑩子安神社、⑪七つの末社
京都・北野天満宮から福岡・太宰府天満宮に左遷されたときに立ち寄ったらしい。しかし、この言い伝えを線で結ぶとどうなるのだろうか。天神信仰が流行ったので分霊しました!勧請しました!って絶対あるのに、みんな立ち寄った説を言いますよね。
まずは子安神社です。祭神は神産のイザナギ💛イザナミですね。コノハナサクヤヒメ、タマヨリヒメも祀られています。子安神社の脇に自生する蕨(ワラビ)を夫婦で食べると懐妊するという伝承があるそうな・・。
「⑪七つの末社」に桃太郎伝承の神々が祀られています。ここがメインスポットだともいえる。
まずは「下宮」で祭神は「倭比賣命(ヤマトヒメ)」ですね。このヤマトヒメはあまり表記されないが、あのヤマトヒメでよいのかな・・。そういえば、元伊勢比定地・候補地はほぼ関西なのですが、岡山にも1社ありますよね。
2社目は「伊勢宮」で祭神はアマテラス。やはり元伊勢伝承か主祭神が古代大和の人だ!ということなのかは不明。
次に、「幸神社」で祭神は導きの神・サルタヒコですね。
ここからが面白いですね。「鯉喰神社(こいぐいじんじゃ)」の祭神は楽々森彦命荒魂(ササモリヒコノミコト アラミタマ)となっています。ということは和魂はどこだ?という話ですが、倉敷市・鯉喰神社がそうなのかもしれません。
ちなみに桃太郎に鯉??という感じですが、元の話である鬼のウラは鯉に変化し桃太郎が食べたということになっているようです。なのでここは鬼のウラを祀るということなのでしょうかね。
ということで、「矢喰神社」が横にあり、祭神は吉備津彦命御矢(キビツヒコノミコトノオンヤ)とあるので主祭神が「矢になったときの姿」ということですかね。
次に何が来るかというと「坂樹神社」で祭神は句句廼馳神(ククチノカミ)ですね。って、ここにきて期の神様です。
最後は祓戸社です。
→オマケ
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