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日本紀行

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日常と非日常の間
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#土地

旅先で本を買う時間がいい。In 知床

旅先で本を買う時間がいい。In 知床

旅先の本屋を訪れるのが好き。旅で訪れた土地の歴史や風土をみたりきいたりすると、旅行者の自分が少し、その土地で暮らす人たちに近づいた気がする。

町の書店で店主さんと雑談をして、おすすめの、その土地だから買える本を買う。

朗らかな店員さんに当たると、本を選ぶまでの会話がすごく楽しい。おすすめの食べ物やお店を聞いたり、自分もこの土地に住んでいる側にいるような気分になる。

色々な土地を旅してきて思う

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明治15年から140年。手で熱を感じ、かつお節をつくり続ける、「カネサ鰹節商店」。

明治15年から140年。手で熱を感じ、かつお節をつくり続ける、「カネサ鰹節商店」。

20代では訪れたことのない土地へいく、冒険のようなひと時を求めていた。世界遺産という言葉につられ、壮大な場所を求めた。それが少しずつ、誰と旅をするのか、何を体験するのか。そんなことを大事に思うようになってきた。ふと振り返ると、思い出すのは地元の人との何気ない会話だったりする。

旅で訪れる場所は、そう何度も訪れることはできない。けれど、そんな短い時間の中でこそ、土地の文化や風土を体験したいと思うよ

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