文化旅行紀

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編集者。カメラマン。旅と写真と音楽。原体験が感覚を変える。視点を変え、地域の魅力をアップデートする。 ゲストハウス経営 http://lnk.osaka ▶︎メディア http://neoosaka.com 運営

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    日常と非日常の間

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    大好きな場所で流れる時間を切り取ります。たとえ一瞬でも写真をみて心が落ち着いたら嬉しいです。

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4年間のゲストハウスの経営を終えて。

お知らせ。 2016年9月から経営していたゲストハウスを昨年12月に廃業しました。約4年間、宿泊してくれた方、コーヒーやお酒を飲みに訪れてくれた方、本当にありがとうございました。今は大阪を離れ、神奈川の実家に戻ってきています。 今後の進路が決まり、落ち着いて文章を書ける心の余裕ができました。今に至るまで、たくさんメッセージに返事ができず申し訳ありませんでした。 開業からの4年間、北海道から沖縄、海外に至るまで、大学生、社会人、たくさんの人たちが泊まりに来てくれました。中

        • だからこの劇団に惹かれ、福岡に住んでみたいなと感じるのかな

          自分の素直な想いにそってつけたタイトルがこれだった。演劇は私にとって決して身近なものじゃない。私が福岡の劇団「万能グローブガラパゴスダイナモス」を観に行く理由は「福岡に住んでいる面白い劇団の友だちが東京に来るから会いにいく」だ。けれど、それだけだと、個人的な愛着がないと演劇を観に行くきっかけがなくなってしまう。なので「万能グローブガラパゴスダイナモス」の魅力を考えて、客観的に言語化してみた。 わざわざ劇場に観に行くのって緊張するよ。日常では使わない駅で降りて、普段は開けない

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        4年間のゲストハウスの経営を終えて。

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        記事

          旅で出会った素敵な本屋の話。また知床に行きたい。

          朝日新聞の朝刊で知床の遊覧船の事故から5ヶ月が経ったという記事を読んだ。時の流れの速さを感じる。北海道知床を訪れ、神田書店の店主さんと楽しく話をして知床の写真集を買ったとき少し勇気を持って話を切り出してみた時の話 https://note.com/yamshita0129/n/ne1e51d3a21b8 のつづき。メディアを通して得る情報だけではない、実際に足を運び、話を聞いて、五感で感じることの大切さを忘れないように書き残してみた。 「4月に知床で観光船が沈没した事件があ

          旅で出会った素敵な本屋の話。また知床に行きたい。

          椅子とテーブル

          椅子とテーブル

          イスがいい!

          イスがいい!

          何してるのかな?

          何してるのかな?

          旅先で本を買う時間がいい。In 知床

          旅先の本屋を訪れるのが好き。旅で訪れた土地の歴史や風土をみたりきいたりすると、旅行者の自分が少し、その土地で暮らす人たちに近づいた気がする。 町の書店で店主さんと雑談をして、おすすめの、その土地だから買える本を買う。 朗らかな店員さんに当たると、本を選ぶまでの会話がすごく楽しい。おすすめの食べ物やお店を聞いたり、自分もこの土地に住んでいる側にいるような気分になる。 色々な土地を旅してきて思う。うつくしい景色は記録に残るけれど、またこの土地を訪れたいと思うのは喫茶店のマス

          旅先で本を買う時間がいい。In 知床

          飛行機からの眺める南三陸!

          飛行機からの眺める南三陸!

          さあ、今年のお中元は何をおくろうか?

          30代になると、結婚したり、子どもが生まれたり、それぞれの暮らしのペースが出来上がってくる。どんなに仲の良い友人でも、少しずつ会う回数が減っていく。 そんなとき、仲のいい友人から贈り物をもらうと嬉しいものだ。でも、贈りものって誕生日以外に贈る機会があるのだろうか。そんな想いを抱いている人におすすめしたいのが「お中元」。 30代、編集、カメラマンを生業とする私がお中元をおすすめする理由を紹介していく! 一年に一度、相手への思いやりを今は数年に一度しか会わなくなってしまった

          さあ、今年のお中元は何をおくろうか?

          京都といえば鴨川!

          京都といえば鴨川!

          スーーと続く おだやかな海

          スーーと続く おだやかな海

          チーナのライブが教えてくれたのはアーティストとお客さんが共に作り上げるもの。

          36歳になった。一般的に大学を卒業する22歳。大学を卒業してから、もう10年以上がたった。30代も後半になる。同年代の人は、2人目の子供ができたり、仕事で責任のある立場に立つ機会が増えたり、転職することになったり、色々と変化のある年代であろう。 そんな30代の頑張っている人に生で聴いてほしいのがチーナというバンド。メンバーのそれぞれ20代から音楽を続け、30代を超えてきた。その音には若いバンドにはない奥行きと懐の深さがある。 「音楽って、お客さんとアーティストが一体となっ

          チーナのライブが教えてくれたのはアーティストとお客さんが共に作り上げるもの。

          どこまでいっても人は自分から逃れられない。映画「山歌」

          人は誰でも、それぞれの道が正しいと思って進んでいく。しかし、自分が正しいと思って歩いてきた道が、誰かの不幸につながっている。そんなふうに考えたことはあるだろうか。山歌は一歩立ち止まり、多様な視点をもつ大切さを教えてくれる映画だ。 STORY(ストーリー)主人公は受験を控える中学生則夫。父親から「お前は他の子とお前は違う。とにかく勉強しろ」プレッシャーを受け、追い詰められていく。 そんな日々の息苦しさをまぎらわせように川を訪れたとき、流浪の民・サンカ(山窩)の男と出会う。サ

          どこまでいっても人は自分から逃れられない。映画「山歌」