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読書のことやエッセイを定期的に書いていきます♬

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本が好きです。友人を作るのはなかなか難しいですが、本の中には友人も先輩もいるし、尊敬できる師もいます。 そんなことを書いていければと思います。 また、日々のエッセイも書いていきま…
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「土光敏夫」氏の本

「土光敏夫」氏の本

僕の本棚には、同じ本が2冊あるいは3冊あったりする。

なんで?と驚かれるかも知れないけれど、理由は簡単で、読書量が多いとかでは無くて齢を重ねてくると好みがはっきりしてきて、読む対象が限られてくるからである。

好きな作家や対象がいるとそれを好んで読もうとする。逆に言うと、好みでなかったり、肌に合わないといくら読もうとしても頭に入って来ない。途中で投げ出したり、楽しみの筈の読書が苦痛になったりする

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ウクライナのことを考えると心が痛くなる。

ウクライナのことを考えると心が痛くなる。

2/24に強大国がウクライナに侵攻を開始した。

2/24に強大国がウクライナに侵攻を開始した。その日からニュースが気になり、SNS等でずっとニュースばかりを見ていた。この日は私の誕生日だった。

当初Natoやアメリカ、国際連合やヨーロッパ連合の協議を見るにつけ、この紛争は早期に解決するのでは無いかと大いに期待していた。

ところがどうだろう。少しも解決への道筋が見えてこない。

毎日戦争の映像

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こんな恋にあこがれる。

こんな恋にあこがれる。

「淳之介さんのこと」     宮城まり子著

最近ニュースで先日亡くなった宮城まり子さんと「ねむの木学園」のことが出ていたので、書こうと想ってこの本を取り出した。この本は、吉行さんが亡くなった後に出版されたもので、たまたま眼に入り購入したものである。

吉行さんと宮城さんのことを知っている人は知っているのだろうが、高校生の頃の僕には意外であった。なにせ病気と酒と女性に耽溺する作家と片や女優であり身

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会社の同僚がピンクのリボンのパッケージでこの本をプレゼントしてくれた。

会社の同僚がピンクのリボンのパッケージでこの本をプレゼントしてくれた。

「生き方」        稲森和夫著

言わずと知れたあの稲盛和夫氏の著作である。

 もう出版されて何年も経つが、今も読まれ続けている。

 この本は、僕がベトナムに来る時に、僕の師匠であり同僚である宮地さんから頂いたものである。

 本人のキャラクターとは裏腹に、透明のセロファンに包まれて、ピンクのリボンがついているのに驚いた。

「どういう趣味なのだ?」と思ったが、とても嬉しかった。

 仕

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映画の話。「慕情」 1955

映画の話。「慕情」 1955

「慕情」やはり古い映画が好きなので………!

この映画が好きで、今でもたまに見る。

もともと映画より先に、この映画音楽が好きでよく聞いていた。学生時代だからはるか40年前になるのだが、親しい先輩がこの曲が大好きでよく聞かされたのである。

彼のご両親が若い頃にこの映画を見て、いたく感動されてよく聞かされたらしい。先輩は西宮に住む、都会の匂いのする家庭だったようである。

映画自体は、1955年の

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ベトナムへ来て初めて【茶道】を知ることになりました。

ベトナムへ来て初めて【茶道】を知ることになりました。

「日々是好日」          森下典子著

これはお茶のことを書いた本である。

これはお茶のことを書いた本である。黒木華さんや樹木希林、多部未華子さんが出演した映画としても知られているらしい。僕は見たことがないし、また女優さんの名前にも、うとい。

実は、抹茶を呑ませて頂いたのもこのハノイへ来てからのことで、それまではお茶とは無縁の生活をしてきた。

ではハノイに来てから茶道に親しんだかとい

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本が捨てられないので、ベトナムへ持って来た。

本が捨てられないので、ベトナムへ持って来た。

現代詩文庫12  「吉野弘詩集」  思潮社

本が好き。

本が好きなのでたくさん持っていたが、ベトナムに来るというのでかなり処分した。

気に入っている棄てられない本をいくつか持ってきた。ダンボール2箱位だったと思う。後は思いきりよく棄てた。

というのは嘘で泣く泣く棄てた。カミさんも本好きではあるが僕とは全く違う。流行の本を買ってきて読むが、溜まってくるとあっさり処分する。そこが僕と決定的に違

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今日は、ボクのあこがれの人のことを書きます。

今日は、ボクのあこがれの人のことを書きます。

「私の文学放浪」    吉行淳之介

都会的で颯爽として、知的で、かっこ良かった。

多分最初は雑誌か何かで吉行淳之介の本を眼にして、直ぐにファンになってしまった。まさに僕のアイドルである。都会的で颯爽としており、とにかくかっこよかった。

高校生の頃のことである。斜に構え、人生に多くを期待していなかったが、高校の国語の時間に村上貞治先生に読書感想文を褒められてから、読書に興味を持つようになった。

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子供の影響でブラスバンドがとても好きになりました。

子供の影響でブラスバンドがとても好きになりました。

「ブラバン」    津原泰水(つはらやすみ)著

家に帰るとこの本が置いてあった。

その頃、娘が吹奏楽をやっていたものだから、それをテーマにした小説だと思った。娘かカミさんが買ったものに違いないということで早速手に取った。

まだ誰も読んだ形跡が無かったのだ。

すると、これがことのほか面白くて一気に読んでしまった。結構厚い本で、表紙には女子高生がトランペットを吹く姿が描かれている。

娘が入っ

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最近の女子は上昇志向で、ボクはついていけない。

最近の女子は上昇志向で、ボクはついていけない。

「美女入門金言集」    林真理子著

ひょんなことからパラパラとめくったら意外と面白いので、一気に読んでしまった。

章ごとに、番号が振ってあって1番からある。1はこんな感じ。

1.美女はシンプル、美女は賢い。美女はさりげない。

 女優の川島なお美さんたちと「魔性の会」を結成した。彼女はすべてのことがすごく自然で可愛らしいのだ。そして私の心の中にある最大の謎を彼女にぶつけてみた。「そんなに飲

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すり減っていた心が元気になるそんな本です。

すり減っていた心が元気になるそんな本です。

「禅シンプル生活のすすめ」 

            枡野俊明(ますのしゅんみょう)著

この本は、お寺のご住職であり、また庭園デザイナーとしても世界的に活躍されておられる枡野さんの著作である。

この本には、仕事や毎日の生活がいきづまった折に、何度も助けられたことがある。

禅のシンプルな生活、「禅的生活」のことが多く語られている。

いくらこの世の中が「生きづらい」と嘆いてみても、世の中は簡

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最近の小説の忘れてしまったものが、ここにはあります。

最近の小説の忘れてしまったものが、ここにはあります。

「蝉しぐれ」  藤沢周平著

書きためたものがあるので、少しずつ出そうと思います。

しかし、読み返すと古い話題があり、どうしようかと?と迷ったがここでごめんなさいと謝ってそのまま投稿することにした。

「トレンドでないものがありますが、ごめんなさい。よろしくお願い致します。」

さて本題。

時代小説のことは知らなかったのだけれど、何かのきっかけで藤沢周平さんがサラリーマンだったことを知り、それ

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大好きな本「星の王子さま」のことを書きました♬

大好きな本「星の王子さま」のことを書きました♬

「星の王子さま」   サンテグジュベリ

この本をもっと早く知っていれば、人生が変わったのではないかと思う。そんな本である。

残念ながら、僕は田舎の兼業農家だったものだから、野山を走りまわって育ち、知的に育つ環境はまるで無かった。

友達には、両親が学校の先生という家もあって、「子供世界文学全集」や百科事典などの本が家にそろっていて、知的環境は遥かに優れていた。

子供心にも凄くうらやましかった

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シューシューという熱々コロッケを食べたくなったので、無謀にも挑戦しかしコレが思いの外手強い!

シューシューという熱々コロッケを食べたくなったので、無謀にも挑戦しかしコレが思いの外手強い!

野菜のデリバリーを始めた。

自炊を本格的に始めたのは、佐川急便の藤田さんから、ベトナムのハノイにも日本品質のデリバリーの野菜がありますよと紹介されてからである。S急便で配達しているらしい。

 藤田さんもハーフサイズの野菜を2週間に1度取っていると言うことで、では僕もと言うことでお願いした。

 始めてみるとこれが実に便利で、玉ねぎやジャガイモ、ニンジン、キャベツにほうれん草と日本と同じ野菜が組

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