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AI以前に失われている!?

昨今、AI導入により知的労働ではない単純労働やその労働者ではないと成り立たない労働は消滅すると良く言われます。

本当にAI導入だけが原因でしょうか!?それとも既に労働は何かに奪われているのでしょうか。

1.IT革命から?もっと前から?

確かに私もそういった節があるのは、ほぼほぼ確実だと思います。実際ファミリーレストランでロボットが、配膳に来る光景をテレビだけでなく目のあたりにした事もあります。

着実と、誰でも出来るような仕事はAIに奪われていくでしょう。

しかし、労働を奪うと言う意味では何年も前からそれは始まっているのではないでしょうか。

1-1.IT革命後

例えば

・スマホやパソコンでアマゾンをポチっと押して商品を発注する時点で、全国の街角の販売員の減少はありませんでしょうか。

・便利な会計ソフトを簡単にダウンロード出来る事によって、本当に企業の経理担当の人間があまり減少していないでしょうか。

・大学の講義をオンラインで完結する事により、キャンパスに常駐している大学職員や警備員が全く減少していないでしょうか。

・大手回転寿司のシャリロボによって寿司職人は仕事を奪われなかったでしょうか。

これら、全てAI(人口知能)とはあまり関係ありませんが、少なからず労働者の減少に繋がっていると考えられるわけです。

つまり、労働を奪っているのはIT革命から少しづつ始まっているのです。

※仏壇、車、マイホーム等の高価かつ、人生のイベントに合わせた買い物に関しては、販売や営業の人間の減少はみられないかもしれませんね。

2.DX導入等で人材不足解消をうたう事自体が裏付け!

ところで、介護の業界は人手不足が深刻です。DX導入により、利用者の体調管理や記録入力を簡易化し、労働者の動力をなるべくかけないように、厚労省もリードしております。

これは別にAIを使ってのDXというわけではありません。

※DX(デジタルトランスフォーメーション)とはデジタル技術を活用して製品やサービス、業務等を変革していく事

介護施設側のITスキルの欠如や、導入コストなどが理由で中々導入が進まない状況ですが、今後少しづつでも上手く進んで行けば、人材不足解決の一役を担うのではないでしょうか。

しかし、これは人手に困っていない業界、業種の労働者によっては大きな足枷となる事も否めません。

例えば、仕事内容にはよりますが、エンジニアや専門分野の色があまり強くない事務方の仕事等はその典型なのではないでしょうか。老若男女に人気のある職種です。

こういった職種の雇用を持つ中小零細企業や、個人事業主にとってはIT革命は人件費削減において少なからず検討するきっかけにはなったと考えられます。

3.AI以前に奪われている!?

上でお伝えしたように、誰でも代用が聞くような仕事はAIに多かれ少なかれ労働を奪われるでしょう。

しかし、それはIT革命と騒がれてから現在に至るまで常日頃、じわじわと影響を受けてきた延長と捉えても過言ではないと私は思います。

IT革命以降に国や企業はどうやって日本の雇用を守ってきたか、もしくは守れなかったかと言う事に今後のAIの導入による、労働の喪失を防ぐヒントが隠されているように感じます。

そもそも社会保障によってはそんなに労働が必要かという大きな話にもなりますね(笑)

AIに負けずに頑張ってい(生)きましょう!!



御一読ありがとうございます!!


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