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皆そうなのか!? 歳をとると子供に返る!?

老いては子供に帰ると言われます。何度も同じことを言ったり、わがままになったり、確かに、子供に近いかもしれません。

1.子供っぽくみえてしまう

私が高齢者介護やケアマネージャーに従事してきて思うのは、どうしても高齢者は心身がいう事を利きません。
 
そうなると、冒頭のようにどうしてもわがままになったり、相手の事を思いやる余裕等ありません。
 
傍若無人に振舞う様子は子供に見えてしまわなくもないでしょう。 

2. 心身の衰え

何かしらの疾病で心身辛い方が多く、自分の事しか考えられなくなる時が多いと思います。自分に余裕がなくなれば、相手の事を考えられなくなるのは老若男女共通です。
 
高齢者は身体機能が衰え、それにより様々な行動制限や心身の不安が生まれ、周りに気遣いする事や、言われた事に対しての受容がスムーズに出来ない事が多くなります。

3.名台詞『お腹空いた』

例えば、介護施設で良くある光景に、利用者さんが『お腹空いた!』と言うセリフです。これは、確かに認知機能も多いに影響されておりますが、満腹中枢もよくわからなくなっているのです。
 
直前に食べた証拠ではないですが、形跡等を見せると案外納得する利用者さんもおります。
要するに、納得すれば落ち着かれる様子を見ると子供とは違います。
 
又、そういった事を繰り返す人でも他の事、例えば、会話や、手芸等になると人が変わったように、自己を確立する方も多いです。

4.一端だけで判断できない

老いると、子供に帰るというのは、そういう面もあるかもしれません。しかしながら部分的な事も非常に多く、一端だけで判断出来るものではありません。
 
結論として言える事は、子供っぽい面が出てきやすいという事は言えるのではないでしょうか。それと本当の意味で、子供に返るというのはまた別次元の話にも思えます。

勿論、何歳になっても認知機能がしっかりされている方も多くいらっしゃいますのでそういった方は子供っぽい面など表出されにくいでしょう。

いづれにせよ、端的に判断は出来ないと思います。

若年性アルツハイマーも増加しているので、明日は我が身だと思い優しい気持ちでいたいものです。



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