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仕事の流儀は人生の流儀かも

ちょっと古い考え方だと思いますが、私の働く流儀を正直にお話します。

定年退職して、1年4ヵ月が過ぎました。私はがむしゃらに仕事を続けていた日々を懐かしく思い出します。楽しくもあり苦しくもあり、仕事が人生そのものだったように感じています。色々なことがありました。泣いて笑って、悔しい思いもいっぱいしました。

それらすべてが、私の66年の人生の貴重な財産になっています。私は自分自身で仕事を選び、その場所でもがき苦しみ、前へ前へと進んできた自分を褒めたいと思います。

最近は、同じ職場に長く勤め、骨をうずめる考え方は古いと思われているかも知れませんが、私は大学を卒業してから65歳まで同じ職場にいて仕事を通して人間性を磨き、職場人生を卒業したことを誇りに思っています。

昭和52年に放送局に入社した私は、テレビ局のアナウンサーとして長く仕事をして、その後、制作の仕事に携わり、番組を制作してきました。

私には私なりの仕事への向かい方がありました。
挫折しかけて、全てを投げ出したくなった時に
いつも自分自身に問いかけるのです。

「何のために働いているのか」
「誰のために働いているのか」
「働く目的は何なのか」

「生活の糧を得るためか」
「生きがいを探すためか」

「一芸に秀でるためか」
「仕事を極めるためか」

「人と出会うためか」
「人生を学ぶためか」

「社会に貢献するためか」

悩んだ時に、その時々の自分に問いかけてきました。そして、その都度自分なりの答えを出して、納得しながら前に進んできたのです。
気づいたら43年という歳月が過ぎていました。

私はどちらかというと不器用で、人と比べて進み具合も、理解力も遅い方だと思います。そんな私がひたすら同じ職場で仕事を続けてきたことに私自身も驚きます。

人との出会いも良かったのかも知れません。周りの方たちのサポートで乗り切ったこともたくさんありました

私は、仕事をする時に、取材対象に真摯に向き合うことをもっとうにしてきました。
テレビの視聴者を裏切らない取材をし放送しようと誓っていたのです。

嘘をつかない、誇大表現をせず、取材や編集には手抜きをせず、視聴者にできるだけ分かりやすくなるように自分の能力の範囲で全力投球しました。

人にはそれぞれ向き不向きがあり、能力の差もありますから、仕上がりに違いがあったにせよ、とにかく自分の中のベストを尽くすことを目標に仕事を続けてきました

自分にとってやりがいがある場所で自己実現しながら出来る仕事だったから、長く続けられ、ベストを尽くそうと努力できたのかも知れません。だからこそ、仕事の過程の中での、嫌な事、辛い事、悲しい事、耐えがたいことを乗り切れたのかも知れません。

しかし、自分自身も常に仕事にやりがいと意味を見つけて、モチベーションを高めていたことが、仕事を楽しんで続けられた一因だと思います。


どんな仕事でもうんざりすることや挫折はきっとあるでしょう。その時、自分の思いをどのようにコントロールできるのか、それは仕事でなくても、人生でも同じことではないかと思います

私は仕事も人生も自分自身の考え方で、充実感も幸せ感もやりがいも変わってくるのではと思います。

今の仕事に意味を見つけることはとても大切です。自分自身の人生の中で自分がやっていることはどんな意味があるのか常に考えるのです。

私は今、自分自身の老後を生き生きとしたものにするために、こうしてnoteに毎日投稿を続けています。



【毎日がバトル:山田家の女たち】

《常に納得して一生懸命がええんよ》


夕飯に豚肉の生姜焼を食べた後のばあばと。

「あんたは、仕事を始めたら食べるんもやめて一生懸命なんよ、融通がきかんのよね」

「常に自分が仕事に納得しながら、一生懸命やってきたんよ、精一杯のことをしておいたら、自分が満足するんよ」

あんた、私に似とらい

私の流儀は母の流儀に似ているようです


【ばあばの俳句】


鞭打って刈る夏草や空の青


イラストでは母のものすごい頑張りが描かれています。とにかく母は気になる事があると、自分でさっさと片付けています。この日も伸びている木が気がかりだったらしく何も言うことなく早起きして刈っていました



暑くなる前を狙って作業を始めたようですが、いつの間にか夏の青い空が眩しくなったそうです。その空を見て清々しい思いにもなったと言っていました。

それにしてもこのイラスト91歳には見えませんよね




▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。

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私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗

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