屋久島で感動体験!春のボランティア体験記
私は、元SEのWEBライターとして活動しているマミです!
この春、2週間の屋久島ボランティアに参加しました。
ふと「世界自然遺産の島、屋久島に長期で滞在してみたいな~」と思い、ChatGPTに質問したところ ”村おこしNPO法人ECOFF” のボランティアを紹介されました。
要綱を見て、「私の求めてるものだ!」とビビッときて、申し込みました。
屋久島でのボランティアは、ただの社会貢献活動を超え、自身の成長や新たな価値観を見出す機会となりました。
また、屋久島の独自の自然と文化に触れ、生活の多様性についても学びました。
2週間の長期ボランティアでしたが、密度の濃い時間を過ごしたため、あっという間に時が過ぎてしまいました。
屋久島でのボランティアは、一生忘れられない素晴らしい経験となったのでその体験記を残します。
”ECOFF”が提供する「屋久島ボランティア」の紹介
私は2/1~2/14(13泊14日)で屋久島ボランティアに参加しました。
「屋久島サウスビレッジ」という施設(ゲストハウス、シェアハウス、食堂、コワーキングスペースなどの複合施設)に滞在し、田舎暮らしをしながら、地域の農家さんのお手伝いをしました。
全国からあつまった同年代の仲間と共同生活をしながら、活動しました。
農家の手伝いや地元の人々との交流、自然体験をすること…。
日常生活の中でのささいな行動が、いかに地域活性化につながるかを学びました。
ECOFFは「都会の人に田舎の魅力を知ってほしい!」という思いから、立ち上がりました。
都市と農山漁村の共生・対流に関する優れた取組を表彰する「第16回オーライ!ニッポン大賞(平成30年度)」に選定された団体です。
全国各地、一部海外で開催されているので、「長期滞在したい場所がある!」「新しい経験をしたい!」「社会貢献活動に興味がある!」「普段の生活では関われない人と繋がりたい!」という方はいちど覗いてみるといいかもしれません。
↓ECOFFの屋久島ボランティアについてはこちら!
https://ecoff.org/murabora/yaku
屋久島ってどんなところ?
屋久島は、世界遺産にも登録され、縄文杉や白谷雲水峡など、圧倒的な自然美に満ちています!
映画『もののけ姫』の舞台としても有名で、その神秘的な苔むす森は多くの訪問者を惹きつけます。
また、島内には24の集落が点在し、それぞれが独自の文化や伝統を育んできました。
特に、島の南部では農業が盛んで、柑橘類やジャガイモ、豆類などの多様な作物が栽培されています。
集落ごとに気候が違い、自然のリズムを身近に感じることができました。
屋久島の生活は、自然と深く結びついており、海や川、多種多様な生物との共生の中で成り立っています。
屋久島は、生きた文化と自然が共存する場所として、多くのことを教えてくれます。
主な活動内容の紹介
①タンカン農園のお手伝い
<タンカン農園のお手伝いについて>
屋久島に来て、初めてタンカンを食べました。
正直、タンカンがミカンの中で一番好きです!
皮が薄く、種が少ないから食べやすく、甘みが強く、果汁もたっぷりでとっても美味しいです。
タンカンは温暖な地域でしか栽培できない果物で、鹿児島県は生産量・栽培面積ともに日本一を誇ります!
この地域の主要産業に携わることができ、光栄でした。
私達は、タンカンの収穫、選果(果物を分類分けすること)、箱詰めなどをしました。
2~4月はタンカンの収穫シーズンで、とても忙しいそうです。
実際に作業をしてみて、沢山の苦労に気がつきました。
タンカンの袋掛けや雑草の管理、台風対策、病害虫の予防と早期発見…など、農家の方々は年間を通じて多大な労力を注いでいます。
また、タンカンは、ヒヨドリによる食害やさび病・黒点病といった問題にも直面しており、味は良くても販売できないことも多いです。
少しでも利益になるように、訳アリとして売ったり、ジュースにして売るなど、様々な工夫をされているそうです。
出荷されるタンカンは、1年を通して様々な困難を乗り越えてできたもの。
タンカン1つとっても色々な人が関わり、長いヒストリーがあると思うと感謝の気持ちが溢れます。
収穫の時期の一部始終しか体験していませんが、農業の現場で直面する課題や喜びを肌で感じることができました。
地元に帰って買い物をする時には、農家さんに協力しようと思います。
〈渡辺さんから学んだこと〉
今回のボランティアで特にお世話になった渡辺さんは、商店と農園を経営し、町議会議員としても活動する、まさに地域の多才な支柱でした。
多忙な中、常に細やかな配慮をして下さり、私たちがただ作業をするだけではなく、地域の文化や人々を深く理解するよう促してくれました!
運転中には地域の歴史や文化について教えてくれ、地元の名物を味わう機会も提供してくれました。
どれだけ忙しくても突発的なお願いごとに対応したり、イベントの企画をしたりなど、「島民のため」「お客様のため」に業務外で慈善活動をされています。
渡辺さんの仕事への献身的な姿勢や、人々との温かい関わり方に、刺激を受けました。
地域活性化のために誰よりも尽力している渡辺さんの元で働くことで、私たちは多くを学び、成長できました。
また、普段は関わることができない様々な人と会話する機会に恵まれました。
地域の方々との対話を通して、島特有のライフスタイルや働き方について知ることができ、自身の働き方について見つめ直すきっかけとなりました!
渡辺さんには、仕事とは何か、人とどう関わるべきか、そして地域に対して愛情を持って行動することの大切さを学びました。
②地域住民との交流
屋久島では人と人とのつながりが非常に強く、島民同士がとても仲が良くて驚きました。
道で出会う人々が会釈を交わすのは、屋久島の日常風景です。
島外の私が話しかけても、フレンドリーに会話を始め、温かく迎え入れてくれました。
また、「高齢者交流サロンはおらま」に参加した際にも、みなさんとても仲が良く、地域の人々の絆を感じました。
小さな交流を大切にする、島ならではの温かさが心地よかったなぁ~。
③ゲストハウスでの生活
ゲストハウスでも素敵な経験をしました。
オーナーのミッキーさんは、その広い人脈を生かして私たちボランティアのスケジュールを手配してくれました。
ミッキーさんのおかげでタンカン収穫だけでなく、屋久トロ(山芋)の収穫やタンカンジュース作りなど、貴重な経験ができました。
さらに、個人的に”会いたい”と思っていた人とお話する機会も設けて下さり、親切心に感銘しました。
夜は、私たちボランティアが腕を振るっておかずを作り、シェアハウスの住人の方々と同じ場所で食事を楽しみました。
食堂でいつも美味しいご飯が食べられて幸せでした。
サウスビレッジには全国各地の人が集まって住んでいます。
みなさん独特な働き方をしているので、お話ししていて楽しかったです。
お仕事の話や、住んでいる地域について、今までの経験や、将来のことなど…色々なお話をしました。
サウスビレッジでの生活で、世界のことや、ユニークな働き方を知るきっかけになりました。
休日には、ミッキーさんの案内で屋久島の観光地を巡りました。
ガジェマルの巨木で遊んだり、滝巡りをしたり、温泉でリラックスしたり、地元の名物を味わったりと、忘れられない体験ばかりです。
サウスビレッジでの生活は、ただの宿泊にとどまらず、多様な背景を持つ人と交流できる貴重な時間でした。
ボランティアをして感じたこと
自然の流れに身をゆだねて生活する感覚は、とても新鮮でした。
星空を見たときや、ガジェマルの木で遊んだときには、屋久島の大自然と繋がっている感覚を覚えました。
また、農家さんたちは、自然のリズムに合わせて仕事をしている点がすごいです。
宮之浦の方は雨が降りやすいなど、同じ島なのに、集落によって天候が違います。
雨が多い屋久島では、晴れていても急に雨が降ることがあります。
農家さんは、その時々の天気に合わせて作業内容を変え、柔軟に対応されていて驚きました。
また、屋久島に移住する方が多いことにも納得です!
都会では味わえない自然の中での生活や、温かく包容力のあるコミュニティで暮らすことは人生を豊かにするはずです!
自然のリズムに身を任せ、地球とのつながりを感じながら人生を楽しむのに、屋久島は理想的です。
最後に
屋久島でのボランティアは、私にとって目を開かせるような貴重な時間でした!
自然を相手に仕事をすることの大変さと、その中に潜む楽しみや喜びを知りました!
ここで出会った、自然の中で生き生きと働く人々の姿は、私にとって新たな憧れの存在となりました。
そして、屋久島が大好きになりました。
温かいコミュニティ、夜空を彩る星々、生命力あふれる自然、素晴らしい山々、清らかな水の流れ、そして地元の美味しい食べ物…
挙げはじめたらキリがないくらい素敵な点がいっぱいです!
ボランティアの良いところは
「報酬の関係じゃない繋がりができること。」
「普段できない経験ができること。」
だと思います。
農業体験を通して、仕事に対する姿勢や、生き方など、人生観を一新するような学びを得ました。
屋久島で学んだこと、感じたこと、体験したことは、私の一生の宝物です!
屋久島で学んだ”ボランティア精神”をずっと忘れないようにします。
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