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ダンス作品『VOICE』創作日誌

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ダンス作品『VOICE』創作の過程を載せていきます。表の目的はプロモーション、裏の目的は「ここに書くことを目的に毎日少しでもリサーチなりなんなり行う」です。
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#リサーチ

VOICE創作日誌 ヒントを得た

『スイッチインタビュー ryuchell✕平野啓一郎 エピソード2』を見ていて、話しているときの手の動きが徐々に、ときにガラッと変わるのが面白かった。
そして話しの内容を介して、二人の共感の数が増えて行く様が見ていてホッとする感じがした。

ノン・ダンス、身振り手振り、2人での対談、ヒントが繋がってきた気がする。

VOICE創作日誌 先人の作品を見る

VOICE創作日誌 先人の作品を見る

越智雄磨『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以降の地平』(国書刊行会 刊)で知った、ジャン=クロード・ガロッタとグザヴィエ=ル・ロワ。両振付家の作品の映像を見た。

ジャン=クロード・ガロッタはたしかにバレエ的で秩序だった美しい動き、統率された集団の美しさがあった。

グザヴィエ=ル・ロワの作品は……どう言えば良いのか。シャツをひっくり返して頭にかぶせて(目、見えてるのか?)にした出演者

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VOICE創作日誌 本を読む

VOICE創作日誌 本を読む

引き続き、越智雄磨『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以降の地平』(国書刊行会 刊)を読む。今日は序説の残り、結語、あとがきを読み、ざっくりと全体で言われていることを把握してから第一章を読んだ。

「ノン・ダンス」という作品のいちジャンルに括られた作品たちの特徴として、単に「漠然と頭の中でイメージする“ダンスっぽいこと”をしていない」、というだけでなく、その当時のフランスで行われていたコ

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『VOICE』創作日誌 身振りの収集 #3

『VOICE』創作日誌 身振りの収集 #3

本日も身振りの収集。今日は👇のパキスタンドラマを見ていた。

大学ドラマなので学生の口論や教授の喋りなどが参考になった。

「あなたはどうしますか?」などと呼びかけている相手に問いかける時は掌を上や相手側に向ける。というのは世界共通かもしれない。

「呼びかけて探している相手が全然見つからなくて怒る」など「匙を投げる」ようなタイミングで、手を上から下へ振り下ろす。これもアメリカの映画などで見た覚

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『VOICE』創作日誌 話し方の収集#2

ダンス作品の新作『VOICE』の創作のため、話す際の身振り手振りをリサーチしている。

今日は『中田敦彦のYou Tube大学』を見ていた。何かを伝えるための身振りには事欠かない。

気づいたこととしては

両腕がたいてい胸の前。

話している内容と動作の一致(「何かを取り込んで……」と話していたら、「離れたところにあるものを手にとって自分のもとにもってくる」ような動き)

真に伝えたいことの前は

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話し方の収集1

話し方の収集1

ダンス作品の創作のため、スピーチや会話などでの身振り手振りを見て気づいたことを書いていく。

👆こちらで上演します。

先日はフランス大統領選のスピーチの模様を見た。気づいたことを挙げると

・腕を体を挟んで反対側(左腕なら体の右側、右腕なら体の左側)へやり、顔もそちらへ向けながら話すときは声を少し鎮めて静かに話している。

・語調を強めるときに腕を体の生えている側(左腕なら体の右側、左腕なら体

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