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私は松本人志から出来ている。

私は中学生の頃から
ダウンタウンの松本さんが大好きだった。
(現在アラフォー)
あまり頭の良くなかった私には
区立の高校で行ける高校の選択肢がなかった。
そんな私に 先生が勧めてくれた
私立の学校の推薦。
(筆記テストがなく推薦を受けれたら ほぼ100%受かる制度←今あるかは謎)
勧められた高校が 当時某局の近くで
私は 「試験もないし ダウンタウンに会えるかもしれないし メチャクチャいいじゃん! ここしかない!」と即決。

その高校に無事入学。
ダウンタウンに遭遇することはできなかったが
たまたま通学中電車で再会した小学校の同級生のお父さんが
吉本興業の芸人さんのCMを撮った関係で 松本さんの
《寸止め海峡(仮)》というライブを観に行くことができた。

ダウンタウンの「ガキの使い」で
放送作家という仕事があるのを知って
「放送作家になって
ダウンタウンと仕事をする!」
と決めて
どうしたら放送作家になれるかを考えた。(当時は ネットで検索なんてなかった)

とりあえず
日大芸術学部に入ろう!
と進路を決めたが
高2で 大学受験用の科目を受けるも
中学でつまずいていた私は
高校の勉強もついていけるわけもなく 早々に挫折。
それからは
テストのない確実に入れる
テレビの専門学校に進路変更をし
勉強はせず
授業中は ネタを書いたりして過ごした。

考えたら 私は 一度も受験勉強をしたことがない。
高校も専門も推薦入学。
11月には もう行く学校が決まって
みんなが必死に勉強していた時期
私は遊び呆けていた。
お笑いを観に行ったり ネタ書いたり
自分のやりたいことだけやっていた。

専門学校には
勉強が一切なくって
授業では ロケに行ったり
企画を考えたり
映像の編集したり
時には司会したり
レポーターやったり
メチャクチャ楽しかった。
授業以外は家にも帰らず遊んでばかりいた。
就職も なんの苦もなく
放送作家見習いとして
受けた会社1社目で受かった。
すべて思い通りの楽勝な人生。

しかし 入った会社は すぐに辞めた。
とにかく毎日調べものをしに
業界関係者御用達の図書館に行き
会議に参加し ご飯を食べに行けば
エロ話ばかりさせられた。
(当時の私に断る勇気はなかった)
当時 女性の放送作家は
少なく周りは男性ばかり。
「これからは 下ネタに強い女性の
放送作家に需要がある」と言われたが
20の私には それが苦痛だった。
そもそも私がやりたいのは
エロ番組ではなく
ダウンタウンの番組だ。
見習い期間は ただ働き 見習い期間を終えたら月収3万。
いろいろ私には無理だった。

専門の先生が「卒業後も相談にのる」と言っていたので
相談したら 「辞めたお前が悪いのだから知らない」と言われて絶望した。
「私が メチャクチャ売れっ子になっても 学校に講師に来てやらないからな。 私が成功したら 専門学校の悪口言いまくってやる」と思った。

当時は専門学校意味なし!って思ってたけど
遊び呆けて ただただ楽しかった専門学校を振り返ると なんとも贅沢な時間だったし通ってよかったなと今は思う。

その後 ティッシュ配りやら
試食販売やら日払いのバイトをしていたら
高校の友達から自分がバイトしてる
回転寿司でバイト募集してるから
と紹介されて 回転寿司で
バイトして
それから またテレビ関係の会社に就職した。
社長とか上司が女性だったので
働きやすいかもって思ったら
そんなことはなく男性優先で
ここで 「なにくそ!」と
頑張るタイプではなかったので
1年で辞めた。
もうこの時点で
放送作家の夢は諦めていたけど
高いお金を払って専門に通わせてくれた
両親に申し訳なくて
テレビの仕事についといたほうがいいかなと思って
その後も
なんとなくテレビの仕事についていた。
就職するまでの腰掛けバイトで
入ったはずの会社の居心地が良すぎて 5年くらいそこにいた。
某局関係の会社で
前職とは違い男性が多く
みんな女性には かなり気を遣ってくれてホントに働きやすい職場だった。
ずっとそこにいたかったけど
そろそろバイト生活もなと思い
某局の系列会社に入ってテレビの字幕を作った。
女性だらけの職場で  じめじめしてて
私には居心地が悪かった。

結局 9年働いた会社を適応障害で辞め
3年引きこもりニートして 今は テレビとは無縁の
歯科助手パート。

こんな感じで なんとなくフワッと漂って生きてきた。

今まで 死ぬほど頑張ったという
記憶はまったくない。
その都度頑張ってただろうが
何かを成し遂げるほど
努力はしたことがないし
達成感を感じたことは一度もない。

面倒なことは 逃げて逃げて
生きてきた結果が 今の私だ。

すべては
松本人志が好きで
ダウンタウンと仕事がしたい!
という思いから始まった。

私が 戦う気質の人間だったら
努力できる人間だったら
ダウンタウンと
仕事ができていたのだろうか?
と考えたりもする。

そもそも
ダウンタウンに出会わなければ
松本人志に出会わなければ
私の人生は まったく違っただろう。

松本人志に出会わなかった私の人生は
どんなだっただろうか?

彼に出会ったから
私は 夢を見れた。
そこに向かって進むことができた。

そうは 言っても 今は
この先の私の人生が結構 不安。
あの頃描いた私は 今ここにいない。

それでもやっぱり 私は松本人志のいる世界に生まれてよかったと思う。

直接「あなたに出会えて
私の人生は幸せです」
と いつか伝えに行けたら最高だな。

以上。

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