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発達障害コミュニケーション

※これは私自身「発達障害コミュニケーション」講座を通って
まとめたものです。

とても長く、薬害のこと、本質と真実が含まれている為途中で有料にしますが興味があれば是非。それまでは公開いたします。

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『認められる』『褒められる』『大事にされる』
『認められたい』『褒められたい』『大事にされたい』
 が、重要となっています。


・見た目じゃわからない

・仲間を作る

・出来ることから少しずつ

・裏テーマ 『出来ることしかできません』

・子どもたちに明るい未来を

・頑張っている方が少しでも楽になりますように

 

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支援方法:ころころ内容が変わる。半年後また変わる。

根本的なものを残しながらどんどん新しいものを取り入れる。

何でもかんでも改善しよう、ではなく『出来る範囲』で実践すればいいとのこと。

 

発達障害を抱えている人は昔からいる。

それは約1300万人〜。エリートだったりノーベル賞取る人だったりと様々な分野を活躍してる人が多かったりする。芸能人だと、

・黒柳徹子さん

・みやぞん

・さかなくん

・ジミー大西 警察犬より鼻が優れているらしい。

* 

発達障害について勉強したほど敵になりやすいです。

『これは間違ってます!』って言っても正しいとは限らないので

それについてお話します。対応とかも説明しますがまず、あなたが出来ることから。

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 子どもの世界は急速に変化している


 ・年齢縦断で選ぶ機会が失われている

・子どもの数は1/3 高齢者の数は3人に一人

・少子化により、一人の子どもに父母、祖父母×2の6人が見ることも→先回り

・スマートフォンの普及コミュニケーション不足

・失敗を許さない社会

・多様性のある子どもが育ちにくい

・少子化により国際化・多分化

・子どもを大切にしない文化へ 大人中心

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今の時代昔に比べて3倍安全になった。ただ、生きづらくなっている。

3歳児検診で怪しいと思ったのは3割。

札幌の中から16000人の中から3000〜4000人発達障害と言われている。

 

失敗を許さない世の中に困ることは疑問、不思議に思わないことが問題。

例えば保育士全員体調が悪いとかではなくマスクをしている。

表情が読めない。

自分の考えがおかしいのか?となってしまう世の中。

漫画だと辛いことは辛い表情で表現するので

それで学ぶ子もいる。

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心が通い合っている意味でラポールという言葉があるが、出来ることしかできないんだから切らなきゃならない時もある。他人の愚痴も不健康の人は傾聴しない方がいい。

 ライフスキル 成人になった時に必要

 

身だしなみ 髪型・服装・清潔・季節感・場所に対応

健康管理  睡眠不足・肥満・体調管理・病院に行く

住まい   掃除・ゴミ出し・住まいの管理

金銭管理  金銭感覚・借金・無駄使い・貯金・計画

進路選択  進学・就労・将来設計 目的・目標

外出    交通手段の選択・使える時間と距離感覚

対人関係  挨拶・マナー・ルール・心理的距離感

余暇セルフケア 休日の過ごし方・リラックス

地域参加  お祭り・掃除当番・近所付き合い

法的な問題 法的な問題に対する対処・規則

 

今の時代社会人になってこれらを最低限しないとまず働けないと言われている。

 

数の理論 1/10の世界

 

・左利きが10人に一人。右利きが10人が9人。どっちが正しい?

・日本人の理論と中国人の理論

もてなしの料理は残さずに食べるのが日本の常識

・感性の違い

・エレベータを呼んでと頼まれたら?

・帰りの準備をしましょうと頼まれたら?

・いつものようにちゃんと掃除をしましょうと指示をされたら?

・この水道で手を綺麗に洗いましょうと指示されたら?

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左利きの子は字を書くとき、字が見えない。

なので屈折したような持ち方をしているのがだいたい。

体験してみないと人はわからない。

----『エレベータを呼んで』と指示されたら----


発達障害・自閉症の子はただそのまま叫んでしまいがち。伝え方によって対応が違う。

そこを理解するようにしましょう。

 

発達障害の歴史と特徴の共通点


たかだか20年あまりの歴史

 ・発達障害研究に取り上げられた年

・精神発達遅滞・・・1981年〜

・学習障害・・・1985年〜

・高機能自閉症・・・アスペルガー症候群1995年

・注意欠陥多動性障害・・・1999年〜

・発達障害の共通点

①中枢神経(脳)の機能障害である・

②原因は様々だが、乳幼児期に症状が顕在化

③症状は進行性ではなく、発達や介入によって変化する。

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環境要因と個人要因のバランス

  

発達障害の子供は先天的に障害を持って生まれるという「個人要因」は40%で、残りの60%は生まれたあとの環境によって発達障害が進行する「環境要因」なんだそうです。

 

遺伝要因→遺伝要因、ドーパミン過剰・興奮、セロトニン不足

環境要因→喫煙・食事・アルコールなど。IT社会・睡眠・低出生体重、遊び・子育て

  

発達障害のポイント

 

・ア 生活年齢や発達年齢に比し、明らかに頻度が多かったり、

程度が強かったりすること

・イ ある程度の期間(通常は6ヵ月以上)持続して認められること

・ウ 2つ以上の場面でその行動が出現すること

・エ その行動のために周囲や本人自身に不利益が生じていること

発達障害とは?

 

・知能発達の障害を中心とする知的障害(精神遅滞)

・自閉症を中心とする広汎性発達障害:自閉症スペクトラム

・多動などの行動の問題を中心とする注意欠如/多動症

・発達のある側面だけが特に障害されている発達の部分的障害(特異的発達障害)*LD(学習障害)などを指す

…の4つを、発達障害の範疇でまとめて考えるのが最も一般的な考え方の一つです。 

知能水準の分類

グレーゾーン→グレーは白ではない。何もしなくていい訳でもない。

精神遅滞(知的障害)の定義

 

・精神遅滞の定義は「18歳までに明らかになる、明確に平均以下の知的能力をもつ」

・適応能力の欠陥または不全が存在すること

ここでの適応能力は、その文化圏でその年齢に対して期待される有能さ

・適応能力を身につければ、医学的に障害は無くなります。

・特にIQ70前後の人(軽度精神遅滞)たちでは、支援を必要としなくなる場合もあります

 

重症度(IQによる分類)

 

軽度 50~55からおよそ70

中度 35~40から50~55

重度 20~25から35~40

最重度 20~25以下

 

IQ70の子は学習障害ではない。

100人の子は普通クラスにいる。

自閉症は8割睡眠不足。

IQ60以下〜特別クラスに行く

 

人は不完全の所に目に行くようになっている。左利きの子の話があったように

健全な子がしないことをしてる子がいたら目立ちからかわれる原因になりやすい。


精神遅滞の原因

 

・原因が不明なもの

・原因が明らかなもの

染色体異常によるもの(ダウン症など)

遺伝子異常によるもの

代謝異常によるもの

生下時の外傷や低酸素状態によるもの

・精神遅滞の不適応の影に、他の精神疾患や身体疾患が隠れていることは少なくありません(診断のくもり)ので、注意が必要です

 

注意欠陥多動性障害AD/HD

 

・不注意・・・集中力にむらが大きい、忘れ物

話を聞いていない、指示に従えない、屁理屈

順序だてが困難、外からの刺激で注意散漫

・多動性・・・手足のそわそわ、椅子上でモジモジ、席を離れる、走り回る、高いところに登る、喋り過ぎる、静かに遊べない、じっとしておけない→成長と共に改善傾向が多い

・衝動性・・・質問が終える前に答える、順番を待てない、他人を妨害邪魔、一番が好き

 

ADHD 不注意

 

・いつも何かをなくしいつも何かを探している

・大事なものも忘れる

・請求書などがたまりいつもギリギリになってしまう

・遅刻が多い

・期限を忘れない

・やればできるのに何で頑張らないの?と言われた

・だらしないと思っている

 

ADHD 多動性・多動性

・退屈な会議が嫌い、思ったことをすぐ言ってしまう

・結論を急ぐ

・衝動的

・家族・部下を巻き込み自分のやりたいことをする

・わがままの行動を通そうとする

AD/HDの殻

 

・AD/HDの症状は、本当の子供の姿を見えにくく殻のようなもの

行動のコントロール機能⇒落ち着かないには理由がある

(注意が過剰)

忘れ物をしたくなくても忘れてしまう、授業中に立ち歩きたくなくても立ち歩いてしまう。

そういうことが起こる。

ADHDの受信時に主訴となる症状

 

・いう事を聞かない⇒ 不注意、多動性、衝動性

・集団活動ができない⇒ 不注意、多動性、衝動性

・悪意の判断がつかない⇒ 衝動性

・ちょっかいを出す⇒ 衝動性

・もめごとを起こす⇒ 衝動性

・学習の困難さ⇒ 不注意

・人に迷惑かけても知らん顔⇒??(環境による愛着障害もある)、PDD(広汎性発達障害)

・コア症状ではない、治療満足度には改善が必要(二次障害??)

病院にも相性があるため、病院選びも大切・・・。 

代償機能の発達で目立たなくなる

 

・代償機能の発達で成長と共に症状が変化

・更に適応は環境の影響を多分に受ける

ある人の前では特性が出にくく、ある人の前では出やすいなどということもある

・不注意などに比べ、多動症状は軽快しやすい

・学校で本人の努力で目立ちやすい『離席』が収まるととりあえず周囲は安心するが、それは席上での多動(手悪さや、そわそわ)や不注意が前面に出ている。

・学習が入らないという点では同じ

 

※イメージだと頭の中で森のくまさん歌いながら何か見るたびに叫んでしまい

人の話し声が聞こえない状態らしいです。それは大変・・・。※

 

*----

反抗性発症(反抗挑戦性障害)

素行症(素行(行為)障害)

・反抗挑発症(反抗挑戦性障害)は、著しく反抗的・挑戦的な

こどもたちにつけられる障害名

・素行症(素行(行為)障害)は、半是行為を伴うもの

・AD/HDの30~45%は反抗挑発症を、18~23%は素行症を合併

・斎藤らの『DBDマーチ』:AD/HD→反抗挑発症→素行症

・時系列の流れ

・素行症の素行症の治療成績が低く対応が難しくなることを考慮すれば、反抗挑発症レベルまでの内に、対処が望まれる。

〇親や教師など目上の人に対して拒絶的、反抗的な態度を取り口論をしかけるなど挑戦的な行動である

〇発達期を通して何年間も続く場合、両親、教師、監督者などの目上の人だけではなく同年代の友人、恋人ともトラブルを起こしてしまい日常生活に様々な障害が発生する 

主な症状 怒りっぽくイライラしている

周囲に挑戦的な行動をする、口論が好き

意地悪で執念深い

合併症

ADHD→年齢を重ねるとともに合併する可能性が高くなる

自尊心→自己肯定感が低下。自分がだめな人間かもしれないと思いそんな自分のことを誰も理解してくれないという気持ちから、周囲の人を信じれなくなったときに起こしてしまう

行為障害→素行症には人や動物に向けた殴るなどの攻撃的な行動や物の破壊、または盗みや詐欺など違反行為が見られる

「よかった」「心配だった」「あんたのこと信じているからね」と伝えるのが大切。

腹が立った時、人は自分の声を聞くと頂点に達する。

悲しみも同様。言わなくてもいいことはいわなくてもいい。

例:被災地に行って話を聞くことは止めた方がいい。

もっと深い悲しみに陥ってしまうから。

「そばにいるね」と知らないといけない。

 

どうしようもないとき、デスノートみたく日記に書くことで精神が落ち着く。

AD/HDの併存障害(USA)


・反抗挑戦性障害 40~67%

・行為(素行)障害 20~56%

・うつ症状    0~45%

・学習障害    24~70%

・(表出表)言語障害 10~54%

・事故       1.5~4倍

・DVDマーチ:AD/HD⇒反抗挑戦性障害⇒行為(素行)障害と経過中で変化していく

・成人期に50~60%課題を持ち越す 

食事と多動も関連 

食べ物にも影響されている。

鮮やかな色した食品添加物等。ADHDの多動誘発になる。

あとタバコ・お酒。

マスコミはお金になるので不都合なことは流さない。

厚生労働省も甘い・・・。

枯葉剤は欧米では禁止となっている。ガン増えてるのは日本だけ。

昔ながらの食べ物が良い。

砂糖はだめ。依存性高い。

青魚のオメガ3→多動を抑える

オメガ6も良い。

鉄分も積極的に取りましょう。 

学習障害(LD)

・読字、算数、書字表出の障害(医学的な分類)

・個別施行された成績が年齢、修学、知的水準から期待されるよりも十分低い

・学習上の問題、読字、算数、書字の技能を必要とする学業成績や日常活動が著明に妨害

・注意欠陥多動性障害、広汎性発達障害、軽度発達遅滞などと合併

・旧文部省の定義、全般的な知的発達の遅れないが、

聞く・話す・読む・書く・計算するまたは推論する。

能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難あり 

芸能人で言えばトムクルーズ、スピルバーグが学習障害。 

読字障害と書字表出障害

・読字障害、特にディスレクシアという文字を音韻化する過程の障害

・文字の音韻化はその言語によって性格が違う

日本語においては、漢字:視覚系、空間の認知などによるディスレクシアも存在。

また、読字障害の中には音韻化された文を

理解するまでの障害(音読上手、内容理解下手)を含まれる

・書字表出障害:読字障害は、普通書字の障害を伴うが、読むことが上手なのに書字になると苦手。構成能力等、いくつか責任となる機能が議論されている

自閉症スペクトラム

・自閉症スペクトラムは、イギリスのローナ・ウィングが提唱した概念

・「スペクトラム」というのは連続体という意味で、重度の自閉症から高機能自閉症・アスペルガータイプの子どもは一見全然違うように見えますが、実は連続しているというのが、ウィングの立場

・DSM5では、DSMⅣの自閉性障害、アスペルガー障害、小児期崩壊性障害、特定できない広汎性発達障害を含め、レット障害を除いて、自閉症スペクトラム(障害)(ASD)となる予定

ウィングの自閉症3特徴

 

1.幼少期までに「社会性の質的障害」出現

相手の立場に立てない(逆転バイバイ)

2.「コミュニケーションの質的障害」

オウム返し、クレーム現象 

遅延性エコラリア(反響言語。単なるオウム返しではなく、前に聞いたテレビのセリフなどを全く別の場面で繰り返す)

 

3.「行動・興味・様式の常同・反復」(こだわり)同じパターンを好む、常同行為

マーク、数字などを好む

 

自閉症は

学会で睡眠時間が短いと統計で発表されている。

2歳から睡眠時間が短いと言われている。連想も苦手。

紙芝居が良い。

 

・こだわりがつよい

・切り替えがはやい

 

例:花粉症だと思い込み違うことを話したら治ったケースがある。

テレビのメディアのせいでだいたい騙されているのもある。

 

自閉症スペクトラム理解の仕方

 

・想像力の障害

・顔を認知出来ない理由

・時間の流れの理解ができない

・比喩、皮肉がわからない

・言葉をそのままとる

・場の雰囲気を読めない

・知覚位置(1人称・2人称・3人称)

・・・・2人称に入れない(相手の立場)

 

自閉症スペクトラム受け身型

 

・自己紹介 何を話していいかわからない

・人の多い場所では何を話していいのかわからない

・話しているテーマが変わっていても気づかない

・パーティなどフリートークの話題についていけない

・疲れすぎると何もできない

・うちでゆっくり過ごすのが一番

・何かと仕事を頼まれるがノーと言えないので仕事が増える

・他人の仕事ができないのは自分の責任だと思う

・困っていることが伝えられない(困っていることが理解できていないことある。)

 

自閉症スペクトラム積極型


・性格がきついといつも言われている

・相手のミスをきつい言い方で指摘する

・目上の方にもはっきりミスを指摘する

・自分のことは見えないので自分がミスしていることに気付かない

・人のミスを指摘する前に自分のミスをなくしなさいと指摘されると意味がわからない

・思ったことを言っただけなのにと思っている

・様々な場面で人の責任にする

・自分の子どもに対する指摘は学校の責任

・他の子どもの責任として攻撃的な発言となる

・家庭においても仕事においてもすべて人の責任にする傾向が多い

・何でいう事を聞かないの?

・何度言えばわかるの?

・私を困らせないで!

・やるべきことをやらないと人間失格的なことを言ってしまう 

⇒⇒経営者、管理者向いてない

 

自閉症スペクトラム孤立型

・毎日同じファッション

・同じ時間に同じことをする

・遊びの誘いは断る

・休日は同じDVDを観るなど同じことをする

・特に不満はないが周りから見ると孤立しているように見える 

アスペルガー症候群の歴史

 

・1944年、オーストリアの小児科医

ハンス・アスペルガーによって初めて報告されたが、第二次世界大戦のため、その論文は戦勝国側では注目されていなかった。1981年、イギリスの医師ローナ・ウィングがアスペルガーの発見を紹介することにより、1990年代になり世界中で徐々に知られるようになった。 

アスペルガーの子の対応は友達になること。

友達にならなければ敵になる。

漢方で興奮状態を抑えられる甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)というのがある。

飲ませるのもいいかもしれない。

 

アスペルガー障害への基本対応


・友達になること

・相手の好きなことを大切にしこちらの手立てとすること

(興味のあることを糸口にコミュニケーションすること)

・相手の長所を褒めること

・選択肢を与えること

・大切なことは小声で使うこと

・ストーリーで伝えること

(このままだとどうなるか、どこをどう変えたら良くなるか、他人の話を使うこと)時にソーシャルストーリも使う

・しっかり説明すること、バージョンアップも必要 

対人認知と共同注意

・対人認知(人を認知する機能)が弱いということがわかっています。

PDDの幼児の前に物と人とを並べると物に注目が集まりやすいことや、

機械音と人の声を区別しない傾向があること

・共同注意とは、目を合わせた人間があるものに注目を移すとき、同じものに注目する、という当たり前に出来ることでありながら、不思議な機能のことです。この機能に遅れがみられる

心の理論と実行機能

・心の理論は、難しく言えば、「人間の行動はその人の信念(主観)に基づいて決定されることを理解する能力」で、よくサリーとアンの課題(誤信念課題)によって説明されます

・実行機能は、「適切な問題解決システムを維持する能力を含む、一連の高次認知機能」と定義。つまり、目的達成のためにいくつかの行動の組み合わせを想起し、行動を起こしてそれを適切に維持・連鎖・終了(あるいは変更)するためのいくつかの細かな機能集合


 

弱い中枢性統合

 ・情報の統合の問題が起こってるいるとする考え方です。私たちは複数の情報を統合して一般的な見通しを立てたりすることが出来ます

・同じ読み方をする違う意味の単語でも、他の単語との関係、すなわち状況や文脈を見て、どういう意味で言ってるかを区別することが出来ます。PDDの子どもたちはこの部分が弱い。

・情報の統合は逆に言えば省略でもあります

 

ミラーニューロン障害仮説


・霊長類や一部の鳥の脳には、自分が行動しているときと、他の個体が行動しているのを見ているとき(自分は行動していない)の両方で同様の活動をする神経細胞がある。

 ・これらの神経細胞はミラーニューロンと呼ばれある種のサルで実在が証明されています

・さらにPDDの成人ではミラーニューロンが存在していると思われる脳の部位に解剖学的な違いがある。これは模倣や共感、心の理論に関係する神経機構と考えられます

 

社会性の障害


・友人を好むように見える

対人関係を持ちたがる子どもが多く、初対面の人にいろんなことを質問したり、友達と一緒に遊ぼうとする。そういうところを見て「自閉症ではない」と言われてしまう

・自分の空間(パーソナルスペース)を守る

急に近づかれるとびっくりする

・人に近づく時や会話時に相手を見ない

 ・形式ばって大人っぽく・難しい言葉や理屈を使い振舞うことで

苦手な社交の場を切り抜けようとする

パターン化した会話で切り抜けようとする。学校で授業時間は問題なくても、休み時間に入っていけない

・相手によってふるまいを変えない

(校長も友人も同じように接する)

コミュニケーションの障害


・話をしていると自分の好きな話題に戻っていく

・冗談、比喩、ほのめかし、皮肉は言葉通りとってしまう

・大人びた話し方や、正確に話そうとしてくどい話し方

・緊張したり、ストレスが加わると普段のように話せない

・表情や身振りが乏しく、相手の表情や身振りの理解困難

無表情に話し、他の人の微妙な感情が読めない

思考の柔軟性の障害


・想像的な遊びが限られている

ごっご遊びの発達が遅れがちで反復的になりやすく、役割を臨機応変に変える

自分で新しい役割を見いだすことなどの想像的・創造的な要素が少ない

・コレクション(物集め)、分解・組み立てなどを好む

・同じ状態を好み、変化を嫌う(服装や髪型、持ち物)

 

思考の柔軟性の障害


・具体的で予測可能なことを好む

あいまいなことがわかりにくく、適当にしなさいと言われても適当がどういうことなのかがわからない

・他者の目で自分の行動を見ることが苦手

相手が考えたり感じたりしていることの推測が困難 

自閉傾向の特徴


・ピンポイント判断で言葉の意味をそのまま受け入れる

・聴覚的刺激より視覚的刺激優位が多い

・勝つか負けるか上か下か〇か×か好きか嫌いか

・恥ずかしい、怖いなどの反応が強い

・一番になりたい。褒められたい

長所

・優れた記憶力

興味のあることは、昔のことをよく覚えている

一度インプットすると忘れない

・狭い範囲での優れた知識

特定の領域でたくさんのことを知っている

・数学や科学に強いことが多い

IQが高い人の中には数学や科学に強い人もいる

・「偏見」がない

先入観がないので、相手の地位が高かろうが低かろうが、同じように振舞う。

いやらしい偏見がなく、極めて素直で率直ないい性格であるといえる

・「合理的」ミスタースポック

極めて合理的で、非合理的なことは言わない

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「〇〇しちゃいけない」という注意・指示・言葉は

言えば言うほどしてしまう傾向がある。

実際にすももの種を口の中に転がしていた子供に先生が

「飲んじゃだめよ!」と注意したらホントに飲み込んでしまい窒息して死亡した子がいる

廊下で走っている子に走って追いかけて止めに入るんでなくて、

止まって「ストップ」と声を上げず低い声で伝えると子供は止まる。

声は叫んで言うものではなく低い声を上げられると止まる。

高く声を上げられると子供は楽しくなってしまう傾向がある。

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