松岡勇樹

国東時間株式会社 代表取締役。 日本文理大学建築学科客員教授。 大分県国東市安岐町在住…

松岡勇樹

国東時間株式会社 代表取締役。 日本文理大学建築学科客員教授。 大分県国東市安岐町在住。 現在大分県国東半島両子山の麓で、廃校になった小学校舎を拠点にして、立体造形作品を制作しています。 http://www.wtv.co.jp https://kunisakitime.com

最近の記事

パスワーク 20 審判

夢日記 0927「20審判」第一夜 夜中の電話 夜中にめざめると、叔母から携帯に着信が3回も入っていました。 なんだろう? 気になったのですが朝いちで連絡をすることにしてもう一度眠りました。(これはほんとのこと) 翌朝、実家の前に車が数台停まっています。 黒服の体格のいい男二人に挟まれて弟が家の中に入っていきます。手錠をされていたかもしれません。 警察官のような雰囲気でしたが、彼らは警官ではなくマトリ(麻薬取締官)でした。 私は彼らの後に続いて家に入りました。

    • パスワーク 19 太陽

      夢日記 0822「19太陽」第一夜 12の玉が円形にならんでいる。私はその12の玉を巡礼している。 一つひとつの玉は人格を持っている。男性人格も女性人格もいるが、どちらかというと女性人格の方がおおいようだ。 それぞれの人格は「玉」とそれを包むカバー(袋)を持っている。 それぞれの玉は一様に透明で、カバーにはそれぞれ異なった奇怪な模様が入っている。 人格がそのカバーをリストバンドのように腕にはめるていることもある。 私は12の人格の一人ひとりに会って、玉とカバーを見せても

      • パスワーク 18 月

        夢日記 0722「18月」第一夜 父と母のゆめ さいしょ父の姿はどこか遠い南洋の島の熱帯雨林の葉影に暮らすドアーフのようでした。こびと族のように小さくて、また痩せてゐて、腰蓑ひとつで家のなかを駆けまわっております。 あたまが大きく前後にながく、かぎ鼻がつきだし耳がとんがり、大きな目にはたしかな狂気がやどってゐました。 父はいま市民病院のベッドで死の床に着いてゐるはずですが、いまここにゐるドアーフの父はいったいわけのわからない異国の言葉を唾きをとばしながら叫んで、家ぢゅう

        • パスワーク 17 星

          夢日記 0630「17星」第一夜 たべるゆめ わたしはなにかを食べているようです。 おく歯でギシギシすりつぶしています。もう口のなかに味が感ぜられなくなるまでギシギシクシャクシャ咀嚼しています。 おいしい? すくなくともまずいものではないようです。噛むほどに旨みが滲み出て、わたしのからだの滋養になるようです。 そういえば、これまでもなにかを噛み砕いている夢はよくみていた気がします。いまはじめて思い出しているのだけれど。夢のなかではあまりに普通のことだったのです。 おなか

        パスワーク 20 審判

          パスワーク 16 塔

          夢日記 0420「16塔」第一夜 私は拡声器で人々に向かって演説をしている。 そこにバケツを手にした、耳の聞こえない、口のきけない女の人がやってきた。 私の手伝いを懸命にしている。 私は演説の内容を変えて、その女の人に向かってプロポーズをした。 結婚しよう、と。なぜだか彼女には私の言葉が伝わったようだ。結婚することになった。 場面が変わって、私は重大な役目を依頼された。 私は即答せずに、しばらく検討してみると応えた。 それ依頼、いろんな場所でいろんな人たちから狙われる

          パスワーク 16 塔

          パスワーク 15 悪魔

          夢日記 0322「15悪魔」第一夜 私は女学生たちと一緒に教室にいる。 若い男性の教授を囲んで話をしている。 私が話す番が回ってきた。私は起立して話し始める。 「私はいま91歳になる父親を介護しています。一人の人間が死ぬと言うことは凄いことです。これから超高齢化がどんどん進みます。20年後いまと同じような行政サービスが受けられるとは限りません。。。云々」 女学生たちは目をキラキラさせながら私の話を聞いている。 「いまこの空間に存在するのは私たちだけではありません。今い

          パスワーク 15 悪魔

          パスワーク 14 節制

          夢日記 0126「14節制」第一夜 正三角形、正四角形、三角柱。 平面の正三角形がある。 三辺に奥行きができ、それぞれが平面になる。正方形。 三つの正方形が組み合わさって立体になる。 そのまわりには四角く切り取られたフレームがある。 同様の手続きが四角形や五角形、六角形もあったようだが三角形だけが最後まで印象に残っている。 夢日記 0128「14節制」第二夜 正多面体が複数ある。見えるのは少なくとも三つ。 正八面体、正十二面体、正二十面体。 三つの立体はそれぞれ動物

          パスワーク 14 節制

          パスワーク 13 死神

          夢日記 1225「13死神」第一夜 4X4。 なにやら腕が必要になったらしくて、手首から先を切り落とすことになった。 なんのことかわからないのだけれど、まあ、そういうことなら仕方がない。 そこで、4X4という数字がでてくる。 最初は4人組の4セットだと思った。 16神将の手首だとだれかが言った気がする。そうすると32本の手首になる。 いや、4人だったかもしれない。4人の手首足首をそろえて16本。 夢の中でもあいまいで、とにかく4X4。 僕自身は手首を切断した感覚し

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          夢日記2021 パスワーク ザ・ベスト

          今年4月から夢日記をつけ始めました。パスワークの0愚者から12吊られた男までの13話。それぞれのパスで平均10夜くらいあるのですが、これはそれぞれのパスのなかで印象に残った夢です。 ーーー  夢日記 00愚者 0515 ヒロくん  おそらく北関東のどこかの田舎町。田んぼと畑と低い山に囲まれたのどかな田園風景。 私は先輩のカメラマンと一緒に取材旅行をしている。カメラマンの助手なのか、ライターとして参加しているのか、私の役割は定かではないがどちらにせよ大した仕事ではないは

          夢日記2021 パスワーク ザ・ベスト

          パスワーク 12 吊られた男

          夢日記 1204「12吊られた男」第一夜 目のまえに大きな火輪があった。 オレンジ色と赤と黄色、ところどころに青と緑、そして黒。混ざり合って燃え上がっている。 熱はまったく感じない。火焔が絶え間なくうねりながら踊っているようにみえる。 よく見ると向かって左上の炎が最大となっていてここが先端なのだろう。螺旋状に奥に続いている。左回りに旋回している。 火焔はかたちを変えながら「5」になり、「3」になり、「1」になる。 なぜかしらその数字を指していることが自分にはわかる。

          パスワーク 12 吊られた男

          パスワーク 11 力

          夢日記 1114「11力」第一夜 僕は遠征している。これから帰るところだ。 あいにく悪天候で飛行機が飛んでいない。 今は待機状態だ。飛行場の待合室でおおぜいの人と一緒に出発のアナウンスを待っている。 今日は僕には大事な仕事がある。 今年のダービーに出場する馬に乗らなければならない。 天気の回復を待っていられないので僕は車に乗り込む。 駅のプラットフォームに車ごと乗り入れる。人が道をあける。 プラットフォーム上で車を切り返そうとしてあやうく線路に落ちそうになった。 キオ

          パスワーク 11 力

          パスワーク 10 運命の輪

          夢日記 1103「10運命の輪」第一夜 大きなリングの前に立ち、これからそのリングをくぐろうとしている。 そばには看板のようなものがかかっていて、 「問われたことだけに答えなさい。問われないことに答えを持つな」と文字で書きつけられている。 同じくかたわらにマス目が切られた格子状の広場があり、マス目にはそれぞれ1~10番の番号がついている。 それが2セットある。年代別のセットらしく一つは幼年期のセット。もう一つは10代のセットのようだ。 試しに幼年期のマス目からひとつを選ぶ

          パスワーク 10 運命の輪

          パスワーク 09 隠者

          夢日記 1021「9隠者」第一夜 僕は高校に入学した。 100人は余裕で入れるほどの大教室。 前面に大きな黒板があり、それが側面にも続いている。 教室に並べられた木製の机には個人名と志望校が書かれている。 僕は自分の名前が書かれている座席を探している。 あった、かなり後ろの方の席だ。黒板が小さく見える。 見たところ男子生徒ばかりのようだ。学ランを着てみんな幼い顔をしている。 たぶん自分もそうなのだろう。 教壇に男が立ってカリキュラムの説明を始める。 今の座席は仮のもの

          パスワーク 09 隠者

          パスワーク 08 正義

          夢日記 0924「8正義」第一夜 大腿骨と脛骨を折り曲げ、ツイストし、スクリューのような車輪のような6枚羽根の羽をつくる。3人分の脚。 仲間二人と銀行強盗に入る。三人とも目出し帽をかぶり、行員に「早くしろ!」と散弾銃を向けて支持する。 ひとりはカウンターの上にのって威嚇している。ひとりは支店長と金庫へ。わたしは出入り口から全体を監視する。 迷路のようなシャワー室。奥に奥に進んでいく。 わたしはそこで花魁の姿にきがえる。 赤い着物。高い下駄。髪を結う。 花魁は5人いる。女

          パスワーク 08 正義

          パスワーク 07戦車

          夢日記 0907「7戦車」第一夜 ひとがいっぱい とにかくひとがいっぱい。 和洋折衷の古い大きな屋敷で会議をおこなっている。何度も人が入れ替わって会議が続く。 会議の合間に二階の居間に上がってソファに座って休憩している。女の人が私の目の前に座って話している。 同じ屋敷。夜、トイレに行こうと広い屋敷のなかを歩いている。途中母が寝ている部屋を通り抜けてトイレに入る。 屋敷はとても古いつくりだ。母が起き出してきていろいろ世話を焼こうとするので、私はいらいらして洗面器を投げた。

          パスワーク 07戦車

          パスワーク 06恋人

          夢日記 0826「6恋人」第一夜 数人の友人と徒歩でどこかに向かっている。ちょうど小さな橋を渡ろうとしているころ、どこかの家から臨時ニュースが聞こえてくる。 空は晴れ渡っていて雲ひとつない快晴。異変に気がついたのは私が最初だった。 空の高いところに銀色に光る飛行機のような影が見える。でもどこかがおかしい、2機の飛行機が交差している。しかもすごく近い距離だ。 「ニアミスじゃないか」友人に空を指さす。 2機の飛行機は交差したままだんだんと降下してくる。機体がはっきり見えて

          パスワーク 06恋人