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パスワーク 20 審判

夢日記 0927「20審判」第一夜

夜中の電話

夜中にめざめると、叔母から携帯に着信が3回も入っていました。

なんだろう? 気になったのですが朝いちで連絡をすることにしてもう一度眠りました。(これはほんとのこと)

翌朝、実家の前に車が数台停まっています。

黒服の体格のいい男二人に挟まれて弟が家の中に入っていきます。手錠をされていたかもしれません。

警察官のような雰囲気でしたが、彼らは警官ではなくマトリ(麻薬取締官)でした。

私は彼らの後に続いて家に入りました。

そこには両親もいて弟と取締官ふたりとテーブルを囲んで事情聴取をしていました。

どうやら弟と親交のある野球部の監督がじつは闇金の元締めで、麻薬も流していたようです。ちょうどその場に叔母も訪ねてきて、その監督について私と話しています。深夜の電話はそのことについての知らせでした。

叔母が言うには、老齢の監督はちょっと変わった歩き方をするのが特徴で、左足を引きずって前屈みに歩く癖があるそうです。叔母はその歩き方を身振りで真似て私に説明してくれます。

弟とその監督の記事が写真週刊誌にも大々的に取り上げられて、たいへんなことになったと親戚も頭を抱えています。

私は縁側から一部始終をながめていて、まあそういうこともあるさと冷静です。これが自分であっても全然不思議じゃないなと。

私は黒のダブルのスーツに着替えネクタイを締めて、出頭する準備をしていますが、なぜだか下半身は丸裸です。さすがにこの格好で外には出てゆけないだろうと、近くにあったジャージのパンツを引き寄せて履こうとしています。


うさぎ検事

弟の事件に関連があるのかどうか定かではありませんが、私のまえに検事がいて取り調べを受けています。いろいろな書類にサインをしながら淡々と事は進んでゆきます。

検事はうさぎの二人組で、二人はうりふたつの顔をしています。耳がピンとたっていて全身がモフモフの灰色の毛皮に包まれています。

うさぎの検事とはめずらしいな、と私は思いつつも特に違和感を感じるほどではありませんでした。とても寡黙な二人組でした。


旅館の手洗い場

旅館というか合宿所というか、どこか地方の団体宿泊所に私たちは来ています。
私たちはみな泥だらけでお風呂の流し場で手足を洗っています。
赤茶色の土が洗面台にたまってきて、さすがにこれは後で掃除をしなければと私は考えています。

気がつくと宿のおばさんが小さい湯船を掃除してくれています。いつのまにか洗い場も元通りになっています。掃除が終わって湯船からでてきたそのおばさんは全裸でしたが、恥ずかしがる様子もなさそうでした。

私たちのなかまのひとりがシュノーケルを咥え、フリフリのついた子供用の水着をつけてお風呂に入ろうとしていると、そのおばさんに「それは子供用ですよ」と注意されました。その小柄な友人は「マカロニほうれん荘」(鴨川つばめ作)のキンドーちゃんでした。キンドーちゃんはしぶしぶ子供用水着を脱いでふてくされてどこかに去りました。キンドーちゃんどこにいったの?と誰かが探しています。


ビールの売り上げ

大分県と佐賀県のビールの売上が他県に比べて低すぎるということで、大分県の知事はビールを飲むことを県民に奨励しました。
今日は公民館でただ酒が配られるらしく、住民が大挙して押しかけています。

そこでも私は叔母に出会って、LINEで連絡してあなたの知り合いを17人連れてきて、と言われます。ご近所で声がけして動員をかけているようです。
私はこんなことで友人を煩わすわけにはいかないよときっぱり断ります。そこにいた周りの人もそんな私を見て、融通のきかん奴だという顔をしています。

なぜか公民館で配られた酒はビールではなく日本酒でした。

それも人によって差別しているらしく、一般の人は750mlの酒瓶で、たとえばお坊さんなどは一升瓶をもらっていました。

(結局、夜中の叔母さんからの電話は親戚のおじさんが昨日亡くなったという知らせでした)


夢日記 0928「20審判」第二夜

電車に乗って長い旅をしています。電車の中には私以外に誰もいません。
やっと終着駅につきました。プラットフォームに降り立ち改札に向かいますが、服が濡れていてベンチで着替えをしています。手間取っていると、そのうち駅舎の灯りも消えて駅員が見回りに来ます。誰もいないと思っていたようで、駅員は私の姿を見て驚いています。やっと着替え終わって、チケットを取り出して改札を出ていきます。

いまは地下街のカフェにいます。お昼時のようで店内は客でいっぱいです。なぜだか皆私のほうを見ているような気がします。ボロボロの服をきて毛布にくるまっていたからでしょうか。私はクッキーを食べながらコーヒーを飲んでいます。

お昼休みが終わったのか、いっせいに客が店を出て行きます。隣のテーブルの黒い毛皮のコートを着たマダムと目が合います。彼女もわたしの毛布を気にしています。

その後、私も会計をしますが、代金が高すぎるのではないかとレジで揉めています。私は責任者が出てくるのを待っています。結局問題なく、私は階段を登って地上に出ます。

駅前のコンコースでダンス大会が行われています。そこで知り合いになったゲイの少年(少女)を私は応援しています。彼らのグループは一位になったようです。とても嬉しそうです。

次に私は友人たちとバルに行きます。

とくに目的もなく、ゆっくり旅をしているようです。


夢日記 0929「20審判」第三夜

第一部はまるで映画をみているようでした。

私を含む男3人組が異世界でいろんな冒険をします。最後に私たちは悪役である巨人に追い詰められ部屋に閉じ込められます。絶体絶命の場面で、私は負傷しながらも手近にあったスプレー缶を手に取って巨人に向かって噴射しライターで火をつけます。室内にはすでにガスが充満していて引火の危険があります。

ちょうどそのタイミングで、私の背面に異次元の境界があらわれ大きな穴が穿たれています。穴から風が吹き込んできます。

残りの二人を無理やり連れて私たちは境界の淵に立ちます。爆発は間近です。

巨人はなおも私たちを追って、境界にせまってきています。

その瞬間、ガスに火が引火して大爆発が起こり、私たちは境界の向こう側へ吹き飛ばされます。それと同時に境界の穴が閉じました。

気がつくと私たちはどこかのビルの屋上に投げ出されていて、まわりはおだやかな晴天が広がっています。3人は顔を見合わせます。私たちは日常に戻ってきました。

映画を見たなーと思いながら、肉体のほうの記憶がそんな映画みたことないぞと囁きます。ああ、夢だったんだと目覚めてからやっと認識します。夢全体がカメラアイで進行していました。


第二部は家族と一緒に地下街にいます。

両親と妻と子供、そのほか親戚が数人いたかもしれないですが、皆でレストランに入ります。店内は客で混んでいて、私と娘は他の人たちとは離れたテーブルにつきました。娘と一緒にメニューを見ているのですが、食べたいものが見つからない。私は娘に店を出ようか、と誘います。

そのまま外に出て私は別のレストランを探しています。他の家族も追いついてきて、わたしの身勝手をせめられます。娘を目の前にして妻ともめています。私は嫌な気持ちになり、離婚の手続きをはやく進めてくれと妻に言います。あれ、もう離婚してるはずなのにと私は夢の中で不思議に思っています。

最初のレストランで私は携帯電話を忘れてきます。

私はこれから友人と二人で旅に出る予定なのですが、連絡を取ることができません。

すでにお店は閉まっているので、朝まで待たなければなりません。

私は歩いて家に帰ります。

家に帰ると騒ぎが起こっています。近所に虎が出たそうです。

大きなホワイトタイガーが藪の中から私の目の前に出てきます。喰われるかと覚悟して固まりますが、虎はまわりをうろうろするだけで、攻撃してくる気配はありません。いつのまにか虎は消えています。

気がついたらタマちゃん(すでに亡くなっている飼い犬)が私を見つけて、興奮して尻尾を激しく振りながらクンクン鳴いて走ってきます。擦り寄ってきた犬の背中を私は撫でてやります。犬は砂まみれになっています。「タマちゃん、いままでどこにいたの? こんなところにいたら虎に喰われるよ」と早々に逃してやりました。


夢日記 0930「20審判」第四夜

ある日、弟が高校生くらいの女の子を家に連れてきました。

とてもおとなしい小柄な少女で、口数が少なく、人と目を合わさず、いつもうつむいている印象でした。

少女は絵を描いてきたそうで、私にその絵を見てもらいたいと言います。そのために来たのだと。

少女の持ってきた絵は二十畳ほどもある大きな紙に描かれた絵でした。

床いっぱいに広げられたその絵を私は見ています。

構図の下部には一本の樹と家とまわりの草原が描かれており、上部は空が広がりお日さまが描かれています。

あまりに大きい絵なので私は絵のまわりを歩き回り、いろいろな角度からその絵を鑑賞しています。

絵のタッチは荒削りで技術的に未熟なところも目立つのですが、なによりその大きさに感心しました。

「とてもおもしろいけど、この絵を展示できるところはあるのかな?」私は少女と話しています。

「ありますとも、そのへんの工場の壁に描けると思います」少女はこたえます。

だんだんと打ち解けてきたようです。


その少女といっしょに数人で連れ立って、車に乗って海に出かけました。
海の水は凍っており、私たちは氷の上を歩いて沖まで出て行きます。
すると突然足下の氷にヒビが入って少女をふくめた何人かが海中に引き込まれます。
私は必死で彼女たちを引き上げ、なんとか皆無事に陸に上がることができました。

あとで思ったことですが、氷を故意に割ったのは少女ではなかったかと思います。

服を乾かして再び乗車して帰路につこうとする時、前から走ってくる対向車が右フロントに突っ込んできました。車は横転し、私はかろうじて車外に脱出しましたが、他の同乗者がもたついているあいだに、対向車から黒服の男たちが飛び出してきて、あっというまに仲間を拉致して去って行きました。北朝鮮の工作員だと思われます。この地方にはかねてから同様の被害が報告されていたのでした。

ただ少女だけは先に脱出していて、私はほっとしました。

残った仲間で帰路を急ぎます。

いきさつは忘れましたが、私たちはある精神科の医者に案内されて彼の病院に行くことになりました。その日は休診日らしく院内はひっそりしていました。
私と少女は院内を歩き回っています。
たまに患者さんらしき人とすれ違いますが、ボソボソと独り言を呟きながら歩いているだけで挨拶を交わすこともありません。

私は院長室に行って仕事の話をしています。

どうやらその医者は私を気に入ったようで、仕事を頼みたいそうです。私は彼から一枚の自画像をわたされます。これを立体にしてほしい、と。

時計を見たらいつのまにかお昼近くになっています。そろそろ帰らなきゃ、と思ったところで目が覚めます。


今日の夢はつねに「少女」を中心に動いていたようです。とても不思議な感じの印象で、人のかたちはしていても、まさに異形の存在だったとおもいます。


夢日記 1002「20審判」第五夜

ベッドに入ってすぐ。うとうとしていると「水場が重要」というメッセージを受け取りました。

なんだかよくわからないのですが、最後の関門「20審判」をやりきるには常に水場にもどってくる必要があるということらしいです。水場というのは、よく小学校の運動場、昇降口ちかくにある、あの水を飲んだり手や足を洗う場所のことです。そこでリセットするのです。

意味はわからないけど、その水場のイメージだけが鮮烈に残ったまま再び眠りに入ります。その後に見た夢が以下のようなものです。


河童のはなし二つ

私はどこか地方に出張中です。神野(ジンノ)くんという友人が同行しています。あとになって考えれば彼はガイド役だったと思います。

最初の夜は神野くんと一緒にどこかのホテルに泊まったようですが、そこにスーツケースを忘れてきたようで、いまは完全な手ぶらで何一つ持っていません。

その日はその町に住む知人のところに泊めてもらいます。そのうちには知人とそのお兄さんが二人で住んでいるらしく、コタツを囲んで3人で話をしています。そのうちみな眠くなってコタツに入ったまま横になって話しを続けています。

私はコタツのなかで半分眠りながら彼の話を聞いています。その内容というのが河童の歴史なのです。

彼は河童について滔々と語っています。どうやって河童の歴史がこんにちまで伝わってきたか、微に入り細に入り説明してくれます。それがだんだん鬼気迫る感じになってきて、私は目を瞑って聞くとは無しに聞いていたのですが、彼の話ぶりのあまりの真剣さにだんだん怖くなってきて、真面目に聞かないと殺されるんじゃないかと身の危険を感じます。やばいうちに来ちゃったなと。あきらかに彼は私に向かってその話をしているからです。

ついに私は我慢できなくなって、ガバッと起き上がり彼と向き合います。彼のほうもそれで我に帰ったらしく、ちょっと休憩しようかということになって、私と一緒に縁側に出て外の風にあたります。

一旦落ち着いた彼が言うことには、河童の話を伝えていくのが自分の役目なんだと。うちに来たお客さんには必ずこの話をするのだと言っていました。


翌日は試験会場に向かいます。どうやら今回の出張の目的は高校の入学試験を受けるためだったようです。なぜだかわかりませんが、高校を受験し直す必要があって、自分自身もそのことは納得しているようです。

神野くんに付き添われて私の母校である城南高校に向かいます。

そこは巨大な建築物群で周りに広がる風景はさながら未来都市です。神野くんとふたり窓もドアもない冷たい巨大な地下通路を歩いています。「わー懐かしいなー、変わってないなー」と私は彼に向かって話していますが、ほんとのところ初めて見る風景です。

試験会場を探すのですが、あまりに建物が広大すぎて見つかりません。試験場は行けばわかるということだったのに、まったく要領を得ず、帰りの飛行機の時間も気になって、すでに高校は卒業しているのだからわざわざ受験することもないか、このまま帰ろうかなと内心私は諦めかけています。それでも神野くんがインフォメーションで聞いてみようということになって、一緒にトイレに入ります。トイレの奥にはパチンコの景品交換所のような小さい窓口があって、顔は見えませんが、なかに女の人がいるようです。彼女はさもめんどくさそうに試験会場の場所を教えてくれました。

やっと試験会場につきました。私は受験票も筆記用具もなにからなにまで失くしているので大丈夫かなと半信半疑だったのですが、試験会場の机の一つにしっかり私の名前が刻み込まれています。鉛筆も消しゴムも製図用具も一式揃っています。タオルや綿棒や塗り薬まであります。

受験者は十数人しかいないようです。スーツを着た若いサラリーマン風の男二人組が前の席にいます。ふたつ隣りの席には弟の姿も見えます。

机の上には試験問題と過去に私が制作した作品図面がありました。「新宿精神病院」の図面です。どうやら事前にポートフォリオとして提出していて試験が終わったら自分で持って帰るということらしいです。事ここに至って私は急に心配になってきました。受験勉強なんてぜんぜんしていないし、製図の試験があるなんて聞いてないし、用意してくれている製図道具もワイヤーとクリップでできた、見たことのない道具だったし。

次々に受験生が入ってきます。斜め前の席におじさん二人組が着席して、挨拶を交わします。色メガネをかけた派手な感じの風態です。聞けばデザイン会社を経営しているそうです。彼が言うには、「河童」のことをもう一度勉強しなおそうということらしいです。このまちでデザインの仕事をするには河童の歴史を知らないとやっていけないのだそうです。ナルホドねー、そういうことか。私はようやく話が見えてきます。河童のことを教えてくれる学校なんだなと。

試験官がやってきて試験の時間割を黒板に書いています。10:08分から試験開始です。

あと数分あります。そばにいた神野くんに向かって私が言います、ホテルに連絡して黒いスーツケースを部屋に忘れたから届けてほしいと伝えてくれと。

そうこうしているうちに受験生の机を見回っていた試験官が私の隣に立ち止まって私が着ていた花柄の派手なシャツを見咎めます。黒い詰襟のジャケットの襟元からわずかに赤いシャツが見えているだけなのに試験官はそれを引っ張り出してこう言います。

「我が校は自由レンアイの校風なので、こんなのは困ります」

私は訳がわからずに、そう言われてもー。今から着替えましょうか? 

試験官はなおもこう言います。

「事前にメールを差し上げていませんでしたっけ? 観葉植物や盆栽についての。」

「いや、確認していません。迷惑メールに入っていたかも知れませんね」私は応えます。すったもんだのあげくこの場はお咎めなしということになって、そろそろ試験開始の時間になります。10:08分。終わったら帰りにうちに寄ってくれ、神野くんが私に言い残して立ち去ります。帰りの飛行機は12:30分発のはず、間に合うかな、どうしようかなー。そこで目が覚めます。


河童と水は確かに関連するし、これまでも水の要素は自分にとって少なからず意味を持つ大事な要素だし、20審判のカードの終末のラッパを吹く大天使も、その下にいる青い人も河童のように見えるといえば見えますが、この夢では河童そのものよりも河童の歴史を知ることを重要視していたような気もします。つまりは「河童時間」を知れと。

それからもう一つ面白かったのは、自由レンアイの校風では自己主張して目立ってはだめなんですね。ということです。


夢日記 1004「20審判」第六夜

たくさんの人が登場します。200人以上、もっといたかも知れない。

人が雲のように折り重なって広がっています。中心部分のコアを形成する人たちはメジャーのひとたちです。

社会的に認められ、大企業に勤めていたり、すでに実績を認められた個人であったり、資本家であったりします。

周縁には文字通りアウトサイダーが配置されていて彼らは独立した価値観を持ったマイナーです。

崩壊は中心部からはじまります。雷や津波や地割れが起こって中心部にいた個々はあっというまに巻き込まれ、赤紫色にフラッシュして、ついには消失します。同時に外縁部にいた数人のアウトサイダーも瞬時に燃え尽きます。

崩壊は中心部からあっという間に周縁部にひろがり、最後まで持ちこたえるかにみえたマイノリティ集団も最後には死んでしまいます。

中心と周縁は対比的ではなく、グラデーション的にだんだんと広がっていくようです。結果的にすべてがニュートラルにもどります。

最初、それが夢だと思えなくてごく自然な状況としてすでに設定されていました。夢の記憶のなかにもその設定があったようです。

しかし何度も何度も繰り返しでてくるので、状況自体がひとつのシーンなのだということに気づきました。

なぜそのようになるかの説明はありませんでしたが、それはそうだよねー、という感じです。コアにいるメジャーのひとたちはサイズも大きく輪郭もはっきりしているのに比べ、マイナーの人たちは個別の認識ができないくらい小さかったようです。


夢日記 1005「20審判」第七夜

ワンドのキングがあらわれる。メタトロンさんですか。

それと対になって女のカードがあらわれる。女教皇か、女帝か、正義か、あるいはクィーンのなかの誰かでしょうか。

ご近所さんがあつまってなにやら騒いでいる。近所に泥棒が入ったそうです。。

泥棒は現金を鷲掴みにして去っていったそうです。

「あなたのうちは大丈夫だった? あなたのうちに入っていくのを見た人がいるらしいの」と隣のおばさんがいいます。

「僕のうちにはお金がないからだいじょうぶですよ」私はそうこたえている。

庭先に大量の布団が積まれています。私たちはそれを二つに分けて片付けています。布団はほこりまみれです。

かなり大きなフロアのバルで仲間と一緒に騒いでいます。ここは地下かも知れません。

店のなかに巨大なモニターがあって、いま仲間たちはそれに向かっています。


夢日記 1008「20審判」第八夜

左の手のひらのなかに小さな光があります。

白い光点がそれを包む5本の指をうっすらと照らして、まるで1匹の蛍を手のひらの中に捕らえているようです。

小さな光は手のひらを柔らかく染みこんで人差し指のほうに流れてゆきます。そして爪を発光させます。

わたしは発光した人差し指の爪で机の表面をコツコツ叩きます。かすかに光の粒子が指の周りにこぼれます。線香花火の飛沫のようです。

わたしは何かを求めて切りたった崖を登ろうとしています。左手には光を抱えたままです。わたしは何人かの仲間と一緒です。

崖の上には官憲が立ち塞がり、その何かを守ろうとしているようです。崖の上からわたしたちの頭上に銃弾が打ち下ろされてきます。

わたしは降ってくる銃弾をかわしながら物陰に隠れますが、一発を下腹部に被弾して動きが鈍くなっています。

大男の警察官が崖を降りてきてわたしを追い詰めます。わたしは咄嗟にそばに落ちているリボルバーを手に取って大男の胸に向かって引き金を絞ります。

最初の一発は撃鉄がカチッと鳴っただけで不発でしたが、二発目三発目四発目は男の胸に吸い込まれました。血が胸に広がります。あとから出てきたもう一人の警察官の前頭部を五発目で撃ち抜きました。

わたしはリボルバーのシリンダーを振り出して弾を確認します。チャンバーには残り一発の弾丸が残っているだけです。わたしは弾を取り出してその重さを確認してから元に戻します。


いつのまにか広場に出ています。まわりには一般の人がおおぜいいます。

どこか高いところからわたしは狙われているようです。

わたしは倒れた大男の警官の亡骸に走ってゆき、ポケットをまさぐり銃弾を探しています。

そのとき白い閃光があたりを包みます。一般の人が光に焼きつくされ蒸発してゆきます。

わたしは横たわった大男の影に入り光を逃れます。


夢日記 1011「20審判」第九夜

最初は抽象的なイメージで色に溢れています。

それはカラーチャートのようなもので横長の棒にカラースペクトルがグラデーションを形成しています。そのなかのピンクとインディゴがとくに際立っています。

わたしはそのスペクトルの中に入り、エネルギーがチャージされ、とても元気になって出てきます。


そのピンク色を形容することはとても難しいです。まるで夢のような色です。

すこしくすんでいて、ピンクから黄色に変わろうとする時のような暖かい色です。

インディゴはそのピンクを引き締めるような位置にあります。冷たくて鋭くて、溶けるとブルーから水色に流れていきます。


つぎの夢ではそれが具体的な形象をもちます。

ある日わたしは知人の家に行って玄関先にある平べったい円形の石を拾います。

拾った時にはなにげない灰色の石だったような気がします。

家の主にこの石をしばらく預からせてくれと、ことわりを入れて持って帰ります。

その時点で円形のお皿のような石は30cmくらいの大きさになっており、質もかわっていたようです。なめらかな大理石のような質感にまだらの模様が浮き出ています。

よく見ると鮮やかなピンク色が皿の中心部に刷毛で掃いたように浮かび上がって、「犬」の顔のように見えます。「キティちゃん」の顔のようでもありましたが、あくまで認識としては猫でなく「犬」であったということです。

わたしはその石皿を美術館に持ち込みます。知り合いの学芸員を呼び出そうとするのですが、取次の人の対応がまずくて、なかなかアポイントがとれません。かまわずわたしは美術館に入っていき石皿の鑑定を相談します。すでに玄関には学芸員が数人待っていました。

学芸員たちが集まって会議をしています。

「ほら、中央のところに犬の顔が見えるでしょ」わたしは説明します。

学芸員たちはそれまでその絵に気がつかなかったようです。みなびっくりしています。

その絵は石の上に描かれたものではなく、素材自体が模様をつくっていたからです。

その模様はいったん犬の顔として見ると、もう犬の顔以外には見えなくなるようなそんな絵だったのです。

この犬の顔の石皿の夢があったから、その直前の賦活するカラーチャートの夢を思い出したような感じですが、ピンク色の振動はとろけるような暖かい波動で、いまでもその色を思い出して同期するとこのうえない多幸感を感じます。太陽のひかりのようでした。してみると、インディゴは月光だったかも知れませんね。


夢日記 1012「20審判」第十夜

今日は狐になって走っています。

何か目的があって走り回っていたはずですがよく憶えていません。

犬でもなく、狼でもなく、たしかに自分は狐だったようで、とても身軽で軽やかに跳ねていたようです。巣穴があって、そこから勢いよく飛び出していくイメージです。


夢日記 1013「20審判」第十一夜

ちょうど昨夜そういう体験をしました。

このところ就寝するまえに朗読を聴いていることが多く、昨日は「竹取物語」を聴きながらいつのまにか眠っていました。(竹取物語はシンプルで長さもちょうどよく、おすすめです)物語が終わってもYoutubeでは次々とおすすめ物語が続いていくのですが、気がついたら物語は「銀河鉄道の夜」に代わっていて半覚醒状態のなか、その物語の断片もおぼえています。


昨日見た夢はその銀河鉄道の夜のつづきです。

ジョバンニが配達されなかった牛乳を持ってお母さんのところに帰ってくるところから始まります。

私は昔見たアニメ「銀河鉄道の夜(杉井ギザブロー監督1985)」のイメージが強いらしく、私自身はネコ人間の姿をしたジョバンニです。

すでにカンパネルラが死んでいなくなった世界で、私(ジョバンニ)は普通の生活をおくっています。

特別に事件が起こるわけでもなく、学校に行ったりお母さんと食事をしたりする日常です。お父さんは帰ってきません。

かなり分厚い夢だったと思うのですが、目覚めたらほとんど憶えていません。

さすがにもったいなかったなと、残念な気持ちです。


似たようなことはよくあります。

たとえば小説を読みながら寝るようなときは、うつらうつらしながら当の小説に書かれていない文章を読んでいたりすることがあります。ふと我に帰ってもう一度小説にもどると、さきほど読んだはずの文章、展開がまったく存在しなかったり。


夢日記 1018「20審判」第十二夜

最初、それは棺のように見えました。

金属製の三つの直方体の箱が目の前にあります。それらはカステラの型のようにも見え、ひとつには液体が満たされており、あとのふたつは液体が固まったものが詰まっているようです。まるで焼き固められたカステラのような卵色をしていて表面が茶色に焦げています。

近づいて箱のひとつをのぞいて見ると、半透明な茶褐色の液体の中に無数の明朝体の文字が浮いています。

それは文字の連なりで、言葉になり、そして長い物語になっています。

紙に書かれた文字が折り重なっているわけではなく、文字そのものが連なって箱の中に詰まっているのです。

残りの二つの箱の中にも同じように物語が格納されておりました。

わたしは文字の端っこを摘んで引っ張り出して読みはじめるのですが、物語は延々と続き、そのうち目が覚めてしまいました。

文章を読みながら眠ることはよくありますが、このときはその反対で文章を読みながらいつの間にか目覚めていました。


そういえば似たようなことが先日ありました。

夢の中でわたしはスナックのカウンターで飲んでいます。

はじめてみる男の客と隣り合わせており、わたしはその男の話を聞いています。

わたしはすごく眠くて、意識が朦朧としながらも男の話に耳を傾けようとしています。

わたしは夢の中で、眠っちゃいけないと思い、力を振り絞って我をとり戻すと同時に、現実に目覚めていました。


夢日記 1024「20審判」第十三夜

わたしは柄の長い畳箒を手にして、座敷を掃いている。

もう箒がすりきれるくらい一心不乱に掃いている。

ここはどこだ? 見覚えのある家なのだが思い出せない。


散歩から帰る途中にある農家の納屋の前を通りかかった。

納屋の中に砂場のような一角があり、そこに子供が二人遊んでいる。

よくみるとそこには砂でなく真っ黒い土が満たされている。

5歳くらいのお姉ちゃんとその弟が土を被ったり、潜ったりして気持ちよさそうに遊んでいる。滋養をいっぱいに吸い込んだ黒い土のように感じた。

ふと、その女の子と目があった。

女の子の両目はとても美しいブルーで、わたしは立ち止まった。

女の子がなにか言ったが、わたしには聞こえなかった。


長い夢のなかの断片ふたつです。


夢日記 1025「20審判」第十四夜

私は馬にまたがり日出町というところに来ています。

馬は小柄な牝馬でとてもおとなしい馬です。

いつも通る道でしたが、ふだんは気づかなかった脇道をみつけ、私たちは草をかき分けその小道を進みます。

しばらく行くと四方を水路に囲まれた四角いエリアに出ました。

水路の両側をおおぜいの住人が取り囲んでいます。水路には魚がいるようで人々は水の中を覗きこんでいます。

そのなかに制服姿の数人の女子高生がいました。なにをしているのか問うと、魚の養殖の実験をしているのだと。

住民のそれぞれがその水路と水にかかわる生活をしているようです。

私たちは四角い水路に沿って進んで行きました。最後の角を曲がったところで、立っていたひとりの男に尋ねました。

「はじめてここに入りましたが、ここはとても美しい村ですね。」

男は上機嫌に「そうだろう」と応えます。

「この道を進むと道に出られるのですか?」

「いや、この道は行き止まりだよ。来た道を帰るしかないね。」


私は馬を降りて手綱を引きながら馬といっしょに歩いて帰ります。

馬の首をなでながら私は馬に語りかけています。馬の体温が手のひらに伝わってきます。

いつのまにか目の前に階段がありました。

私は馬に寄り添って階段を歩いて登ります。

馬は不器用に階段に蹄をかけ、よいしょ、よいしょと呟きながら一生懸命に登って行ってやっと上階に至りました。


私はふたたび馬にまたがって進みます。

私たちは海岸に辿り着きました。

堤防にはおおぜいの釣り人がいて海に糸を垂らしています。

私はこれから対岸に行かなければなりません。

私はそのまま海に飛び込みました。釣り針にかからないよう慎重に岸を離れて行きます。するといつの間にか私の身体は潮の流れにのせられ対岸へと運ばれます。

あっという間に対岸につきました。足がかりがあるところを探して私は岸に降り立ちました。暗がりのなか岸から見渡すとそこはホテルの大きなプールのようでした。


夢日記 1027「20審判」第十五夜

気がついたら船に乗っていた。
制服、制帽を身につけている。どうやら軍人のようである。
さしずめ海上自衛隊か。
何をしたらいいかわからない。とりあえず操舵室の前室でうろうろしている。
そのうち上官らしき女が部屋に入ってきた。私に話しかける。
「本日着任したXXです」私は敬礼の仕方も知らないので、ただそう言った。
「挨拶の仕方も知らないのね」女はそう言って船内の説明をはじめる。
「罰として今日からゴミ掃除ね」女は私にそう言い、船内のゴミ箱を回収してまわることになった。
「それから味噌汁の作り方を教えるわ」なんのことだろうと思いながら私は上官と一緒に階下に降りていく。

私は知人と一緒にパリに着いた。サンジェルマンのホテルにいる。
どこから来たのかわからないのだが、国外から来たことは間違いない。それも数時間の距離だ。
私は知人を誘って、せっかくだからパリ市内を散歩しようと出かけた。
途中知り合いの日本人に出会い、いっしょにレストランで食事をした。いつのまにか彼が会計をしてくれたようだ。
ホテルに帰ってキッチンでお湯を沸かしていると、レンジから火が吹き出し始めた。
私は懸命に火を消そうとするのだが、ますます火の勢いは強くなり、あたりを焦がし始めた。
ずいぶん老朽化したキッチンのようだ、
わたしはレンジの横にあった非常用のボタンを押した。やっと火の勢いは収まりはじめた。


夢日記 1029「20審判」第十六夜

全裸で街を歩いていいる。

右手には丈の長いハエたたきのようなもの、左手には鞄を持っている。

あるバーに入った。カウンターに座っていた客に「それはなんですか?」と尋ねられた。

私が持っていたハエたたきのことだ。

「これは長いハエたたきです。長くてコントロールが難しいですが。杖として使っています。」とわたしは応えている。

その店はあいにく開店前のようで、わたしは再び街に全裸で出てゆく。

おまわりさんに見つかったら連れていかれるな、と思いながら、幸いにも通報される気配はないようだ。


夢日記 1102「20審判」第十七夜

わたしは素人の窃盗集団のようなグループの一員としてその場所にいます。

仲間はみな学生のような雰囲気でなんだかたよりない。

グループのリーダーだけが少し年上で、そのひとの計画にしたがってこれからあるオフィスに侵入するようです。

リーダーが皆に計画を説明します。

彼が手にしているのは一枚のカードキー。そのカードは書き込みが可能でオフィス内の温湿度、空気の環境を操作できるカードらしいです。まずはそのカードに必要な情報をコピーする必要がある。その役目をわたしが担っています。

わたしたちはある場所に向かいます。目立たないようになるべくバラバラに行動するように仲間に言います。街には難民が溢れていて、官憲の取り締まりも行われています。

ショッピングモールの一角にカメラ屋があって、その店主が情報屋のようです。

わたしはカメラ屋に行って店主に声をかけます。

店主はわたしの古い知り合いでした。わたしは店の裏に案内されてご飯と卵を出されます。わたしはそれで大きなおにぎりを握ります。

「器をかしてくれませんか。できればどんぶりを。」わたしは店主に向かって言います。

カードキーの表には緑色の字で「ECO・・・」と書かれていました。その施設のエアコンをコントロールするためだけのキーのようですが、カードに必要な情報を書き込んで部屋に侵入して、その部屋の空気を調整するのがミッションなんでしょうね。その先に何が起こるのかはわかりませんでした。


夢日記 1105「20審判」第十八夜

わたしは車で誰かの葬儀に向かっている。運転しながらわたしは葬儀場に着いたら自転車に乗り換えようと考えている。理由ははっきりしない。

誰の葬式かもわたしは知らない。もしかしたら父の葬儀かとも考えていたがそうではなかった。葬儀場の玄関さきに父の姿がみえたから。

父は杖をつきながらよれよれの足取りでわたしのほうに近づいてきた。

「おまえ、どうやってここまで来た?」

「自転車で来たよ」わたしはなぜか嘘をついた。

「今日は自転車で帰るよ」父は満足げな顔でうなずいている。

「調子はどう?お父さん」わたしは父と話す。

「あまり変わらん。もう元に戻ることもないけんな」

わたしは笑う。そりゃそうだろうと。


親戚や近所のおじさんたちの姿もみえる。

わたしと父を含めたその一団はおおきな長屋門の前に立つ。

りっぱな門構えだ。扉に緑色の火炎のような装飾がある。目覚めてからも印象に残る扉の風景だった。

屋敷の中では宴会が行われていた。どうやら庄屋の屋敷らしい。

なかではひとりの僧侶が半狂乱になってお菓子を貪っている。つぎつぎにお菓子をつまみあげ、それを二つに割って中身を確認する。気に入らないとお菓子を投げ捨てて、また別のお菓子を手にする。あたりは食べかけのお菓子が散乱している。

その僧侶は成田三樹夫に似ていた。背の高い体格に烏帽子を被り、金蘭のきらびやかな僧衣をまとっているが、目の周りは真っ黒で瞳には狂気が宿っている。

僧侶はやっと気に入った菓子が見つかったのか、菓子を持って座敷を走り回っている。

庭先には女や子供たちが集められている。みな粗末な着物を着ている。野良着のようだ。江戸時代か明治の最初の頃だろう。みな一様に表情が暗い。これからおこる何かを恐れているようだ。

わたしはいつのまにか長屋門の外にいる。

かたわらには新撰組の近藤勇がいる。目の前には坂本龍馬がいる。他にも数人の浪士風の男たちがいる。わたしは近藤勇のサイドにいたからたぶん幕府側の人間だったろう。

めのまえの浪人たちの中から黒い着物を着た長身の男がゆらりと前に出てきた。土佐の岡田以蔵らしい。そしてかれは松田優作でもあった。狂乱の僧侶と同じく目の周りが真っ黒で、しかし彼の瞳にはしっかりした意志が感ぜられた。

わたしはとなりの近藤を見た。めのまえに坂本と岡田がいるのだから当然切り掛かっていくだろうと思ったからだ。でも近藤は動かなかった。

岡田以蔵(=松田優作)が狙っているのはわたし自身だった。

わたしは抵抗する間も無くあっという間に蹂躙されて岡田に連れて行かれた。


ここはとある精神病院の一室である。

岡田はわたしから何かを聞き出そうとしている。わたしは何も知らない。

彼は自白剤のチオペンタールをわたしに使おうとしている。

注射針をわたしの胸や腹や顔に深々と突き刺してゆく。とてつもなく痛い。(夢の中でこんなに痛いのもめずらしい)

最後に瞼の上にも複数の針を刺してくる。岡田(松田)は楽しそうにその作業を続ける。となりには助手の小僧がいる。

無数とも思える注射針を差し終わったら、二人は部屋を出て行った。彼らはわたしが動けないものと思っているらしい。まわりにひとけはまったく無い。

わたしは注射針を一つずつ抜き始めた。静脈に深々と突き刺さった針をゆっくり抜いてゆく。からだがだるい。すべての針を抜き取ってわたしは服を着て外に逃げ出した。

かれらがいつ気づくかわからない。わたしは駅に向かって走る。


駅に着いたらちょうど列車が着いたところだった。ドアが開くと労働者風のおとこたちが殺到する。満員でとても乗れそうに無い。しかたなくわたしは次の列車をホームで待つことにした。

追手に気づかれないようにわたしはホームの奥に入ってゆく。

突然背後の戸がガラリと開いた。そこはちょうど駅構内の交番だった。なかから警官がのっそり顔を出した。

その警官はわたしの姿を見て怪しんだ。シャツのあいまから血の滲んだ注射跡が見えたのだろう。わたしは警官に引っ張られて交番の中に連れて行かれた。

職務質問をしながら警官は念の為血液検査をするという。クスリの使用を疑っているのだろう。

わたしはされるがままに血液検査を受けた。もちろん結果はクロである。

わたしは警官に自白剤を注射されたことや追われていることを正直に話すのだが、同情的なそぶりはみせるものの取り合ってくれない。いま逮捕の準備をしているようだ。

警官が言うには注射されたのは自白剤だけではなかったらしい。

複数の薬物が検出され、このままゆけば糖尿病になることは間違いないという。

いま生きてるのが不思議なくらいだと。

なかなか痛い夢でした。


夢日記 1106「20審判」第十九夜

白い服を着た髪の長い女のひとから赤ん坊を手渡された。

まだ首も据わらない生まれたばかりの赤ん坊。わたしはおそるおそる抱き上げて顔を覗き込む。ふわふわして暖かい。

ふと、この夢は前にもみたことがあるな。ついさっきも同じように赤ん坊を抱き上げていたなと思った。

目覚めた時は完全に忘れていたのだが、車を運転中に赤ん坊を抱いている男のひとをみかけて突然思い出した。


夢日記を書いているわたし。パスワーク20審判はすでに190夜を超えていた。


夢日記 1107「20審判」第二十夜

ちいさな女の子の手を引いて。わたしはカウンセラーのところに来ている。

大きな空間にソファが離れていくつかあって、そのひとつに金髪の女性が座っている。

わたしは女の子をその金髪のカウンセラーのところに連れていく。

カウンセラーは服を脱ぎ全裸になってかがみこみ、女の子と視線を合わせて話し始めた。

昨日の夢と繋がっている気がする。

昨日赤ん坊だった女の子が少し成長したようです。

女の子はまわりとうまくゆかず、そのことを相談しにここに来たのでした。


夢日記 1108「20審判」第二十一夜

わたしはエレベーターのなかにいる。

7,8人の乗客と仲間の男と女とわたし。

女がミスをしてなにかがばれそうになった。

わたしはカバンから拳銃を取り出し乗客に向ける。

切り裂くような叫び声が上がる。

わたしは銃口を自分の左足に向け引き金を引く。

この夢をまるまる二周みた。

2回目は実弾ではなくゴム弾が発射された。


わたしは複数の男女といっしょに床に寝転がっている。

となりあわせた女がわたしに聞く。

「これからどうするつもり?」


夢日記 1109「20審判」第二十二夜

ボクサーのわたしは右腕を付け替えながらトレーニングを行なっている。

上腕と二の腕と肘関節の具合をみながらパンチを試している。

上腕も二の腕も細かい部品で構成されており、ただいまは二の腕の長さと肘の接合部の具合が問題だ。

わたしはなんどもなんども試しながらやっとカチッとはまる腕をみつけた。

そしてわたしはボクシングの試合に出場する。

リング上で右ストレートが相手の顎にきまった。

相手は倒れたまま起き上がってこない。あっというまのノックアウト勝利だった。



夢日記 1112「20審判」第二十三夜

1回、2回、3回・・と野球のイニングの進行のように回が進んでいく。

たぶんなにかと戦っているんだと思う。

キーになるのは分解された右手の拳(こぶし)で、拳がかたまっているときは戦いも充実している。

どこかの回では拳が固まっておらず、機能していない。それ以外は順調に戦いが進む。

全体がはっきりしないけど、なにと戦っているのかわからないけど、妙に充実した夢だった。

(数日前の夢では上腕と二の腕と肘関節が分解された状態ででてきましたが、今日は分解された拳でした。だんだんと固まってきたということかな。もう、あとちょっとか。)


わたしは家に帰り眠っている。夢を見ている間に時間が過ぎてもう夕方になっている。

玄関に気配がしたのでわたしは起き上がって階下に降りていった。

黒い影がのっそりと玄関に立っている。

だんだんと輪郭がはっきりしてきて、それが友人の姿だとわかる。数人の友人があとに続いている。

わたしがなかなか来ないから迎えにきてくれたようだ。


わたしは友人と一緒にある家に向かった。

わたしは自転車を押している。友人は徒歩だ。

玄関でチャイムを押すがなかなか出てこない。

わたしたちは辛抱強く玄関で待っていた。

そのうち家の中から大きな黒い影が出てきた。二人いる。

ふたりとも輪郭があいまいで顔がわからない。

「よくきたな」男の一人が眠そうな声でわたしたちにそう言った。

歓迎されているようだ。


最近自転車がよく出てきます。

大抵の場合、車ではなく自転車で移動しているようです。


夢日記 1115「20審判」第二十四夜

最近同じような夢をつづけてみる。戦う夢だ。

今日はボクシングのスパーリングをやっている。

ラウンドを重ねて10ラウンド近くになった。

相手と本気で撃ち合うわけではなく、個々の動きを確かめながら、全体の画角を調整している。

カメラがまわっている。動きを修正する。その繰り返し。


野球のイニングとか、ボクシングのラウンドとか、そこにはある区切りがあってシークエンスを戦いながら、その都度その段階で完結し、またあらたに戦いが始まる。そうゆう夢です。練習のようでもあり、決戦に向けてのカウントダウンのようでもあります。


キャップを被った若い女がいる。映像を撮っていた人らしい。

その映像に対するギャラとして250万円を受け取った。

女は期待してなかったので、とても喜んだが、支払いを終えると差し引きゼロになる。利益はなしだ。

またつぎの撮影がはじまりそうだ。


夢日記 1116「20審判」第二十五夜

そのひとは放射線物理学を研究している学者である。

「ニュートリノの減衰はこういううわけで証明できるのです。」

彼は太陽フレアについて熱く語っている。

黄色とオレンジ色の太陽フレアが分解して白とピンクの炎に変わった。

学者の息子がお父さんの学者に垂直にぶつかってきて倒れた。

学者はこちら側に走ってきて、それと垂直に走ってきた息子にぶつかったのが、太陽フレアが変質したそのタイミングと同期している。

いい研究者になってほしいものだ、とその息子をみていた観衆が呟く。


その学者はマスクを被り、正体を隠している。

警察の取り調べ官も気がつかないようだ。

わたしは警官に言う。そのひとは絶対に偽物だからよく調べてくれ。

警官はもういちど取り調べを始める。

顔の皮を剥がし中身を確かめている。

わたしはだんだんその学者が可哀想になってきた。

そんなに悪いひとでもなさそうだ。


夢日記 1117「20審判」第二十六夜

直方体の空間のなか、たてよこに四つのトンネルのような穴が穿たれている。

そしてその図と地を反転した立体物がある。つまりトンネルは穴でなく密度をもった固体である。直方体の空間の中に浮かんでいる。

わたしはその直方体をスライスしてゆく。そこで出てきた断面を確かめながら、また次の立体に取り組む。

縦に切断したり、横に切断したり、わたしは最適の形態を探している。


わたしは東北地方のどこかのまちに遠征している。これから帰還するところだ。

新幹線に乗ったはずだが、いつのまにか海を越えて韓国の街中を走っていた。

わたしは新幹線を降りバスに乗った。一番後ろの座席でわたしは眠ってしまった。

目覚めるとふたたび日本に戻っていた。

前の席には数人の学生たちがいる。

しかしなにか奇妙だ。ふと気づくと自分が乗っているバスも他の車もすべて右車線を走っている。

海を渡って帰ってきたら左右がひっくり返ったのかな。そう思いながらわたしはバスを降りてひとり歩き出した。

ただ黙々と歩き続ける。ときどき頭の中に地図が出てきて現在位置を確認する。気がついたら家の近くまで来ていた。

友達がふたり、一緒に歩いている。自転車を押して歩いている友達のひとりはまっさらな白いTシャツをきている。

そのTシャツの前面に長い文章がかかれている。なんだか面白い文章だ。自分の名前も文章の中に見える。太字でハイライトされている。

「おもしろいTシャツだね」わたしはTシャツに書かれている文字を目で追いかける。

見たことのあるおじいさんが麦わら帽子をとってわたしたちに挨拶している。皺だらけの日に焼けた顔がにっこり微笑んでいる。

「もう家が近いのか?」とわたしが友達に聞くと、「もうすぐだ。あのおじいさんは前に紹介したよな」とこたえる。


わたしは友人たちから離れて薄暗い水路を歩いている。暗渠だ。ところどころ陽がさしこんでいる。わたしは足首まで水に浸かっている。ピチャピチャと音を立てながら水路を進んでいく。前方に白い犬が一匹寝そべっている。7年前に死んだタマだ。わたしを迎えに来たのだろう。

わたしはタマのあとを追って水路の側壁の階段を登り自宅の中庭に出た。柿の木の葉っぱが陽に照らされて光っていた。


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