「我慢は美徳」という考え、そろそろ止めませんか?
何故だかはわかりませんが、日本の学校教育や社会の場では、我慢=良いこと、という認識が未だに根強く残っています。
「それくらい、我慢しなよ笑」
「そんなことも耐えられないの?」
「少しは我慢しなさい!」
などなど…。
特に、僕みたいな若い世代に対しては、「最近の若い奴は我慢ができない」なんて言われてしまう始末です。
そうやって、あたかも「我慢は美徳」「我慢することが当たり前」なんて常識(笑)が蔓延しています。
でも、ちょっと考えてみてほしいんですよね。
我慢するって要するに、嫌なことやストレスを回避せずに“耐える”こと。
これって、どう考えたって害ですよね。
我慢して、ストレスを溜め込んだ結果、体調不良や病気につながったりなんてしたら、それこそ問題ですよ。
けれども、他者に我慢を強いている人ほど、「体調不良は自己責任」で済ませようとするんです。
「〇〇が辛いのでお休みを…」
「そのくらい我慢しろ!」
「すみません、体調不良になりました…」
「体調不良?そんなの自己責任だ!」
もうね、アホかと。
だからね、辛くて色んなことを我慢してしまっている人は、なるべく早くに「我慢は美徳」という洗脳を解いて、ストレスを回避してほしいんです。
我慢は美しくもなければ、徳を積むことにもつながりません。
ただの害悪です。
でもね、良い我慢もあると思っています
ここまで散々「我慢は害だ!」と言っておきながらも、それでも、世の中には「良い我慢」もあると思っています。
それは、「自分で決めた我慢」です。
「資金を貯めたいから、当分の間、無駄な出費は抑えよう」
「今はダイエット中だから、お菓子は我慢しよう」
「勉強の時間を確保したいから、ゲームを我慢しよう」
このような「自分で決めた、自分への我慢」は、時には大きなリターンがあると思います。
実は僕は、無類の洋服好きでよく買ってしまうタイプの人でした。
しかし、とある時期からダイエットを始めて、「65キロから59キロになるまでは、洋服は買わない」と決めたんです。
結果的に、2ヶ月後には、リバウンド無く健康的に痩せることができました。
こんな風に、小さな我慢やモチベーションを高める我慢は「良い我慢」として作用します。
じゃあ、何が「悪い我慢」なのか
では、どんな我慢が「悪い我慢」なのでしょうか。
僕が考えるに、「他人から言われた我慢」こそが、「悪い我慢」だと思っています。
それこそ、冒頭の方にも書いたような、
「それくらい、我慢しなよ笑」
「そんなことも耐えられないの?」
「少しは我慢しなさい!」
と、人のことを理解しようともせず、ただ我慢=美徳と考えて押し付けてくる人。
これが続けて起こってしまうと、ストレスや体調不良にもつながります。
だから僕は、我慢を強要してくる人の意見はなるべく間に受けないようにしています。
もちろん、中には本当に僕のことを思って言ってくれている人もいるでしょう。
でも、本当にそうだったとしたら、我慢の強要ではなく、まずは話を聞くことや、状況を把握することに徹しますよね。
少なくとも、僕であればそうします。
我慢するかしないかは、自分で決めること
結局、我慢するかしないかは、自分で決めることなんですよね。
悲しいことに、「我慢は美徳」な人から我慢を強要されて、それでもし体や心を壊してしまったとしても、誰も責任を取ってくれません。
だから、この「我慢は美徳」の考え方をなくすためにも、「我慢は美徳、を疑うこと」「我慢するかしないかは、自分で決めること」の2つの考え方を身につけてほしいなと、本気で思います。
それでは今日はこの辺で。
本日もお疲れ様でした。
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