一穂ミチ「恋とか愛とかやさしさなら」生理は全てを超越する
芥川賞直木賞の記事を読んでいたら、覆面作家の話が出ていた。今回のノミネートのうち3人が顔出しNGの覆面作家だったという。直木賞の受賞者である一穂ミチさんもその一人だったが、受賞を機にマスク姿を解禁した。この匿名性、今どきである。承認欲求が肥大化している現代だからこそ、真っ当な精神の持ち主であれば個人情報を秘匿して匿名であることを選択する。一穂さんのマスク姿、個人的には好感爆上がりだ。
そしてこの新作も、ものすごく興味深かった。夕食の後ちょっとだけ読もうとしたところ、あまりに没