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映画「バッドボーイズ RIDE OR DIE」懐かしIP復活が流行

つい先日、Netflixで「ビバリービルズ・コップ」の新作が公開され、「ゴーストバスターズ」のリブートも公開された。やはり強いIPにはつい縋りつきたくなってしまうのだろう。こんどは「バッドボーイズ」が復活だ!
シリーズ初作は1995年で、その後8年、13年で新作が作られ、今作はちょっとスパンが短く4年後に作られることとなった。

ストーリーはシンプルだ。
亡くなった上司に汚職疑惑が持ち上がる。2人は汚名をそそぐべく捜査を始めるが、警察内からも敵対する組織からも追われることになってしまう。
捜査の過程で上司の残したビデオメッセージが見つかる。実際はまだ生きている俳優なのでリアルに撮影したのだろうが、亡くなった俳優だってディープフェイク技術でどんな映像だってリアルに作れる。劇中ではギャング組織にはAI技術で似せた音声により電話をしたり、戦う現場ではドローンが大活躍したりと、道具立ては現在の最先端。
ストーリーで興味深いのは、主人公が肥満により心筋梗塞を引き起こすが、奇跡的に生還するというシークエンス。そのために食事制限されるというのがリアルでアメリカ的。甘いものやホットドックが恋しくなるというあたり、なかなかに現代を象徴していて、ほのかに可笑しく哀しい。
人間関係はちょっと複雑だが、そこまで入り組んでいるわけではない。そのあたりの処理はさすがハリウッド。
そして何よりも派手なアクションシーンは、暑い夏をスカッとさせてくれる痛快さ。

暑い、アツい、とにかくあっちい。そして突然の雷と豪雨。地球は壊れかけているようなので、こちらも壊れるようなアホアクション映画で対抗しようではないか。

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