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映画「SUPER HAPPY FOREVER」

人との出会いが人生をハッピーにしていく。そんな前向きな気持ちになれる映画作品。
まずはパイロットとして短編を制作し、それを同じスタッフ、キャストで映画化した長編作品のようだ。

幼馴染の2人がまもなく閉館となる寂れたホテルを訪れる。一人は怪しげなセミナーに傾倒する男、もう一人は妻を亡くした男。男は妻との想い出をホテルに探していく。
主な出演者は男2人に女2人とコンパクト。取り立てて何かすごい事件が起きるわけでもなく、淡々と日常がスケッチされていく。何だかとっても草食な描写だが、質感のいい静かなスケッチは何だか気持ちがいい。
丁寧に構成された画面の構図とサウンドも心地よい。
物語の大切な役目を担う、ホテルで働いていたベトナム人の女性が自然でいい芝居をしている。まさにこの映画にぴったりだ。

すごく大ヒットするような作品ではないだろうが、必要とされる人の心にきちんと届くといいな、そしてグローバルの評価軸できちんと評価されるといいな、そんな気持ちになれる爽やかな作品。
<9/27公開予定>

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