人間の悩みは最果てなく
生きている限り、人の悩みは尽きません。
悩みの種がこころに書き込まれると、これを何とかするまで、付きまとわれてしまいます。
どんなに成功していても、ある日のちょっとした出来事が悩みの種になることがあります。
どんなに恵まれていても、幸福であっても、突然、不幸の下り坂に向い始めることがあります。
そして多くの場合、その下降を自分では止められなくなって、それに気づきます。
例えば交通事故に遭われる方々も大勢、おられます。
お怪我された方、相手がお怪我をされた方、幸い怪我がなかった時でも、 事故がこころと体に様々な影響を与えます。
交通事故に遭ったことがあれば、運転するのが怖くなったり、事故が起きた場所を通るのが怖くなったりしたことがあることでしょう。
運転が几帳面になるという事もあることでしょう。
交通事故の解決が長引いて、怪我の回復も思わしくないと言ったケースも
多いものです。
交通事故が心から離れてくれないのです。
自分がそれをこころから手放そうとしていない事に気づいていない方もおられます。
私はこれまで10000人以上の交通事故に遭われた方々に会ってきましたが、こころを病み、健康を維持できなくなった方々もおられました。
そうした方々は様々な病院を受診しても、症状が改善せず、その体の痛みという不調の感覚が、いっそうこころに交通事故の傷を深く書きこんでいっているのかもしれません。
自分のこころに何が起きていて、それが体にどんな影響を与え、こころと体がどう影響し合っているのか?
こうした事が更に多方面に負のスパイラルを形成していくのか?
交通事故というこころの傷が一刻も早く癒される事を願います。
なやみの種は交通事故だけでありません。
何かの種が私たちのこころに同じような影響を与えています。
そうしたことが起きたとしても、それを解決する手だてはあります。
こころを知って、その扱い方を知ることです。
そうすればこころに流されるままになることはありません。
こころをコントロールすることは可能です。
こころにコントロールされるままにならなくていいのです。
こころをコントロールして!!
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