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ビジョントレーニング、知っていますか?

スポーツ界や子供の教育の場面で注目されている「ビジョントレーニング」は、50年以上前からアメリカで提唱・開発されてきた眼のトレーニング方法です。日本でも導入が広がりつつありますが、仕事に活用できるかも?

■ビジョントレーニングとは


ビジョントレーニングとは、眼球を動かす筋肉「眼筋」を鍛えることで、目の情報処理とそれをもとにした運動機能を向上させるためトレーニング方法です。北米やヨーロッパでは眼科医とほぼ横並びの国家資格制度「オプトメトリスト」もあり、多くの国で広く導入されています。日本では、アスリートのパフォーマンス向上、発達期の子供の視覚機能の向上、中高齢者の運動機能の維持回復などに有効であると近年注目されています。ビジョントレーニングに関する動画もたくさんアップされています。





■スポーツビジョン・視覚機能の種類

一般的に、8つの種類があると言われています。


・静止視力:止まっている目標を見る能力

・DVA動体視力:横方向の動きを識別する能力

・KVA動体視力:前後方向の動きを識別する能力

・コントラスト感度:色の明暗を鋭敏に識別しる能力

・眼球運動:眼球をすばやく正確に動かす能力

・深視力:正確に距離を認識する能力

・瞬間視:瞬間的に多くの情報をつかむ能力

・眼と手の協応動作:眼で見たものに素早く反応する能力


■仕事の効率化にもつなげられる要素あり

ビジョントレーニングを取り入れることで、こんな効果も期待されています。

1 本を読むスピードが上がる

速読が得意な人は、脳の処理能力を含めた視覚機能が高いと言える。

2 字がきれいに書けるようになる

どこまで遠くのものが見えるかという「遠見視力」だけでなく、近くを見る「近見視力」が鍛えられる。

3 姿勢が良くなる

視覚情報には、姿勢を制御するという役割がある。

4 モチベーションが上がる

ものが見えにくい状態は、人から意欲を奪い、何事に対しても消極的にさせる弊害がある。

5 老眼予防やアンチエイジングにも効く

眼のピントを合わせる水晶体の弾力性や、その水晶体の厚みを調整する毛様体の筋肉が、年齢とともに衰えるために起こる現象だからだ。

6 脳の衰えが予防できる

加齢とともに進行するのは、老眼だけではない。脳の萎縮によって、認知症のリスクもまたどんどん高まっている。そこで、脳を鍛えるためにもビジョントレーニングが有効だ。

https://forbesjapan.com/articles/detail/32901


他にも、情報を俯瞰して視る能力を高め「書類のチェックミス防止」「字が綺麗に書ける」等の効果もあると言われています。


■ビジョントレーニングのサポートアイテム

そんなビジョントレーニングのお手軽実践方法をご紹介します。

・1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる!ガボール・アイ

眼科医で医学博士の平松類氏によって名付けられた視力回復法「ガボール・アイ」に特化した書籍です。「同じマークを探す」等の簡単なエクササイズによるトレーニングが中心で、初心者にもおすすめです。

・ビジョントレーニングメガネ Visionup

スポーツをされる方はこちらを活用してみてはいかがでしょうか?バッティングやドリブルなどの簡単な練習時に、1回15分を週に3回使うだけで効果が期待できるそうです。


・メジックミラー120R

手でミラーをワイパーのように動かし、それを目で追うシンプルなトレーニングアイテム。1日1分程度のトレーニングでOKなので、仕事の休憩時間にも活用できそうですね。


■最後に

眼精疲労やその対策は多く取り上げられていますが、「視る力を鍛える」ビジョントレーニングもぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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