メンタルを整える旅行にでかけよう！～メンタルヘルスツーリズム～
前に紹介したメンタルヘルスツーリズム。今回は日本国内でメンタルヘルスツーリズムにおすすめな場所を紹介します！
1. メンタルヘルスツーリズムってなんだっけ？
メンタルヘルスツーリズムはちなみに、身体的疲労に加え、ストレスなどの精神的疲労を和らげることを目的とした旅行のことを指します。ちなみにこの「メンタルヘルスツーリズム」という言葉は2008年に公表された論文で初めて提唱されたとても新しい考え方です。
詳しくはこの記事をご覧ください。
2. メンタルヘルスツーリズムにおすすめなスポット今回はそんなメンタルヘルスツーリズムにおすすめなスポットをいくつか紹介します。
① 温泉地
やはりなんといっても温泉地です。昔の夏目漱石や川端康成、志賀直哉といった文豪も静養として温泉地を訪れています。
温泉地を訪れ、精神的な疲労を和らげるためには非日常的な場所、日常から離れた場所の温泉を選ぶべきです。その中でも有名なところとしては以下のような温泉があります。
・銀山温泉
JR東日本のCMやインスタ映えする温泉として有名になった銀山温泉。しかし立地を見てみると実はアクセスしづらい秘境の温泉であることが分かります。
日常から隔絶された温泉の方がより精神的疲労が和らぐことは間違いありません。
ちなみに山形新幹線も止まる大石田駅からのバスも存在するそうなので車が無くてもアクセスは可能です。
・平湯温泉
この温泉は北アルプスの山と山の間にある小さな温泉です。銀山温泉はとても有名になってある程度アクセスする人も増えましたが、この平湯温泉は場所の関係上とにかくアクセスがしづらいです。東京からだと特急あずさで長野県は松本駅まで行き、そこから1.5時間ほどバスに揺られて北アルプスを越えたところにあります。しかも平湯温泉を通る国道は冬の時期通行止めになる可能性もあるようなところです。なんとも行きにくい…。
その分日常と隔絶された非日常感は満載で、間違いなく日々の生活でたまったストレスを和らげてくれることでしょう！
② 緑あふれる土地
・ 山梨県山中湖周辺
都心からもアクセスがしやすくかつ緑があふれる土地としておすすめな場所が富士五湖で有名な山中湖周辺です。
富士五湖の中で最も有名な湖は河口湖で、河口湖周辺はとても人が多いですが、ちょっと離れた山中湖周辺はあまり人も多くなく、緑に囲まれながら、なおかつ水辺の風景も楽しみながらとてもゆっくりとした時間を過ごすことができるはずです。
山中湖へは新宿駅から高速バス1本で行ける身近さも魅力です。
山中湖観光協会が運営するサイトではヨガや瞑想、乗馬体験など様々な体験ツアーが紹介されています。ぜひ自分の状況にあわせて選んでいただければと思います。
・ 奥入瀬渓流
青森県十和田湖周辺の奥入瀬渓流も緑が多い土地として有名です。ただ、アクセスが非常に悪いことに加え、渓流散策のためにはかなり歩かなければならないという点がネックですね…。
ただ、その分自然の風景が残っていて、深い緑の中を川が流れてゆく光景を見れば自然の風景に圧倒されることでしょう
・報国寺（鎌倉）
緑が多い場所としてお寺もおすすめです。特に禅宗と呼ばれる臨済宗のお寺では庭の存在や自然を大事にしたお寺が多いのが特徴です。
京都や鎌倉といった古都と呼ばれる場所には臨済宗のお寺が多くあり、インスタ映えで有名な庭は実は臨済宗のお寺だったなんてことも多くあります。
その中でも鎌倉にある報国寺には「竹の庭」と呼ばれる竹林があり、竹に囲まれながらの散策を楽しむことができます。
また、昔の僧侶が竹のザワザワという音と吹き抜ける風の中で座禅を組んでいた姿に思いをはせ、自らも少し瞑想に入ってみるというのもよいでしょう。
3. 自分のストレスが和らぐ瞬間を感じよう
さて、ここまでメンタルヘルスツーリズムに最適な場所を紹介してきましたが、今更ではありますが大切なことは「ここに行けばストレスが和らぐ」という場所を考えておくことです。そして旅に出かけた時には「あぁ今ストレスが和らいでいるなぁ」という瞬間を感じることがとても重要です。
今回紹介した場所はあくまでその一例にしかすぎません。ストレスが和らぐ場所は十人十色です。自分だけのストレスが和らぐ場所を見つけ、少し疲れたなと思った時にはそこに出かけてみましょう！
ちなみに筆者が温泉地に旅行にでかけたときもっともストレスが和らいだなと感じた瞬間は、温泉に入ったときでも夕食を食べた時でもなく、近くを走っているローカル線のタタンタタンという音と山間に消えていく警笛の音を聞いた時でした。それ以降メンタルヘルスツーリズム旅行にでかける際にはローカル線で行くような場所を重視するようになりました。
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