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治療家の心得37【背面筋は固くて当たり前】

「背面の筋肉は固い」ということさえ知らないセラピスト

体の勉強をしているセラピストなら、体の「重心」や「重心線」のことは必ず知っているはず・・・です。

しかし、知っているだけで、治療(施術)に全く活かせていない先生がとても多いというのが実状なようで、特に最近はその被害者が目立つようになりました。

ということで、今回はその再確認のためのnoteです。

重心と重心線

体の重心:恥骨のやや上・前方辺
重心線:外耳孔・肩峰・大転子・膝蓋骨後面・外果前方

⇧の情報を側面図に描くと、⇩の青丸・赤線になります。

個別に覚えると気づかない方もいらっしゃいますが、描いてみると背面筋が完全脱力すると、前に倒れてしまうことが分かります。

つまり、背面筋はそれを防ぐために、基本的には収縮し続けています。

また立位時にこれらがどのような状態かで、臥位時の状態もとうぜん異なってきます。

施術では、姿勢の把握はもちろん、立位時と臥位時の筋バランスを考えながら、患部であろう場所が施術対象か否かを振り分ける必要があります。

安易に「硬いから」「膨隆しているから」というだけで判断してしまうと、良い成果を出すことができません。


いかがでしたか?

今日は、「姿勢分析の基本」ですが、見落とされそうなポイントについてシェアしました。

来週も引き続き、「治療家の心得」を楽しみにしていただければ幸いです。
それではまた

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