新入社員のやる気がなく、受け身な理由

新入社員の悩みは、どの会社、どんな時代、どれだけ優秀な人にも付きものです。特に近年ではゆとり世代~Z世代と仕事に情熱を持たず、とにかく出世に興味がない部下・後輩に悩んでいる方も多いと思います。

そして、何が原因だったのか本当の理由を教えてもらえず、辞められてしまって、採用と教育のコストの分赤字になってしまいます。
そしてそれが自分の評価に繋がることも…。

ここで一旦、転職する気満々すぎて、目の前の職場にはやる気を出さなさすぎてクビになった、俺を参考にしていただけると幸いです。


①やる気を出しても評価は変わらないと思っている

新入社員はいつの時代でも、
受け身で指示待ちだと言われています。

しかし、彼らにはそれなりの理由があります。

  • バイト先やインターン先で自分から動いて失敗したり、怒られたりしたことがあるので、「受け身なのが正解」だと思っている。

  • やる気を出せば最後、際限なく仕事を抱えさせられてしまうのではと心配している。

  • やる気を出して働いても、仕事の量や責任の割に報われないのを親や上司、先輩を見て思っている。

実際、凄いやる気を出している
同期とか、いませんでしたか?

自分は計画的に仕事を進めているだけなのに、彼(彼女)や上司から、やる気やモチベーションを比較されてしまったりしたことはありませんでしたか?

彼(彼女)は、自分の能力とキャパシティを知らないでとにかくやる気だけで仕事を引き受けてしまうので、すぐにパンクをしてしまったり、欠勤や休職、更なる成長を求めて転職、独立してしまって、自分が引き継ぐことになってしまったり・・・。

逆に、やる気を出して仕事をこなして上司に好かれたのはいいものの、残業代が出なくなり、責任がドチャクソ重くなり、まだまだ下の地位で気楽に働く同期と比べて、現在の自分を悔いることはありませんか?

やる気を見せると際限なく仕事を振られてしまう上に、出した成果の割に昇給やボーナスは大したことがないという真実をどこかの機会で知っているので、やる気を出すだけ無駄だと感じているかもしれませんね。

②バイトの延長線上くらいにしか思っていない

新卒社員だと手取りで15〜19万円くらいでしょうか。
そしてボーナスも寸志、出しても1ヶ月分くらいです。

俺は夏は告知なしで0円、冬は5万だけという
腐れ外道な評価をされたことがあります。

正直言って、上の階級までランクアップした
バイトリーダーや派遣社員の方が
気楽な上に多くの金額を稼げるぐらいです。

手取り12万円になるようなふざけた給料を正社員の求人で提示する社労士事務所もありました。

1~2年目のうちは
正社員のメリットを感じにくいんですよね。
任される仕事もそこまで大きいものでもないですし、その割には責任だとか他の用事に気を遣わされる、そんな感じです。

正社員を少し給料の良いバイト、くらいにしか思えていないのでしょうか。

③その会社での出世には興味が無いだけ

これは他の記事でも書きましたが、やる気のなさそうな社員というのは、あくまでその会社のなかでの出世やステップアップに興味が無いだけです。

たとえ転職や独立をしても通用するスキルを身につけていきたいとか、自分の能力と経験が伸びていくこと自体は興味があるんです。

ただ、その会社で管理職になろうとか、偉くなりたいとは思わないだけです。
クビにならない程度には働こうかな?というだけの人もいますが、決して多くがやる気がないわけではありません。

④残業しないのが正しいと思っている。

有名企業や一流企業では、残業を推奨しない考えが広まってきています。
また、「ひろゆき」や「カズレーザー」など頭が良いというイメージの強い発言力・影響力のある有名人も、残業に対しても否定的です。

残業=ブラック企業という印象があるんでしょうね。

  • 残業をするほど仕事量があるのは、処理能力・人員に対して仕事量が釣り合っていないので、管理が出来ていない上司の責任だと思っている。

  • 割り増しの残業代がかかるので、残業しないで翌日にやる方が会社にとって良いはずだと思っている。

  • 8時間以上働くのは疲労が貯まっているので能率が悪いと思っている。

このように考えてしまいます。

会社の威信をかけた巨大プロジェクトであったり、急な欠勤や緊急事態が起きたり、月末・月初だけの繁忙期があったりして、一時的に短期間だけ残業をするだけなら分かるのですが、特にそこまでの理由もなく、毎日のように残業をする会社は、今の時代には歓迎されません。

長時間残業が美徳とするなど、もってのほかです。
残業は1日1時間くらいに抑えておきましょう。

⑤高い年収が要らないので、良くも悪くも会社にしがみつかない

新入社員の全員とは言いませんが、お金や結婚に対する価値観が、上司世代の若い頃とは大きく違います。

よく言えば堅実、悪く言えば地味なのです。
休日の前日にはスポーツカーや高級車にワックスがけして、気になる異性を乗せて県外まで遊びに行くとか、給料日にすっからかんになって朝になるまで駅前で飲み明かしたりとか、そういうことをしません。

ブランドものの時計も要りませんし、スーツにお金もかけません。
ゴルフやスキーに行く人も減りましたかね。
性風俗も、どんなに頑張っても1ミリも本心を動かせない店の女の子と遊んでも楽しくない、と冷めていてそんな子に高級ブランドの何かを貢いでいた若い頃の独身時代の上司〜経営者を軽蔑してます。

なんなら結婚もしたくないし、子どももマイホームも欲しがりません。
可能であれば、一人暮らしをせず、独身のまま実家で暮らしています。子ども部屋おじさんであることに特に負い目を感じることなく、合理的で賢くお金を貯めていると感じています。

俺も燃費の良いコンパクトカーに乗って、休日は幼なじみとスタバやラーメン屋、本屋、スーパー銭湯に行って、ライター、ブログ執筆をするぐらいの過ごし方です。

恋愛は23歳で諦め、結婚はしたくないと思う、実家暮らしの子ども部屋おじさんです。というか子ども部屋おじさんとして電話取材をされ、zoom出演をテレビ局に依頼されるほどの、筋金入りの子ども部屋おじさんです。

お酒も飲まなくなりましたし、性風俗も・・・女の子と遊んでどうのこうのという意欲と発想が湧くほど豊かな人生経験が、これまでございませんでした。

本気で結婚したいと思った生涯唯一の女性はいましたが…。

アルバイト・派遣に副業を加えるくらいの収入で間に合う私生活と趣味をしていますので、
「正社員でいる必要があるのか?」
とすら感じています。

会社に会社員としてどうしても在籍する必要がないため、仕事に対してはクビにならない程度にぶら下がっているのが、一番ちょうどいい働き方だと思っています。

⑥不本意な滑り止め入社で落ち込んでいる

③と似ていますが、そもそも目の前の職場、仕事が本命企業のそれと違い、就活に失敗してやる気を無くしている人もいます。

これは問題です。
まるで仕事に気持ちが向いていないので成長が臨めませんし、会社としてもどこまで待っても期待できないので損失となります。

「新卒就活で失敗したら人生終わり」というくらいに捉えていますので、定時で帰ったり、休日出勤を断ったりしているのは、挽回のための転職活動やスキルアップ、掛け持ちのアルバイトをしているのかもしれませんね。

会社を辞められてしまうかもしれないし、腰掛け程度にされているのかもしれませんが、このタイプは自分の人生を大切に思っているタイプなので

「実はこの会社滑り止めなんだろう?俺もそうだった、転職するなら応援するから頑張れ!でも一応仕事は頑張ってくれよ、その方が転職の面接でアピールできるしさ」

と応援してあげるくらいの姿勢でいましょう。
俺だったらそんなこと言ってくれる上司がいたら、転職活動を辞めて、その上司が社長に出世できるように尽力しますけどね。

まとめ やる気を求めるなら、出世のメリットを示してあげて

いかがだったでしょうか。
正直、俺も自分より下の世代の考え方には、驚くこともあります。

俺はゆとり世代であり、見る人によってはZ世代でもありますが、上司世代のように、積極的な出世を目指して働いていたこともありますので、気持ちが分からないでもないです。

ただ、Z世代やゆとり世代と一括りにして、頭ごなしにやる気がないと思わずに、出世のメリットを示してあげたり、理想や目標となる上司になってあげたりしてほしいなと感じます。

俺は自分が出世することで、できる仕事や裁量が増えて働きやすくなったり責任と役職に見合った給料が得られたりするのなら、課長にも、専務にも、社長にもなってみたいですね。

正しいことができるなら、偉くなりたいです。

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