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【入門から応用まで】R言語の学習におすすめの本/書籍5選
これからR言語を業務で使うことになった方、これからR言語を使ってキャリアを歩んでいきたいという方でどのように学習していこうか悩んでいる方もいるかと思います。
そこで今回はR言語を学ぶために筆者が参考になったおすすめの本/書籍を5冊紹介していきます。
R言語とは
![](https://assets.st-note.com/img/1715081653752-0CrtHVD2L4.png?width=800)
R言語は、統計計算とグラフィックスのためのプログラミング言語であり、データ分析、統計モデリング、科学研究、データ可視化などに広く使用されています。
RはGNUプロジェクトの一部として提供されており、多様なオペレーティングシステムで無料で利用できます。また、拡張性が高く、多くのパッケージが利用可能で、特定のデータ分析タスクを効率的に処理できるように設計されています。
また、R言語は、インタラクティブな作業とプログラミングの両方に適しており、ユーザーが独自の関数を作成して特定の作業を自動化することも可能です。
R言語の学習におすすめの本/書籍5選
はじめてのR
![](https://assets.st-note.com/img/1715083256601-0VBJVhm1M1.png?width=800)
「はじめてのR」は統計解析ソフトウェアRの初心者向けガイドブックです。
Rのインストールから基本的な操作、簡単な統計分析までを段階的に解説しており、特にプログラミング経験が少ない人や統計学に慣れていない人に適しています。
最初は四則演算などの単純な計算から始まり、徐々に分散分析などの少し複雑な統計手法に進む構成になっています。ただし、章が進むにつれて内容の難易度が上がるため、全てをマスターするには時間と努力が必要です。
R未経験の人に、Rを操作しつつ読み進めてもらい意見をもらったというだけあって、R初心者が本を読んで手を動かしながら学習するのに最適な内容。
実務でよく使うような操作は繰り返し出てくるため、覚えようと思わなくとも、本を読み終えるころには自然と手が動くようになる。説明もわかりやすく、難しい言葉は出てこない(もちろん数式も)。薄いので2、3日もあれば終えられる。
RStudioではじめるRプログラミング入門
![](https://assets.st-note.com/img/1715083304048-5P6BmGrQRC.png?width=800)
「RStudioではじめるRプログラミング入門」はR言語を統計ではなく、プログラミング言語として学ぶための入門書です。
特にRStudioの環境を使用しながら基本的なプログラミング技術やデータ操作の技術を身につけることができる内容になっています。
また、サイコロやトランプゲームなど具体的なプロジェクトを通じて学習が進められるため、実践的で理解しやすい内容となっています。
プログラミング未経験者でも段階的にスキルアップができるようになっており、Rを使ったデータの前処理や基本的なデータ操作を学べる点が特に好評です。
統計分析にRStudioを使いたかったのですが,どうしてもプログラミングが伴うしRstudioの使い方はよくわからないしで困っていました.
Rstudioの使い方の情報はweb上に確かにたくさんありますが,Rの仕組みについて説明してくれるものは見当たりませんでした.
そして,その使い方の情報についても,web上の情報は断片的でわかり難いものが多いです.
しかしこの本は,Rがどのような仕組みで計算を行っているのかをサイコロ,トランプ.スロットマシンの事例を通して教えてくれます.
データの属性などいまいちわかりにくい概念も具体的に説明してくれるのが良いところです.
Rstudioの使い方についても,逐一解説が入るのでわかりやすいです.
この本を読むことで,Rの仕組みとRstudioの基本的な使い方が分かるとおもいます.
RユーザのためのRStudio[実践]入門
![](https://assets.st-note.com/img/1715083331008-rpGCcXLPAS.png?width=800)
「RユーザのためのRStudio[実践]入門」はRStudioとtidyverseを用いたモダンなデータ分析手法に焦点を当てた実践的なガイドです。
データの収集、整形、可視化、レポーティングを通じて、データ分析の各ステップを詳細に説明しており、特にtidyverseの各種パッケージの活用方法に深く入り込んでいます。
パイプ演算子の使い方などの基本的な内容から、ggplot2でのデータの可視化、R Markdownを使ったレポート作成など、具体的な例を通じて学ぶことができます。
まず、この本は断然買いです。タイトルはR Studioとなっていますが、tidy dataの考え方が分かる点が有用です。tidy dataの基本形が分かるとggplot2での描画もスムーズになります。tidyrやdplyrパッケージによるデータの様々な変形や選択、グループ化が行えるようになり、データを整形するのにecxel上での作業を間に入れてRと往復するような手間も格段に減ります。最後にR Markdwonについても解説があります。Rで集計分析・描画→wordやPPTに貼り付けといった作業がなくなり、Markdwon上で集計分析・描画=レポート作成というように完結できることが期待されます。その他にもチームコードやスニペットなど、マメ知識的なことにも触れられています。必携の一冊です。
Rによるやさしい統計学
![](https://assets.st-note.com/img/1715083354254-gXVpPBRloC.png?width=800)
「Rによるやさしい統計学」はRを用いた統計学の基本を学ぶための書籍です。
統計学の理論からRでの具体的な操作方法までを平易に解説しており、統計学が初めての人やRに慣れていない人にとってもアクセスしやすい内容になっています。
Rのコード例と共に統計手法が解説されているため、理論だけでなく実践的なスキルも身につけることができます。
Rの標準的な入門向け教科書です。散布図やヒストグラムの描き方も分かり、t検定、カイ二乗、分散分析はもちろん、線形回帰、因子分析など大体の検定を網羅しています。Rcmdr(Rコマンダー)を一通りやってみて、データサイエンスシリーズに進む場合、この本は座右として必須と思います。
StanとRでベイズ統計モデリング
![](https://assets.st-note.com/img/1715083387255-nXqxoMKCyX.png?width=800)
「StanとRでベイズ統計モデリング」はベイズ統計をStanとRを使って実践的に学ぶための書籍です。
Stanの日本語マニュアルのような役割を果たし、事前分布の使用方法などが整理されています。また、モデルの実装方法について学ぶ上で非常に参考にもなります。
ベイズモデリングを深く掘り下げたいと考えている研究者やデータサイエンティストにおすすめの一冊です。
Stanを全く知らずにこの本を読みましたが、Stanの良さや使い方がわかりやすく説明されています。
Stan自体は独立したソフトウェアなので、RからだけでなくPythonなどからも使うことができますので、「R」とタイトルにありますが、Rを知らずにPythonに慣れている人でも読んですぐに使える内容だと思います。
事例も豊富でイメージがしやすく、自分のやりたいモデリングに近い事例から発展させて使えることも多いのではないでしょうか。
ベイズ統計モデリングをしたいならStanはかなり便利ですし、Stanを勉強したいならこの本を読んでも絶対に損はしないと思います。
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