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『迷宮の将軍』ガブリエル ガルシア=マルケス (著)木村榮一 (訳) ちょうどコパ・アメリカの期間に読んだので、「南米ってなんでたくさんの国に分かれているのかな」ということを改めて考えた。
『迷宮の将軍』
ガブリエル ガルシア=マルケス (著) 木村 榮一 (翻訳)
Amazon内容紹介が無い!ので本の帯
ここから僕の感想 ガルシア・マルケスの長編小説でまだ読んでないの、最後の一冊(かなあと思う、短篇はまだずいぶん読んでいない)を、この機会に(『百年の孤独』文庫本で話題のこの時期に)読んでしまおうと、手に取った。
いや、この機会にっていうのが、どっちかというとサッカーのコパ
ガルシア・マルケス 『族長の秋』を、購入後37年たって、やっと読んでの、感想。
『族長の秋』 (ラテンアメリカの文学 13) (日本語) 単行本 – 1983/6/8
Amazon内容紹介
「奇想天外、抱腹絶倒!架空の小国に君臨する大統領がおりなす奇行、悪行の数かずと、仕える部下たちの不安、恐怖、猜疑に満ちた日常を描く、ノーベル賞作家の最高傑作。」
1983年の初版で買ってあった、大学三年生のときから未読であった本を、37年後にやっと読む。むかーし買った本には、思わぬも
『コレラの時代の愛 』ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 木村 榮一 (訳)は、なんで村上春樹新作『街とその不確かな壁』の中に出てくるのか、『グレート・ギャツビー』との関連で深読みする。あ、でも宮藤官九郎のドラマみたいに面白かったよ。『コレラの時代の愛 』は。
『コレラの時代の愛 』単行本 – 2006/10/28
ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 木村 榮一 (翻訳)
Amazon内容紹介の前に。
なんでこれを読んだかと言うと、村上春樹の新作、『街とその不確かな壁』の中で、主人公の、中年になってからの恋人となる女性が、小説の中で読んでいたのである。え、俺、読んでないじゃん、ということであわててAmazonでポチって買って読んだのである。
『予告された殺人の記録』G. ガルシア=マルケス (著), 野谷 文昭(訳)、昔読んだような気がするし薄い文庫本だし、ちょいと中継ぎ的に読んでみたら、超ヘビーだった。
『予告された殺人の記録』1997/11/28 G. ガルシア=マルケス (著), Gabriel Garc´ia M´arquez (原名), 野谷 文昭 (翻訳)
『コレラの時代の愛』を読んだついでに読み直し。
というか、『七つの殺人に関する簡潔な記録』マーロン・ジェイムズという、ちょいと前のブッカー賞の小説を読書師匠しむちょんに教えてもらって、次はそれを読もう、と思ったのだが、これがなん
『愛その他の悪霊について』 ガブリエル ガルシア=マルケス (著), 旦 敬介 (訳) なんでだか「もののけ姫」のサンとアシタカを思い出してしまいました。話が進むほどに、神話のようなおとぎ話のようになっていく、美しくも壮絶な愛の物語でした。すごくよかった。
『愛その他の悪霊について』 2007/8/30
ガブリエル ガルシア=マルケス (著), 旦 敬介 (翻訳)
Amazon内容紹介
これだとどういう話なんだか分からんなあ。じゃあ、帯の裏側のほうに書かれていることをどうぞ。これはよくまとまっているぞ。
うん。こういう話だった。ここから僕の感想。
この「侯爵の一人娘」っていうのが、もうほとんど、狂犬に咬まれる前から、母親にも父親にも家の中
『戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険 』岩波新書 1986/12/19 G.ガルシア・マルケス (著), 後藤 政子 (翻訳) いやもう、この監督。サッカーのビダルくらい勇敢だけど向こう見ずで言われたことは守らない。ハラハラし通しの大冒険でした。さすがガルシア・マルケス。読み物として抜群の面白さ。
『戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険 』(岩波新書 黄版 359) 新書 – 1986/12/19
G.ガルシア・マルケス (著), 後藤 政子 (翻訳)
Amazon内容紹介本の帯の裏表もよくできているので引用ここから僕の感想 電通先輩四國さんが先日Facebook投稿で紹介してくださったので、さっそく読んでみた。
それと、前回ラグビールドカップの時に、参加各国の小説を読んでみる、とい
『悪い時』(新潮・現代世界の文学) 1982/9/1 G・ガルシア=マルケス (著) 高見 英一 (訳) 閉鎖的な町で、政治的対立と性的なスキャンダルが鬱々と重なることで起きる惨劇を、群像劇として描く。と分析すると今年ヒットした日本映画『福田村事件』になんとなく共通するものがある。
僕が持っているのは、まさにこの装丁の。1982年に買った本。第2刷1982.11.5のもの。買ったのは大学二年生の秋である。そのまま読まずに41年。やっと読んだ。Amazonでは古本1円からある。
今、出版されているのは、新潮社の「ガルシアマルケス全小説」シリーズの、他の初期小説と一緒になった本『悪い時 他9篇』。
内容紹介はそっちしかないので、そちらを引用、
Amazon内容紹介
こ
『エレンディラ』ガブリエル ガルシア=マルケス (著), 鼓 直 , 木村 栄一 (訳)。来年予定の『百年の孤独』文庫化の前に、ガルシア・マルケスに慣れておくには、これがいいかも。短編集だし薄いし文庫だし、しかも面白い。
『エレンディラ』
(ちくま文庫) 文庫 – 1988/12/1
ガブリエル ガルシア=マルケス (著), 鼓 直 (翻訳), 木村 栄一 (翻訳)
Amazon内容紹介~本の帯
ここから僕の感想 この前、ツイッターで『百年の孤独』がついに文庫化されるというニュースがトレンド入りしたときに、皆それぞれガルシア・マルケスへの思いをツイートしていたのだが、その中に「でも、僕は『エレンディラ』が好き
『わが悲しき娼婦たちの思い出』 ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 木村 榮一 (訳) 90歳老人の14歳娼婦への、性というより恋の話。マルケスらしく明るく前向き元気なのだこれが。川端の『眠れる美女』に触発されて書かれたというが印象は正反対。
『わが悲しき娼婦たちの思い出』 単行本 – 2006/9/28
ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 木村 榮一 (翻訳)
Amazon内容紹介
って最近なくなったのかな。ネタバレ禁止仕様になったのかな。なので本の帯まず表面を引用します。(一部改行変更しています。)
裏面
ここから僕の感想 本の帯に「淫らに過ごしたい」と書いてあるからと言って、すごく淫らな小説かと言うと全然そんなこと
『出会いはいつも八月』ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 旦敬介 (訳) 今、話題の作者の未完の遺作を読んでみた。「未完」の意味を考える。
『出会いはいつも八月』
ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 旦 敬介 (翻訳)
◆Amazon内容紹介
◆ここから僕の感想
いやいやAmazon内容紹介、「未完の傑作」なのに「圧巻のラストに息をのむ」って矛盾してるだろ。そう思いますよね。説明しますね。
遺作で未完というと、夏目漱石の『明暗』みたいに、えーこれからいいところじゃーん。二人はどうなるの?するの?しないの?みたいないい