みず

社会学や哲学を勉強中。

みず

社会学や哲学を勉強中。

マガジン

  • 壮大3分クッキング

    色々なものを三分で作るマガジンです

  • 最強○○の倒し方

    「偉人とケンカした時に勝つ方法」を紹介した記事のまとめです。

  • 人類学入門

  • 教育心理学

  • 都市・地域政策論

最近の記事

高校で習う最悪のお札、免罪符。でもいいとこもあるよ。

「免罪符はクソだよ。」世界史の先生に、そんな風に教わった人も多いのではないだろうか。流通してから何世紀も経た後の教科書にクソな札だと書かれ、子供たちにもクソな札だとバカにされる可哀想なお札、それが免罪符である。 あぁ、なんて可哀想なお札なんだろうか。このnoteは、そんな悲劇の札の誤解を少しでも解くために書きます! と言っても、「免罪符って何だっけ?」と思っている方も多いと思うので、ここでざっくりと紹介しておこう。一言で言ってしまえば、「教会にお金を払って買うことによって

    • クックパッド 「近代☆資本主義のレシピ」(マックスウェーバーさん)

      材料(76億人分) ヨーロッパ大陸 キリスト教(なるべく広範囲に広まっていると望ましい) プロテスタント(カルヴァン派) ある程度の富 調理時間 1~2世紀 こんにちは!3分クッキングの時間です。 今日は、私たちの生きている20世紀に広く浸透している、資本主義の作り方を紹介していきますね。 「資本主義を作る」と聞くと、中々難しそうに聞こえますが、そんなことはありません。今回の講義を聞いて、上記の材料さえ用意していただければ、誰でも簡単に資本主義を作ることが出来るように

      • 始祖の社会学者、デュルケームの倒し方(武井壮風に)

        デュルケーム。 彼は社会学を大きく前進させた、初期の偉大な学者です。「デュルケーム抜きにして社会学は語れない」と言われているほど、後世に多大な影響をもたらしました。彼の残した『自殺論』や『社会分業論』、『宗教生活の基本携帯』は、今もなお、それぞれの学問分野のバイブルとなっています。 正に「始祖の社会学者」「天才的名著製造機」それがデュルケームです。 さて、今回はそんなデュルケームの倒し方を紹介していきますね。 まずは、デュルケームのストロングポイントを知るために、

        • 最強物理学者、アインシュタインに喧嘩で勝つ方法(武井壮風に)

          アルベルト・アインシュタイン。 超ド級の天才的頭脳を持つ彼は、正に「20世紀最大の物理学者」、アインシュタインがいなければ今の物理学の発展はあり得なかったといっていいでしょう。 全人類が尊敬すべき、最高最強の物理学者。それがアインシュタインです。 今回は、そんなアインシュタインと喧嘩をすることになった時、どうやって倒せば良いかを紹介していきますね。 まずは、アインシュタインのとてつもない力を一緒に見ていきましょう。 彼の喧嘩の実力は、「20世紀最大の物理学者」「現代

        高校で習う最悪のお札、免罪符。でもいいとこもあるよ。

        • クックパッド 「近代☆資本主義のレシピ」(マックスウェーバーさん)

        • 始祖の社会学者、デュルケームの倒し方(武井壮風に)

        • 最強物理学者、アインシュタインに喧嘩で勝つ方法(武井壮風に)

        マガジン

        • 壮大3分クッキング
          1本
        • 最強○○の倒し方
          8本
        • 人類学入門
          6本
        • 教育心理学
          6本
        • 都市・地域政策論
          3本
        • アジアコミュニティ論
          1本

        記事

          最強数学者、ピタゴラスに喧嘩で勝つ方法(武井壮風に)

          ピタゴラス。またの名を、「トライアングルの魔術師」 古代ギリシアの数学者で、今の数学の原点ともいえるこの男は、正に史上最強の数学者だ。 今回は、そんなピタゴラスに、喧嘩で勝つ方法を紹介していきます。 さて、ピタゴラスと言えば「万物は数である」と唱えた人物であり、彼が証明した「ピタゴラスの定理」はあまりにも有名ですね。その業績から、彼がとてつもない頭脳を持っていたのは間違いないでしょう。戦闘においても、その頭脳を生かした、高度な戦術をとってくることが予測されます。 また、

          最強数学者、ピタゴラスに喧嘩で勝つ方法(武井壮風に)

          最強思想家、マルクスとの喧嘩で勝つ方法

          「天才革命児」カール・マルクス。 社会主義を提唱し、1つの時代を丸ごと作り替えた彼は、正に最強の思想家と言えます。 今回は、そんなマルクスの倒し方を紹介していきますね。 まずは、カール・マルクスの圧倒的な力量を見ていきましょう。 他を寄せつけぬ圧倒的な世界観と深い思考を備えていた彼は、後にマルクス主義と呼ばれる科学的社会主義を説きました。その深遠な思想は世界中に広がり、資本主義と対をなす形で、一大ムーブメントを引き起こしたのです。 今でもなお、国際政治や思想に多大な

          最強思想家、マルクスとの喧嘩で勝つ方法

          最強精神科医、フロイトの倒し方

          ジークムント・フロイト。 彼は、オーストリアで生まれた、世界的に有名な、最強精神科医です。 「無意識」の発見で知られる彼は、後の精神心理学に絶大な影響を及ぼしました。そのあまりの偉大さに、心理学はフロイト以前、フロイト以後に別れるほど。 かの有名なユング、アドラーも彼の弟子です。 心理学に少しでも興味がある人ならば誰もがその名前を知っている。まさにKing of 精神科医。 それがジークムント・フロイトです。 今回は、そんな最強無敵の精神科医、フロイトの倒し方を紹介

          最強精神科医、フロイトの倒し方

          キャプテン・マネージャー婚【1分大学講義】(人類学入門:5)

          世界中に広く分布している結婚形式に、母方交叉イトコ婚というものがあるのですがご存知でしょうか。 その母方交叉イトコ婚文化が浸透している社会に生まれた人は、「自分の異性の親の異性の兄弟の子供」と結婚しなければならないのです。 さて、意味が分からないよという方が多いと思いますので、この文化を理解するために少し具体的に考えてみましょう。 皆さんの「自分の異性の親の異性の兄弟の子供」は誰でしょうか? 中々「自分の異性の親の異性の兄弟の子供」を一瞬で把握できる人も少ないと思うの

          キャプテン・マネージャー婚【1分大学講義】(人類学入門:5)

          【一分大学講義】心のノートとハインツのジレンマ後編 (パロディ教育心理学:3)

          ハインツのジレンマ再掲 1人の女性が病気で死にかけていますが、ある薬によって助かる可能性があります。 それは、同じ町に住む薬剤師が開発したものです。 薬剤師は、その薬を作るのにかかった費用の10倍の2000ドルの値をつけました。 女性の夫ハインツは知り合い全員にお金を借りましたが、費用の半分しか集められませんでした。 ハインツは自分の妻が死にかけていることを話し、安く売ってくれるように、 さもなければ残りを後で払えないかと薬剤師に頼んでみました。 しかし、薬剤師の返事は 「

          【一分大学講義】心のノートとハインツのジレンマ後編 (パロディ教育心理学:3)

          【一分大学講義】心のノートとハインツのジレンマ前編(パロディ教育心理学:2)

          教授「道徳性は子供の成長と共に育っていくと思いますか?」 今回の講義のテーマは「道徳性の発達」です。 子供が社会的に成長していくにつれて、彼ら彼女らの「道徳性」は果たして成長していくのか。もし成長するなら、一体どのように成長していくのかを学びました。 これはこれは難しいテーマですね。。道徳性の成長。。 心のノート 「道徳」「成長」という言葉を聞いた時、ぼくの頭の中にふと思い浮かんだのは「心のノート」という単語です。 ぼくと同じくらいの世代の方もそうだと思うのですが

          【一分大学講義】心のノートとハインツのジレンマ前編(パロディ教育心理学:2)

          行わせられている...だと?【1分大学講義】(都市・地域政策論:2)

          教授「これは○○市の条例なんだけど、この文章を見て違和感を覚える人はいるかな?」 そういって教授が見せてきたのは、ある市の「公園管理のボランティアに関する条例」でした。 この要綱は、市が行う公園等の公園管理業務のうち日常的な清掃、除草その他の業務を自治会、老人会等において自主的に組織された清掃美化協力員会に行わせることによって、自らの公園としての意識と愛着をもってもらい、もって公園を常にすがすがしいものとすることを目的とする。 公園などで、完全ボランティアで働いているご

          行わせられている...だと?【1分大学講義】(都市・地域政策論:2)

          【1分大学講義】まっさらな自然 (パロディ人類学入門:4)

          教授「まっさらな自然って本当にあるのかな?」 こう言った教授はいくつかの例を出してきました。 ①自然公園 ②ナチュラルメイク 「これらはいわゆる「自然」なものと言われてるよね、でも本当にそうなの?」 教授はこう問いかけてきたわけです。 ①自然公園 ハイこちら、この写真の素敵な風景はアカーディア国立公園というアメリカの観光地で撮影されたものです。この国立公園は日本で言う屋久島のように一つの孤島になっていて、とても美しい自然が保存されているのだそうです。 いや~綺麗

          【1分大学講義】まっさらな自然 (パロディ人類学入門:4)

          【1分講義パロディ】汚いって何だろう   (人類学入門:3)

          このnoteは「汚いとは何か」がテーマなため、全体的に汚い言葉が使われています。もしかすると気分を害する方もいるかもしれないので、不安な方はここで見るのをやめていただけると嬉しいです!! 教授「道端に『犬のうんち』と『人のうんち』が落ちているのを想像してみてほしい。さぁ、どっちが汚いかな?」 この講義はこんな中学生の会話みたいなノリで始まりました笑 とは言っても、この質問は至って真面目で「汚い」という概念の本質に迫る問です。さて、皆さんはどっちが汚いと思うでしょうか?(真

          【1分講義パロディ】汚いって何だろう   (人類学入門:3)

          【1分大学講義】スーパー言語と辞書  (パロディ人類学入門:2)

          教授「人類学は辞書を作る営みと似ているんだよ。」 突然ですけど、辞書があるって物凄いことだと思いませんか? 今この世界では、ほとんどの言語が互いに翻訳されて、意味がほとんど対応していますよね。フランス語を勉強したければ、フランス語の辞書を買ったり、日本語とフランス語を話せる人に教わったりすることが出来ます。 それは英語やドイツ語、スペイン語でもそうですし、モナコ語やマラヤーム語、何とかスタン語でも当てはまるでしょう。 でもね、ぼくたちは何となくこの恩恵を享受しています

          【1分大学講義】スーパー言語と辞書  (パロディ人類学入門:2)

          【1分大学講義】パーソン論 (パロディ・アジアコミュニティ論:1)

          二時間弱あった講義の終盤、教授はぼくたちにこんな質問をしてきました。 教授「脳死状態の人と生きている豚、どちらが価値があると思う?」 おいおい先生、とぼくは思いましたよ。何てあからさまな質問をするんだと。 そんな聞き方をされて「脳死の人より豚の方が大切です!!」と言える生徒なんているわけがないだろ!もっとこっちが悩めるような質問をしてよ! そう思いました。 でもね、教授の答えは意外なものだったんです。 教授「この質問はオーストラリアの哲学者、ピーターシンガーが考え

          【1分大学講義】パーソン論 (パロディ・アジアコミュニティ論:1)

          しょみずの幸せコラム

          自分の持っているものを、十分に自分にふさわしい富と考えない人は、世界の主となったとしても不幸だ。 こちらはギリシャの哲学者、エピクロスの名言になります。 彼の言葉を現代風に言い換えると 「富とか名声、立派な配偶者が欲しいなんてグダグダぬかしてるそこのお前! そんなマインドじゃ、いくらそれらを手に入れても幸せにはなれねえぞ! 高級マンションにあこがれる前になぁ、今住んでる四畳半のアパートでとりあえず幸せになっとけ!!」 という意味です。 このエピクロスの名言を聞いて、

          しょみずの幸せコラム