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最強数学者、ピタゴラスに喧嘩で勝つ方法(武井壮風に)

ピタゴラス。またの名を、「トライアングルの魔術師」
古代ギリシアの数学者で、今の数学の原点ともいえるこの男は、正に史上最強の数学者だ。

今回は、そんなピタゴラスに、喧嘩で勝つ方法を紹介していきます。

さて、ピタゴラスと言えば「万物は数である」と唱えた人物であり、彼が証明した「ピタゴラスの定理」はあまりにも有名ですね。その業績から、彼がとてつもない頭脳を持っていたのは間違いないでしょう。戦闘においても、その頭脳を生かした、高度な戦術をとってくることが予測されます。

また、ピタゴラスは数学の他にも、音楽、食生活、死生観、医学、芸術、地理、地球、さらには宇宙に至るまで、様々な学問に精通していたとされています。なので彼は、僕らが想像もしないような、多様な作戦を練って来るに違いありません。


だが、安心してください。ピタゴラスはイージーです。

繰り返します。イージーです。

皆さんは、ピタゴラスの「無理数」に関するエピソードをご存知でしょうか。

逸話によると、ある日ピタゴラスの弟子が、無理数(有理数ではない実数のことで、円周率みたいなやつです。3.141592.....的な。)を発見し、ピタゴラスに報告したそうなのです。するとそれを聞いたピタゴラスは。。

弟子「ピタゴラス様~無理数を発見しました~」

ピタゴラス「何!!無理数だと!そんな数字があるわけがない、お前は死刑だ!!」

弟子「ええぇぇぇええ?!」

と、無理数の存在を隠すために、弟子を死刑にしてしまったそうなのです。

ピタゴラスにとって、無理数は美しくないものだったそうです。だから、そんな無理数が、美しい数学の中に存在することを認めたくなかったらしく、思わず殺してしまったと。。
だからって殺さなくてもいいのにねぇ。

さて、ならば話は簡単です。

ピタゴラスは、有理数分の有理数で表せないような「無理数」について聞いただけで、人を殺めてしまうくらい動揺することが分かりました。

そんなピタゴラスを倒すには、この概念を持ち出すに限ります。


虚数、負の平方根。


皆さんも学生時代苦しんだであろう、「虚数」の概念をピタゴラスに教えてやるのです。

現代では、何世紀もの間、何人もの天才数学者たちが命を懸けて研究し、ようやくこの虚数という概念が理解され、浸透しています。

しかし、ピタゴラスが生きていた当時は、まだ「マイナス」や「ゼロ」の概念すら存在していなかった時代です。そんな時代を生きたピタゴラスに「負の平方根」というトンデモ概念を教えたらどうなるでしょう。

ピタゴラスはまず間違いなく、勝手に泡を吹いて倒れます。

はいっ。僕らの勝ち。

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