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アコークロー【エッセイ】

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ぼくの過去の思い出たちです。
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#普天間

すべての武器を楽器に【エッセイ】

すべての武器を楽器に【エッセイ】

 さて、どうしようか。

 ぼくは、うちなーんちゅだ。今まで沖縄の置かれている現状や思想、文化、を〝小説〟というフィクションの世界で表現してきた。現実と理想の物語のなかで、導いていきたかった。沖縄の抱える問題へと。
 しかし、政治を小説で語りすぎないようにもしていた。あくまで過去の事例をあげる程度におさめていた。それは、この島にある腐った権力構造のパワーバランスを崩さないためだ。
 とりあえずこの

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すずらん通りでまたあいましょう。【エッセイ】

すずらん通りでまたあいましょう。【エッセイ】

 この街は夜になると染み入る雨のように暗闇がひろがり、それをさけて通るために蛾のようにネオンに狂気する。

 赤線ーー。あの時代の残り香は昭和の色香ただよわせ、今はスナック街だ。伝説の店。名物ママ。酒とすこしの肴で寝つけない夜をともに酔い、過ごす。近くのカラオケ喫茶からはうまくもないへたでもない歌謡曲が聴こえる。

 ぼくがその街に出入りするようになったのは、志なかばで大学を中退してからだ。いつで

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統合失調と小説と刺青と【エッセイ】

統合失調と小説と刺青と【エッセイ】

 ぼくは周囲にも隠していないが、統合失調症をもつ小説家であり、入れ墨をいれている。

 まず、ぼくは妄想型統合失調症である。今症状は落ち着いているが、一時期はすべての思考が他人に漏れていると思っていた。24時間。365日。LINEのパスワードから銀行の暗証番号から、ぼくがアメリカに対している感情まですべて他人は知っていて、読みとられていて、ぼくをなにかに陥れようとしているのだと考えていた。それをし

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