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人は案外、あなたに興味が無い

こんなことがありました。
複数人でカラオケに行った時、人前で歌うのが嫌でオドオドしていました。そしたら、

「大丈夫、皆あなたに興味ないから」

って単刀直入に耳打ちされました。

普通に考えたら、すっげー酷いこと言われてますよね。

正直「はあ?!」っと思いましたよ。
でも、逆に「そっか、皆そんなに興味ないならはっちゃけない方が空気読まない感じになるのか」と思った自分がいたんです。

それは、悪口のようで、一種の助言にも受け取れました。だって、いい年した大人がこんなにはっきりと指摘してくれる機会はないですからね。


昔から悪目立ちをして、何をしても後から何かコソコソ陰口言われたりしていた私。人の目を気にして生きてきました。

だから、その時も怖かったんですよね。「何かへまするんじゃないか、何か言われるんじゃないか、隙が無いようにしておかないと」って。

でも、何しても悪い方向に言う奴はいるし、逆に私に興味ない人もいるし。それなら、結果が大幅に悪い方向に向かわないんだったら……適度にはっちゃけてもいいんじゃないかなって多少思ったんですよね。

だから、その時は遠慮なく歌ってやりました。そしたら……意外と盛り上がって上手くいきました。普通に考えたら酷いこと言われたんだけど、でも自分の考えたを少し変えただけで、なんか楽しかったしスッキリした。そっちの経験の方が私の感覚としては得たものが大きかったんです。
不思議ですよね。笑

……で、

そんな出来事を思い出した本がこちら。

『ものごとに動じない人の習慣術』
 菅原圭 2020/12/20 株式会社河出書房新社

大変脱線しましたが、今回はこちらの読書感想文になります。

この本の、私的重要ポイント。

1.人はあなたが思うほど、あなたのことを気にしていない(P123)

これに尽きます。他人からの評価を気にして、結局は自分のしたいことがおざなりになってしまいます。でも実際は、人は他人のことをそんなに気にしていなくって、ほとんどが過剰な不安のみで終わってしまいます。

それが自己犠牲に繋がるのであれば、いっそ自分が素直に良いと思うものを選択すればいいのかもしれません。

どうせ、私が少し行動を変えようが、そんな細かいこと誰も見ていません。リップの色を変えたところで、気づかれないのと一緒。実際、私も他人をそんなに見ていません。迷惑をかけるようなことをしないなど、最低限のルールを守っていれば、私は私のままでいいのだと思えました。

2.”いい人生”を測るものさしはいろいろある(P193)

幸せな人生だと思っているのは、実は他人から見た自慢できる私の姿であって、本来の私の幸せなのだろうか?と、思い始めました。これも、他人の評価に過剰に反応しているのと同じですね。

もっと小さなことでかまわないので、
自分の価値観を持ち、自分を自分なりの曇りの無い採点基準で評価してあげる必要があるんでしょうね。

まとめ

本にも記載されていましたが、「いつも通りの自分」を周囲は求めています。

評価を気にして、過剰に頑張ってしまうのではなく、

「今のままで大丈夫だよ」と自分に声をかけて、

今の自分、ありのままの自分の状態で出来る最善をつくせれれば、充分なのではないかと思います。


うちはうち!よそはそよ!ですね。

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