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意志のある所には道がある

孫子曰く、
兵は国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざる可べからざるなり。
故に之を経るに五事を以てし、之を校ぶるに計を以てして、其の情を索もとむ。
一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法なり。
道とは民をして上と意を同じくせしむるなり。
故に以て之と死す可べく、以て之と生く可べくして、危きを畏れざるなり。
天とは、陰陽・寒暑・時制なり。
地とは、遠近・険易・広狭・死生なり。
将とは、智・信・仁・勇・厳なり。
法とは、曲制・官道・主用なり。
孫子:計篇 - Web漢文大系 (kanbun.info)

1 国防について

 平和を忘れた戦争・戦争を忘れた平和・・・両者は、極めて忌々しいものであり、また、国家の滅亡と人民の惨死の遠因の一つでしょう。ところで、「平和を忘れた戦争」は甚だ分かり易いものですが、「戦争を忘れた平和」は甚だ分かり辛いものです。

「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会: 2015 (nobel-peace-prize-for-article-9.blogspot.com)
「戦争反対」「9条は平和の要」 - 日本共産党福岡県委員会 (fjcp.jp)
憲法9条守れ みなさんの声を日本共産党への一票で寄せてください。 - くさかみや子(日本共産党柏市議会議員)の活動ブログ日々の活動や政治についてお知らせします。 (goo.ne.jp)
憲法壊すな 戦争法廃止へおおさか総がかり行動に2万人/日本共産党大阪府委員会 (jcp-osaka.jp)
防衛の基本的考え方
わが国の安全保障

 平和と安全は、国民が安心して生活し、国が発展と繁栄を続けていく上で不可欠です。また、一国の独立は、国が政治、経済、社会のあり方を自ら決定し、その文化、伝統や価値観を保つため、守らねばならないものです。平和、安全および独立は、願望するだけでは確保できません。ますます相互依存関係を深めている国際社会の現状を踏まえ、自らの防衛力とともに、外交努力、同盟国や国際社会との協力などのさまざまな施策を総合的に講じることで、初めて確保できるものです。
 特に、資源や食糧の海外依存度が高く、自由貿易に発展と繁栄の基盤を置くわが国にとっては、国際社会の平和と協調の維持がきわめて重要です。このため、わが国は、日米同盟関係をはじめとする二国間の協力関係を強化しつつ、アジア太平洋地域での地域的協力や国際連合(国連)への協力などを積極的に進め、紛争・対立の防止や解決、経済の発展、軍備管理・軍縮の促進、海洋の安全確保、相互理解と信頼関係の増進などを図っています。また、わが国は、国内においても、国民生活を安定させ、国を守るという国民の気概の充実を図り、侵略を招くような隙を生じさせないよう、経済や教育などの分野においてさまざまな施策を講じ、安全保障基盤の確立を図っています。
 他方で、国際社会の現実を見れば、非軍事的手段による努力だけでは、必ずしも外部からの侵略を未然に防止できず、また万一侵略を受けた場合にこれを排除することもできません。防衛力は、侵略を排除する国家の意思と能力を表す安全保障の最終的担保であり、その機能はほかのいかなる手段によっても代替できません。このため、多様で複雑かつ重層的な安全保障課題や不安定要因に起因するさまざまな事態に的確に対応する防衛力は必要不可欠です。また、諸外国の情勢を改善してわが国に対する脅威の発生を予防するという観点から、アジア太平洋地域における協力、国際社会の一員としての協力などの分野で防衛力が果たす役割の重要性は増しています。以上のような要素を踏まえ、わが国は、適切な防衛力の整備を進めることとしています。こうした自らの適切な防衛力が、日米安全保障体制(日米安保体制)と相まって、隙のない防衛態勢を構築することで、わが国の安全が確保されています。
 わが国は、安全保障における防衛力の重要な役割を認識した上で、さまざまな分野における努力を尽くすことにより、わが国の安全を確保するとともに、アジア太平洋地域、ひいては世界の平和と安全を目指しています。

 既に、日本の平和ボケは、国政から民生に至るまで、明らかになっており、後は、遅いながらも、今すぐにでも自覚して反省し、国防について真剣に考えていくべきではないでしょうか?あくまでも、意図的に無視や無自覚を貫き続けるのであれば、その果てには、国家の衰退や民生の没落はおろか、国家の滅亡や民生の破滅が待っていることでしょう。

 以下は、ゲーム動画ですが、戦争を確りと描いたものです。

-2022年ロシアのウクライナ侵攻-(シミュレーション)

 いつまでも平和に浸り続けては、戦争を忘れ続けて、他人任せや能天気であり続ければ、必ずや、自分の祖国・故郷・大切な人々は、戦禍に巻き込まれる上に、惨死・敗北・隷属等という最悪の結末に陥るのです。

-ナチス=ドイツによるイギリス侵略-(シミュレーション)

-日本への進攻-(シミュレーション)

 日本に、以下のようなこと(侵略戦争)が現実になる可能性はあるのでしょうか?もちろん、未来において、常に在り続けることでしょう。

 潜在し続ける可能性を、不断の奮励努力を以て0へと低下させ続けると同時に、「もしも」ではなく「もし」その可能性が現実化してしまった時に、我々はどうするべきでしょうか?抗戦か?降伏か?不明か?

終戦記念日を答えられない若者たちに驚き…平和ボケは日本人全体に蔓延? | 政治 | ABEMA TIMES
終戦記念日を答えられない若者たちに驚き…平和ボケは日本人全体に蔓延? | 政治 | ABEMA TIMES
もし日本とどこかの国が戦争を起こした場合、我々一般人は何もしないでそのままの生活を行って良いのですか?
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なにをのんきな事をと言いたいところですが、経験談から聞いてください。
 戦前生まれ、戦中、戦後を人生を過ごしてきました。もし、戦争状態になれば全てが変わると思います。身近な事で、現在の食料需給率が36%(エネルギーベースなので、輸入をキュッと止められたら、早晩食べるものが無くなり多くが栄養失調→餓死の道しかありません。戦中・戦後の食糧需給率は88%でした、それでも食料は全て政府管理の配給になり、都会住まいでは半年ほどご飯を食べたことがありませんでした。砂糖は一月一人スプーン一杯、それも抽選でした。ある大学の先生が、政府の配給食だけで正直に生活をしたら餓死されたのが忘れられません。多くの青少年が栄養失調でシラミ、ノミ、回虫持ちで、皆がガリガリでした。
 パンや肉を好んで食べる現代、爆弾が落ちて来なくても食料ルートを止められたら即食料難で生活不能の陥り、”そのままの生活”など吹っ飛びます。先の戦争は石油を止められたのが発端と承知しますが、今度は食料を止められたら”腹が減っては戦の出来ん”事に!米を増産しようにも農地は宅地に変わりもう無理ですね。こんな状況を皆が理解せず、どうしようか議論せず、のほほんと暮らしている状況が恐ろしいです。火の粉を見てからでは遅いのです。戦争は人の生活を破壊します、それが太平洋戦争の経験でた個人的な教訓です。
 他人事ではありません、即貴方の生活に難儀な事が降りかかります。それもこれも、良しも悪しきも、先の戦前とは違い、今は民主主義、全てはあなたが選んだ政府から始まります。
(2) もし日本とどこかの国が戦争を起こした場合、我々一般人は何もしないでそのままの生活を行って良いのですか? - Quora
特攻隊基地から婚約者へ宛てた便り。
そこに綴られた想いを六十年以上の時を経て追う。
智恵子 会いたい、話したい、無性に──。
鹿児島県知覧にあった特攻隊の出撃基地。
法曹の世界に進む希望を持ちながら、陸軍航空兵を志願した穴沢利夫少尉もそこから空に散った。
知覧より婚約者・智恵子に宛てた手紙には、深い愛情と、そして無念の感情がほとばしっていた。
戦後六十年以上を経て、婚約者が語り尽くした想い。
一つの愛の形とあの時代の現実を追ったノンフィクション。

 「言うは易く行うは難し」であり、そしていざと言う時にしか、本当の事は分かりません。が、日本は自分の第二の祖国であり、いざと言う時には、どんな方法・立場・人間としてかは分かりませんが、国の為に戦えられる在日ベトナム人となれることを、常日頃から熱望しております。あの兵士として戦った先人の哲学者達のように・・・

「およそ語られうることは明晰に語られうる。そして、論じえないことについては、人は沈黙せねばならない」―本書は、ウィトゲンシュタイン(1889‐1951)が生前刊行した唯一の哲学書である。体系的に番号づけられた「命題」から成る、極度に凝縮されたそのスタイルと独創的な内容は、底知れぬ魅力と「危険」に満ちている。
巻十六~十八。陽明の最晩年、寧王宸濠の乱や思田の賊を治めた際の公用文一五〇篇。一刻を争う戦陣の中で、民生に心を砕き、進退を誤らなかった陽明の実践の中で示された知行合一の真骨頂。

2 新たな文徳と武徳の完成を志して

 思うに、我が祖国ベトナムでは、文武両道があり、自分はそのことを幸甚の至りと大いなる誇りを懐いております。(もちろん、言うまでも無く、過失や罪過等もまた、多々あり、恥は甚だ多いです・・・)
 つまり、我が祖国ベトナムでは、「ホー・チ・ミン主席」という文徳のある文人と、「ヴォー・グエン・ザップ大将軍」という武徳のある武人、二人の国家・民族の歴史的な英雄・偉人がいたということです。(再度、もちろん、言うまでも無く、過失や罪過等もまた、多々あり、恥は甚だ多いです・・・)

ホー・チ・ミン主席
ヴォー・グエン・ザップ大将軍
ホー・チ・ミン主席とヴォー・グエン・ザップ大将軍
強大な軍事力で新植民地主義戦争を推し進めたアメリカに、ヴェトナム民衆はなぜ勝利出来たのか。侵略者からは「赤いナポレオン」と怖れられながら、民衆からは深く敬愛され、2013年に102歳で亡くなった「救国の英雄」の回顧録。そこに描かれる勇敢で強かなヴェトナムの姿から、グローバリズムの時代にわれわれがどう振る舞うべきか、を学ぶ。

 御二人がこの世を永遠に去ってから、長い年月が経ちました。そして、「自分達四人」(夢の中で生じた経験と記憶の持主達)が死んでからも、既に長い年月が経ちました。
 『自分』と「自分達」は、その数か月後には、夢幻の自伝と現実の自伝の著述に入ります。そしてそれらの完成後に、拙作『学思録』を経て、「ホー・チ・ミン主席」や「ヴォー・グエン・ザップ大将軍」等をはじめ、祖国ベトナムをはじめ、世界中の数多の先哲達の遺した文徳・武徳を学び究めて、未来の祖国ベトナムをはじめ、第二の祖国日本、そして世界中の諸国・諸民族の為になる、新たな文徳と武徳を完成させることを志しております。

 文徳は、前回紹介させて頂きました『ホー・チ・ミン思想』です。

3 拙作『薫陶兵法 平和的な戦争と平和への道』

  さて、武徳の方は、拙作『ホー・チ・ミン思想』に続く拙作『薫陶兵法 平和的な戦争と平和への道』です。

3.1 表紙

3.2 目次

3.3 薫陶の意味

くん‐とう〔‐タウ〕【薫陶】 の解説
[名](スル)《香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて形を整えながら陶器を作り上げる意から》徳の力で人を感化し、教育すること。「―のたまもの」
薫陶(くんとう)の意味 - goo国語辞書

3.4 拙作の参考文献

3.4.1 ヴォー・グエン・ザップ大将軍とベトナムの軍事

3.4.2 孫子と武経七書

3.4.3 戦争論

3.4.4 平和と戦争

3.4.5 武器と兵器

3.4.6 核兵器

3.4.7 戦略論大系

3.4.8 ストレス

3.4.9 その他の参考文献

4 結語

 明日より、拙作の戦争小説『根性 戦争から平和への道』の著述を再開し、明後日から、哲学サイトの更新を再開いたします。

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。