1男1女の子供を持つ平凡なサラリーマンと、父で作家の「長谷部さかな」は、不思議なキッカケから毎日メールをやりとりすることに。岡山県の山奥にある見渡す限りの土地や山々はどのように手…
- 運営しているクリエイター
#長谷部元信
【173日目】リセット
ご隠居からのメール:【 リセット】
>>コロナパンデミックは、世界をリセットするおおきなキッカケになるか
>>もしれない
ーーひとり勝ちに見えた中国のマスク外交やワクチン外交が失敗したこと、それに二酸化炭素の排出は中国がNo1という現実をみると、やはりリセットかな。
落人の子孫が指摘するのは畏れ多いことかもしれないが、長谷部家の過去は、「子宝に恵まれない」「養子が多い」「内輪揉めが多い」とい
■【より道‐57】歴史が刻まれる辺境の地_ノスタルジーなひととき。
ルーツをたどる気ままな旅は、宮島の「厳島神社」の参拝から始まりました。1日目は「厳島の戦」で活躍した長谷部元信のことを想像しながら当時の戦いを学び念願の牡蠣を食べて過ごすことができました。
そして、翌日、いよいよご隠居の故郷、岡山県新見市神郷町高瀬を目指します。2021年の8月のお盆の時期、天気は快晴です。
ただ、広島から岡山新見市にある高瀬までは、車で3時間ほどかかる長旅になるため朝一番で出
■【より道‐13】随筆_『新見太平記』(長谷部さかな)
以前、実家に帰ったとき、父が執筆した随筆『尼子の落人』と『新見太平記』のコピーをもらった。話を聞いてみると、昔、研究した内容をまとめたもので、どちらも、郷土やご先祖さまのことを研究した書物だった。
1)まぼろしの軍記
「まあ、お上がり。お茶でも飲むかい」 荒屋敷の隠居は歓迎してくれた。たまには顔を出しておこうと思っただけだが、隠居はひまつぶしの話し相手がやってきたのを喜んでいる。
「ちょうど