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伊福部昭、芥川也寸志、吉松隆… アルバム『日本管弦楽名曲集』を初めて聴いたときのこと①
#思い出の曲
前段:山田耕筰の交響曲
中学生でクラシック音楽にハマった私を、モーツァルトとベートーヴェンを好む父は大層喜んでくれた。そして、単身赴任でたまに家に帰ってくる父が、お土産として何枚もCDを持ってくるのを、楽しみにしていた。
そのうち私は20世紀の楽曲(特に1910~50年頃の作品)に嵌まるようになって、父とは若干好みが分かれてしまったが(整体師に「うちの息子はプロコフィエフを聴いて
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の曲目ノート
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「四大ヴァイオリン協奏曲」というのがあるらしい。ベートーヴェン(1770-1827)、メンデルスゾーン(1809-1847)、ブラームス(1833-1897)、そしてこのチャイコフスキー(1840-1893)の作品を、まとめてそう呼ぶそうだ。何かにつけて「ベスト○○」などと呼びたがるのは、現代人の哀しき性であるにせよ、これら四曲が古今東西の聴衆を魅了してきたのは疑いの無い事実である。ところ