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祖母の死から学ぶこと
看護学校在学中に祖母が亡くなった。晩年は亡くなった病院に隣接している老健で過ごしていた。
祖母は夫が亡くなってから、デイケアを利用していた。質素な生活の中でも着ていく服に気遣うなど祖母の生きる世界の広がりを会話の中から感じていた。苦労ばかりの人生だったはずだから、夫を見送ったことで安心し、ひとりで楽に過ごす事ができているとばかり思っていた。
しかし、徐々に記憶障害が進行し、財布がないなどと家族
スタッフステーションに認知症高齢者を留めておくことの是非
認知症plus身体疾患の本にこのタイトルについて記されている。
身体拘束の代替手段のひとつであるとも示されている。
特に夜間は、暗い病室から蛍光灯の眩しいスタッフステーションに患者さんを連れてくる。少しの声かけを終えると、患者さんに背中を向けてパソコンに向かう。患者さんはひとりポツリと過ごしている。
病院では目にする光景。
1)そもそも、スタッフステーションに留めておくことを認知症高齢者が納
働くことは、前を向くこと
缶コーヒーを買った日に考えさせられた。
働くということについて考えた。
生きる為の労働だけれども、それだけでは私は働けない。
60歳を目標に生きている。
と考えると後17年。
体力的にも無理をして頑張れるのも後何年だろうか?
長いのか短いのか?
短い気がして焦る自分もいる。
とはいえ、そんなに深く考えなくても、時間は自然と流れる。
そうするうちに、人生が暮れていくのだろう。
泥の中で咲く蓮の花のように生きる
看護学校時代に、独立行政法人化に伴い学校の名前が変更になった。その際、校章のデザインが公募された。
学校近くのアパートに暮らしていた。お金がなく貧しかった。テーブル上にあった塩の蓋を利用して、デザインをした。
一応、蓮花をイメージした。これから私たちが踏み込む看護の世界は、泥水のように厳しい環境であろうけれども、この社会の中で、それぞれの花を咲かそうよというメッセージを添えた。
驚くことに、
レジリエンスリーダー
レジリエンスリーダーとは
看護管理を学ぶ中で、レジリエンスリーダーという言葉と出会った。
「打たれ強いリーダー」であると久世浩司は示している。
(リーダーのための「レジリエンス」入門)
レジリエンスとは、「逆境や困難、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と心理的プロセス」と定義づけられる。
レジリエンスリーダーは、必ず自分独自の強みを自覚し、活用していると言う。またレジリエンスリーダ
行動・心理症状(BPSD)
認知症看護認定看護師の実践活動として、グループホームを訪問した。
レクリエーションやティータイムなど病院では実践できない関わりを目にする。病院勤務の私にとって、新鮮な光景。
よくよく観察すると混乱し、スタッフに繰り返し訴えている人、入浴を勧められ断り続けている人、表情が硬く黙り込んでいる人、眠り続けている人、他者と談話を楽しんでいる人、居室でひとりで過ごしている人と過ごし方は様々である。