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泥の中で咲く蓮の花のように生きる

看護学校時代に、独立行政法人化に伴い学校の名前が変更になった。その際、校章のデザインが公募された。

学校近くのアパートに暮らしていた。お金がなく貧しかった。テーブル上にあった塩の蓋を利用して、デザインをした。

一応、蓮花をイメージした。これから私たちが踏み込む看護の世界は、泥水のように厳しい環境であろうけれども、この社会の中で、それぞれの花を咲かそうよというメッセージを添えた。

驚くことに、私のデザインが校章に採用されたのだ。これは嬉しかった。

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今年3月、母校は廃校となった。

中年になった今、この蓮の花の素晴らしさを感じる。
この蓮の花とは数年前に滋賀県で出逢った。実際みた蓮の花は、上に向かって凛として咲いているのだ。

環境は関係ないのかもしれない。今、自分がどうであるのかが問題なのかもしれない。

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