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『異国語ときどき県名』
先日、回転寿司を食べに行った。案内された席に座ると、レーンを挟んだ反対側のテーブルが何やら賑やかだった。
それは4、5人の男性客で、どうにも話している言語が日本語では無いようだった。聞いた感じは英語ぽくは無く、中国語のような、フィリピンの辺りの言葉のような、いずれにしろアジア系の言葉だった。大学生くらいの年齢だったか、楽しそうに食事をしていた。
ふと、その内の一人が『トチギ』というワードを口
明日世界が終わるとも、今日、僕は林檎の樹を植える
タイトルになっている言葉は、マルティン・ルターという人の言葉です。この人は、大体昔に日本では無いどこかの国で何かした人です。
意味合いとしては「例え未来の絶望を知っていても、今日やるべき事をやっていこう」みたいな感じでしょうか。
あるいは、ルターがキリスト教の宗教改革家だった点に着目して「『明日世界が滅ぶ』はキリスト教での審判の日の意味であり、『林檎の樹を植える』はキリスト教における禁断の果実で
『サバイバルドキュメンタリー風番組』の話
YouTubeのディスカバリーチャンネルで、ベア・グリルスの『マンvsワイルド(日本名サバイバルゲーム)』を観るのが好きです。
この番組は、アメリカ特殊部隊出身のベア・グリルズが極限状態からの生還を目指す『サバイバルドキュメンタリー風番組』です。
舞台は、山頂、無人島、ジャングルや砂漠のど真ん中、廃墟の街など。スタート目的地まで飛行機や船で向かい、パラシュートを使ったり、時には使わずに飛び降りて
「作られた心霊写真」
小学生の頃、仲良くしていたN君という友達がいました。N君の家が通学路上にあったので、学校帰りによってボール遊びをしたり、ゲームをしたりして遊んでいました。
N君も私も、同じく心霊番組が好きで、ある日、唐突に「心霊写真を撮りに行こう」という話になりました。
撮りに行こうって言っても、撮れる場所も撮る機材も持ち合わせていません。アレコレ計画して数日後、お小遣いからインスタントカメラを買って、近所の墓地
『アリとキリギリス』の話
小学生の時、道徳の授業で『アリとキリギリス』のお話を読みました。『アリとキリギリス』というのは、まぁ説明するまでもありませんが、夏の間働かないで遊んでいたキリギリスは冬を越せず絶命して、一生懸命働いたアリは食料を蓄え冬を越してから絶命する話です。
ひねくれていた自分は、「やりたくないことやって生きるアリより、やりたいことやって死んだキリギリスの方がかしこい」と感想文に書いてやりましたが、当然のごと