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うさぎ通信

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#朗読

うさぎ通信*和話輪朗読会〜朗読の輪を広げよう〜 第1弾東京

うさぎ通信*和話輪朗読会〜朗読の輪を広げよう〜 第1弾東京

2024.10.3 thu
at 日本近代文学館

全国各地で活躍されている方々が、一堂に会しての朗読会。
3時間という公演時間でしたが、個性溢れる朗読、多種多様な演目により、あっという間に感じました。

「《朗読+α》1人芝居、落語、朗読+歌など何でもアリの気楽な朗読会」
と謳われていたこともあり、さまざまな表現に出会うことができ、出演者としても鑑賞者としても勉強させていただきました。

私は、

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うさぎ通信*中世古楽の歌物語〜聖母マリアの祝い月によせて〜ゲスト出演

うさぎ通信*中世古楽の歌物語〜聖母マリアの祝い月によせて〜ゲスト出演

2024.8.28 wed
at 多目的喫茶店アイビィ

“ドラゴンの毒を受けた巡礼者の話”
“鳥の歌を300年聴き続けた僧の話”
これらは、「聖母マリアの奇跡物語歌」です。

中世古楽の中村会子さんのコンサートにゲスト出演し、現代の小説等とはまったく異なるアプローチが求められる朗読に初挑戦しました。
私は、ガリシア語で歌われる歌詞の日本語訳を朗読しました。

原稿に目を通してまず感じたのは、根底

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うさぎ通信*緑のオウム〜街角には物語が・・・・・

うさぎ通信*緑のオウム〜街角には物語が・・・・・

2024.6.29 sat
at 国指定重要文化財 豊平館

朗読×音楽×美術で、物語の世界を多角的に表現するアートライブユニット「ともす」。

2回目の公演となる今回は、絵本・児童文学作家 高楼方子さんの著書『街角には物語が・・・・・』から「緑のオウム」を上演しました。

「緑のオウム」は、現実世界を生きる少女「メイヴィス」と絵本の世界の少女「リネット」が入れ替わる物語。複雑な構成の物語をどうわ

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うさぎ通信*あなたと読みたい手紙文学2

うさぎ通信*あなたと読みたい手紙文学2

2024.5.25 sat
at ぴあのぴあの カフェ&スタジオ

手紙や手紙が登場する文学作品をとおして、
手紙ならではの味わいや、手紙が生む人生のドラマをお客さまと共有する朗読会「あなたと読みたい手紙文学」。

昨年大変ご好評をいただき、2回目の開催となりました。

「手紙」というと、「心を込めて書き、相手に送り届ける」という姿が思い浮かびますが、必ずしもそうではない手紙もあります。

今回は

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うさぎ通信*雪月夜の冬語り〜物語るラブフルート

うさぎ通信*雪月夜の冬語り〜物語るラブフルート

2024.2.18 sun
at MaShu神宮の杜

小野昭一さんのラブフルートの即興演奏にのせ、物語を朗読でお届けするプロジェクト「物語るラブフルート」。
今回は、元NHKキャスターの福島まゆみさんをゲストにお招きしての特別編として開催しました。

まゆさんと私は、stand. fmがきっかけで知り合いました。まゆさんが「うさぎラジオ」の放送をたまたま聴いてくださり、私にメッセージを送ってくだ

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うさぎ通信*夢プラザふれあいデー 中世古楽と物語〜新美南吉「巨男の話」〜

うさぎ通信*夢プラザふれあいデー 中世古楽と物語〜新美南吉「巨男の話」〜

2023.10.26 thu
夢プラザふれあいデー
中世古楽と物語〜新美南吉『巨男の話』〜
at 北広島市ふれあい学習センター夢プラザ

夢プラザ「ふれあいデー」に、中世古楽の中村会子さんとのユニット「Limni 」で出演しました。

こちらのホールでは、大きな窓を背景に公演をすることができます。
この日も、窓から見える白樺林が清々しく、深呼吸するかのように、のびやかに朗読することができました。会

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うさぎ通信*物語るラブフルート〜港に着いた黒んぼ〜(恵庭公演)

うさぎ通信*物語るラブフルート〜港に着いた黒んぼ〜(恵庭公演)

2023.10.7 sat
at 光と響きのスペース KOCOMATSU

札幌・恵庭の2会場で開催した「物語るラブフルート〜港に着いた黒んぼ」。
恵庭会場は、ラブフルートの製作と演奏をしている小野昭一さんの工房で開催しました。

今回は、10名様限定の密やかでプレミアムな朗読会。
小野さんが笛を吹き始めると、工房の外では小鳥たちも歌い出し、愛らしく花を添えてくれました。

終演後には、物語につ

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うさぎ通信*物語るラブフルート〜港に着いた黒んぼ〜(札幌公演)

うさぎ通信*物語るラブフルート〜港に着いた黒んぼ〜(札幌公演)

2023.9.23
at 俊カフェ

札幌・恵庭の2会場で開催した「物語るラブフルート〜港に着いたくろんぼ」。

札幌会場は、私のホームである谷川俊太郎さん公認のカフェ「俊カフェ」。演目は、小川未明作「港に着いた黒んぼ」。今年二度目となる小川未明作品への挑戦でした。

大変難しい作品で、朗読の構成にとても苦慮しました。しかし本番では、小野昭一さんの即興演奏に導かれ、物語の世界にぐぐっと没入していく

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うさぎ通信*ジュスカ・グランペールコンサート「PLAY & PRAY」ゲスト出演

うさぎ通信*ジュスカ・グランペールコンサート「PLAY & PRAY」ゲスト出演

2023.8.25 fri
at 札幌豊平教会

今年も、京都発ギター&バイオリンデュオ「ジュスカ・グランペール」のお二人と、昨年に続き共演をさせていただくことができました。

私は、ジュスカ・グランペールの15年来のファンであり、またジャンルは違えど、同じくお客さまの前で上演する芸術に携わるものとしてお二人を大変尊敬してきました。

今年は、蜂飼耳さんの物語『ゆきがふる』で、お二人とコラボをしま

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うさぎ通信*新美南吉生誕110年「巨男の話」〜中世古楽と物語〜

うさぎ通信*新美南吉生誕110年「巨男の話」〜中世古楽と物語〜

2023.7.29 sat
at レッドベリースタジオ

今年は、新美南吉生誕110年。
新美南吉の誕生日前日に、前夜祭のようなイベント
“新美南吉生誕110年「巨男の話」〜中世古楽と物語〜”
を開催しました。

会子さんはよく私に、「音楽は朗読の伴奏」という言い方をしますが、私はけっしてそのようには考えておらず、互いを響かせあい、どちらも主役となる構成であることを望んでいます。
「巨男の話」は、

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うさぎ通信*いつかあなたをわすれても〜朗読で味わう桜木紫乃の世界〜

うさぎ通信*いつかあなたをわすれても〜朗読で味わう桜木紫乃の世界〜

2023.7.1 sat
at MaShu 神宮の杜

アナウンサー 森さやかさんと兎ゆうの初めてのコラボ朗読会。

北海道出身の直木賞作家 桜木紫乃さんは、生きる苦しさや悲しみ、その中にあって懸命に生きる人の姿、人の強さと弱さを炙り出す作風が印象的ですが、ご本人は朗らかでユーモアあるお人柄。

今回は、桜木紫乃さんらしい作風の作品と、桜木紫乃さんのお人柄が垣間見える作品を併せてご紹介しました。

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うさぎ通信*谷川俊太郎とベートーヴェン(今宵、俊を知る Vol.3)

うさぎ通信*谷川俊太郎とベートーヴェン(今宵、俊を知る Vol.3)

2023.4.23 sun
at 俊カフェ

谷川俊太郎さんについて深める朗読会「今宵、俊を知る」Vol.3(通算32回)を開催しました。

「谷川俊太郎とベートーヴェン〜文化経済学者が語る谷川俊太郎〜」をテーマに、勝村務先生にご講演いただき、私は関連する詩の朗読を担当しました。

谷川俊太郎さんと言えば、『モーツァルトを聴く人』という詩集を出されていることもあり、モーツァルトのイメージが強いかも

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うさぎ通信*あなたと読みたい手紙文学

うさぎ通信*あなたと読みたい手紙文学

2023.3.11 sat
at 俊カフェ

ずっと温めていた企画を実現することができました。
手紙文学を読む朗読会。

「あの日に、彼の地に、戦争時代に
 想いを馳せる大事な時間となりました」

俊カフェ店主古川 奈央さんのお言葉です。
さまざまな時代の作品を通して、手紙や文学は時代を映すものだとあらためて実感しました。

この日は、東日本大震災から12年目の日。
後半のプログラムでは、震災で子

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うさぎ通信*物語るラブフルート〜愛の笛〜

うさぎ通信*物語るラブフルート〜愛の笛〜

2023.1.14 sat
at 俊カフェ

ラブフルートの製作と演奏をしている小野昭一さんとともに朗読会を開催しました。

朗読作品は、『愛の笛』。

“およそ言葉が語りうるよりもなお美しく、(笛で)彼はこういいつづけていたからです。
「愛してる」「愛してる」
「愛してる」「愛してる」”
(本文より。カッコ部分は加筆)

笛の音に託された若者の想いが、
娘の心を打ち、
娘は若者を愛しはじめる……

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