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スマート設備保全

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このマガジンは設備保全をよりスマートにするための具体的な方法を、具体的な例と共に説明や解説を入れていきます。宜しくお願いします!
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記事一覧

B向けSaaSの自分流の”THE MODEL”

B向けSaaSの自分流の”THE MODEL”

今日は、僕なりに、B向けSaaSプロダクトの商談づくりの方法を整理しました。新型コロナ問題が始まって以来、オンラインで商談づくりをしていく方法を特に注力しています。

みなさん、書籍「THE MODEL」はご存じでしょうか?営業プロセスを勘・コツの世界から科学的なものに捉えなおそうとする考え方で、Salesforce.com社などで実践されている仕事の進め方を紹介した本です。私は、買いはしましたが

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「どう生き残るか?」から「何ができるか」へ

こんばんは。今回は、これまで「いかに生き残るか」といったような事を書き連ねて来た自分を反省して、「自分には何ができるのか」という澄み切った気持ちを書いていきたいと思います。

新型コロナウィルスの広がりが社会的にこれほど深刻な状態になるとは想像もしていなかったのですが、2月の末ごろから「これはなんかまずいぞ」という雰囲気を察知し、そこからはこの状況の中でいかに自分が生き残るかということに主眼を置い

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対面じゃなくても仕事を上手に進める方法

対面じゃなくても仕事を上手に進める方法

こんばんは。今日は、家に閉じこもって、こんな時に保全現場で求められていることって何かなと考えていました。結論としては、どうしても対面の打ち合わせの数は少なくなる中で、タイムリーにお客様のニーズに応えていくことかなと思いました。

これを実現するための課題として「対面で話さないと話が進まない問題」についてを整理し、どうすればうまくいくのかを考えてみました。

いままで無意識に対面で打ち合わせしていた

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生産性を”劇的に”向上させるなら、めんどくさい仕事

こんばんは。今日は生産性を劇的に向上させるめんどくさい仕事についてお話したいと思います。毎日毎日耳にタコができるほど叫ばれる生産性向上と働き方改革ですが、生産性をちょっと上げるなら別ですが、劇的に上げたい人はぜひ読んでみてください!

たとえばひたすらキングファイルに保管されてある資料をスキャナーで読み込ませて、電子化するような仕事。この仕事を思い浮かべて皆さんどんな気分でしょうか?めんどくさいし

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全文検索で資料が膨大になったらどうしたら良いか

こんばんは。今日は、全文検索システムを運用するときに、検索対象図書が増えてきてしまったらどうしたら良いかという話を書いていきたいと思います。これを読めば、大量の資料からユーザーの意図に合わせて、探している資料がヒットされやすくなる仕掛けをつくれるかもしれません。

そもそも上手く検索するコツというものもあって、そのあたりについてはこちらの記事をご参照ください。今日ご説明するのは、どちらかといえばユ

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はじめてお客様が僕をフォローをした日に思うこと

今日は、タイトルの通りの日でした。定期配信しているメルマガでこのnote記事についてPRしたら、昨日の僕の記事を読んでくれて、「オンラインミーティングやろうぜ!」みたいな反応までしてくれて本当最高でした。これは僕の人生でも初めての経験で、「とても嬉しい記念すべき日である」ということは間違いないのですが、この感覚を新鮮なうちに”嬉しい”以外の言葉で素直に記事に残しておこうと思います。

この感覚を例

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新型コロナ時代に相応しい保全サポートのあり方を考えた結論

新型コロナウィルスが猛威をふるう状況で、設備保全のサポートはどんな形が相応しいだろうかということを自分なりに考えた結果をまとめたいと思います。結論としては「極限までオンラインでやりきる意思と具体的なアクション」に関するお話です。コロナで自粛が呼び掛けられる状況でも、営業成績を両立したいすべての人に読んでもらいたい記事です。

ちょっとした前提情報まず、僕の立場ですが、ちょうど昨年から営業開始してい

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全文検索システムが完成するまで

全文検索システムが完成するまで

こんばんは。今日は、全文検索システムがあなたの職場で利用できるようになるまでのステップを簡単にご説明していきたいと思います。それほど特殊なスキルを持っていなくてもちょっと頑張れば安く仕上げられるかもしれません。ぜひ読んでいってください。

ステップ1 検索したい資料を電子化するこれは比較的普通のステップなのですが、全文検索システムをつくろうとした場合、検索したい資料は必ず電子化されていないとまず話

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ヒューマンエラーが起こりにくい滑らかな産業システムへ

間違いを犯す生きものである人間が生きやすく働けるシステムにするためには、ヒューマンエラーのその先をしっかりデザインすると良いということを書きたいと思います。この考え方を理解すれば、お金をかけずに小さな努力で劇的に職場を働きやすくすることができるかもしれません。

実は僕は、ADHD(注意欠陥多動性障害)とまではいかないのですが、俗にいうダメな人要素満載です。こんな僕なので、意外と皆さんが難なくこな

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産業システムにはどれくらい伸びしろがあるか?

こんばんは。今日もお疲れ様です。日々テクノロジーの進化や企業の努力のたまもので日々の暮らしはますます便利にスムーズになってきましたが、伝統的な産業システムにはどれくらいこれから伸びしろがあるかというお話を書きたいと思います。なお、産業システムと言ってしまうとわかりづらいかもしれないのですが、製紙会社、製鉄会社、石油化学会社、電力会社、プラントエンジニアリング、重電メーカーなどをイメージして書いてい

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保全サポートSaaSを提供するに至ったワケ

これまでいろいろと工場の現場での資料管理の省力化や、技能伝承という切り口でいろいろと書いてきました。仕事は、「発電設備の保全業務のナレッジ共有・省力化を支援するSaaSサービスの提供」をしているのですが、どんな流れでこんなことに取り組むことになったの?ということについて書いていきたいと思います。

自分の話なので書こうと思えば無限に長くなりますが、ツイッターでつぶやけるレベルにまとめるとこんな感じ

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大事な情報はタイムリーに処理するとお金に換えられる話

前回の記事では、設備保全の現場ではどういう資料が大事かという話を、資料が持つ情報量の多さから説明しました。今日は、情報量の多い、大事な資料も”タイムリー”に見れるか次第で生み出せる価値がだいぶ違ってきますよというお話です。

タイムリーに情報を見ることができていないケースは、どんな時でしょうか?例えばこんな経験ありませんか?

Aさんの場合

ある工場に勤めているAさん(28歳)は、稼働してから4

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どんな資料こそ優先的に活用すべきか?

こんばんわ。これまで設備保全の現場で資料の探す手間を削減したり、ベテランの知恵をうまく引き継ぐ方法として過去の資料を全文検索してしまう方法をご説明してきましたが、今回は、「保全現場では、結局どんな資料が大事なの?」という質問に対する回答です。

そもそも”大事な情報”ってどういうこと?というところから押さえていきたいですね。まず以下の2つの情報を比べてみてみましょう。

① 12月10日、東京は曇

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ベテランの感性はどのように引き継げるか?

ベテランさんの能力を2つに分けると①思考回路、②5感による認知でした。今回は5感による認知力をどのように若手が引き継ぐことができるか?というところに焦点を絞って書いていきたいと思います。

いきなり身も蓋もない話なのですが、普通の事業会社、上場企業で働かれている場合はまずそのベテランの技術をそっくりそのまま引き継ぐのは無理だと思っています。

長時間労働、年功序列、終身雇用システムがうまく機能して

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