Une âme / Twinray

ブログ「~ Une âme / Twinray ~ ツインレイ、ふたりで紡ぐひとつの魂…

Une âme / Twinray

ブログ「~ Une âme / Twinray ~ ツインレイ、ふたりで紡ぐひとつの魂」において好評を博していた不定期連載『私と彼のツインレイ物語 * My Story』 加筆修正を大幅に加えて、この度 no+e でシェアさせて頂きます。

マガジン

  • My Story * サイレントの始まり

    私と先生のツインレイストーリー。 サイレントが始まるまでの経緯を微細に描きます。 (第11章から第15章まで収録)

  • My Story * 危機

    私と先生のツインレイストーリー。 日本に帰国するまでの緊迫した状況を描きます。 (第6章から第10章まで収録)

  • My Story * 出会い

    私と先生のツインレイストーリー。 ふたりの出会いから心の距離が縮まっていく過程を描きます。 (第1章から第5章まで収録)

記事一覧

第15章:サイレントの扉、開く③

およそ半年振りに愛猫たちと会えたというのに、私の心は一向に晴れませんでした。心が晴れない理由は先生の不在です。「イスタンブールに到着すればすぐ先生に会える、先生…

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Une âme / Twinray
11か月前
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第14章:サイレントの扉、開く②

到着口の外へ出ると、そこには私を迎え入れてくれる先生の姿があると思っていました。先生に抱き締められて、先生の広い胸の中で幸福を感じるであろう自分を想像していまし…

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Une âme / Twinray
11か月前
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第13章:サイレントの扉、開く①

先生からの追い打ちメッセージに精神的ダメージを受けた私は、暫くの間悶々とした時間を過ごしていました。そのようなある日、今度は先生のお母さんから何度かメッセージが…

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Une âme / Twinray
11か月前
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第12章:先生からの最終通告

深まるふたりの溝 突然爆発した先生の怒りと不満。ですが先生にとっては決して突然湧き上がったものではなく、ずっと我慢していたのかもしれません。私が先生の内なる感情…

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Une âme / Twinray
11か月前
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第11章:爆発した先生の怒りと不満

子宮筋腫手術 2017年3月某日。いよいよ、子宮筋腫の手術日がやってきました。 両親に見送られ、私は新大阪駅から岡山行きの新幹線に乗り込みました。 プラットホームまで…

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Une âme / Twinray
11か月前
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第10章:走る緊張感

邪魔しないで 誕生日当日、私は日本へ到着しました。2017年2月初旬のことです。 エミレーツ航空を利用しての空の移動は、ドバイでの乗り換えを含めて計16時間。生理による…

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第9章:行き場を失った互いの思い

私の味方 先生に無下に扱われたように感じられ、また先生のお母さんと言い合いになったことから私の心は晴れずにいました。ですが私には、済ませなければならないことがま…

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第8章:不安、悲しみ、涙、そして嫉妬

先生のおばあちゃん宅での滞在 不安で泣く私の姿を見ていたたまれなくなったと思える先生は、私がイスタンブールに戻って来るまで「ユミの荷物は僕が預かる」と言ってくれ…

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第7章:秒読みの日本帰国

「敵」との初対面 日本での滞在期間を先生に聞かれて「2ヶ月」と答えた私でしたが、確証は全くありませんでした。それどころか、母の気持ちを思うと「たった2ヶ月で戻って…

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第6章:先生の逃避

重なりそうで重ならないふたりの気持ち 先生のお母さんから寄せられる深い慈しみの気持ちに触れ、私は戸惑いつつも幸せを噛みしめていました。貧血に効くシロップや干しぶ…

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第5章:先生のお母さん

大好きな先生から「もうウンザリだ」との言葉を受け、半ば開き直りの心境で自分の病気と病状などを告白した私でしたが、先生は予想外の反応を見せました。「すぐに血液検査…

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第4章:揺れる先生の心

先生の抵抗と報復 母親の失明疑惑騒動も収まり、私は晴れやかな気持ちで日本へ一時帰国する事にしました。先生に格安チケットのウェブサイトを聞くと、先生は快く色々と教…

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第3章:先生の嫉妬心

逃げようとしても 私たちは『ヨガの先生と生徒』という形からスタートし、関わりを持つ時間の流れの中で友達関係も生まれました。私たちにはヨガ以外でも共通の交流場所が…

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第2章:ヨガが紡いだ「ふたりの始まり」

再会、そして初めてのレッスン 「僕のレッスンへおいでよ、メッセージ送るから」 若白髪の君(きみ)はこう言ってくれましたが、私の連絡先を聞いてくる事はありませんで…

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第1章:出会う前からあなたを知っていたのです、私は

心のリハビリ 相手レイとの出会いは2014年7月です。 彼(相手レイ)と出会う1年前、私は『偽ツイン』と思しき男性と知り合い、身も心もボロボロにされた後で容赦なく捨て…

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第15章:サイレントの扉、開く③

第15章:サイレントの扉、開く③

およそ半年振りに愛猫たちと会えたというのに、私の心は一向に晴れませんでした。心が晴れない理由は先生の不在です。「イスタンブールに到着すればすぐ先生に会える、先生と会えばすぐに仲直り出来る」と私は安易に考えていました。ですが、何ひとつとして現実になりません。肝心の先生がイスタンブールに居ないからです。

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第14章:サイレントの扉、開く②

第14章:サイレントの扉、開く②

到着口の外へ出ると、そこには私を迎え入れてくれる先生の姿があると思っていました。先生に抱き締められて、先生の広い胸の中で幸福を感じるであろう自分を想像していました。ですが、全ては幻となったようです。

先生からのメッセージを読んで私はやっと、先生がどれだけ私に怒っているかが理解出来たかもしれません。そして、先生の意志の固さと決意も思い知らされたような気がしました。先生は明らかに私を避けているように

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第13章:サイレントの扉、開く①

第13章:サイレントの扉、開く①

先生からの追い打ちメッセージに精神的ダメージを受けた私は、暫くの間悶々とした時間を過ごしていました。そのようなある日、今度は先生のお母さんから何度かメッセージが届きました。「急いで確認したいことがある」という内容のメッセージでしたが、私は先生のお母さんと話しをするような心境ではありません。「先生が私を非難するようなことをお母さんに話して、それでお母さんが私を叱責しようとしているのかもしれない」こう

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第12章:先生からの最終通告

第12章:先生からの最終通告

深まるふたりの溝

突然爆発した先生の怒りと不満。ですが先生にとっては決して突然湧き上がったものではなく、ずっと我慢していたのかもしれません。私が先生の内なる感情に気付けなかっただけなのです。

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第11章:爆発した先生の怒りと不満

第11章:爆発した先生の怒りと不満

子宮筋腫手術

2017年3月某日。いよいよ、子宮筋腫の手術日がやってきました。
両親に見送られ、私は新大阪駅から岡山行きの新幹線に乗り込みました。
プラットホームまで付き添ってくれた両親。車両の中から母に軽く手を振ると、母は眉間に皺を寄せながら厳しい表情を私に返してきました。

1時間ほどで岡山駅へ到着、そこから病院まではタクシーで向かいました。
その日は私を含め3名が手術を受ける予定とのこと。

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第10章:走る緊張感

第10章:走る緊張感

邪魔しないで

誕生日当日、私は日本へ到着しました。2017年2月初旬のことです。
エミレーツ航空を利用しての空の移動は、ドバイでの乗り換えを含めて計16時間。生理による激しい子宮痛が起こり、何も喉を通らず私は仮眠を取ることも出来ませんでした。誇張などではなく、どのように16時間を過ごしたのか全く思い出せない程です。

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第9章:行き場を失った互いの思い

第9章:行き場を失った互いの思い

私の味方

先生に無下に扱われたように感じられ、また先生のお母さんと言い合いになったことから私の心は晴れずにいました。ですが私には、済ませなければならないことがまだいくつか残っています。日本帰国まであと3日。

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第8章:不安、悲しみ、涙、そして嫉妬

第8章:不安、悲しみ、涙、そして嫉妬

先生のおばあちゃん宅での滞在

不安で泣く私の姿を見ていたたまれなくなったと思える先生は、私がイスタンブールに戻って来るまで「ユミの荷物は僕が預かる」と言ってくれました。先生は自分の母親と私との間で、いつも何かしらの葛藤を感じていたかもしれません。「荷物はトランクルームに預ければ良い」という母親の意見に、先生も初めは賛同していたはずです。ですが、最後には私の味方についてくれました。私の知る限り、先

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第7章:秒読みの日本帰国

第7章:秒読みの日本帰国

「敵」との初対面

日本での滞在期間を先生に聞かれて「2ヶ月」と答えた私でしたが、確証は全くありませんでした。それどころか、母の気持ちを思うと「たった2ヶ月で戻って来れる訳がない」と考えていたのです。

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第6章:先生の逃避

第6章:先生の逃避

重なりそうで重ならないふたりの気持ち

先生のお母さんから寄せられる深い慈しみの気持ちに触れ、私は戸惑いつつも幸せを噛みしめていました。貧血に効くシロップや干しぶどう・干し杏に留まらず、お母さんは定期的に色々なものを私にプレゼントしてくれました。中には私の年齢にそぐわないような品々もありましたが、お母さんの目に映る私は小さな女の子のようなのかもしれない・・と考えると何故かとても嬉しくなりました。プ

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第5章:先生のお母さん

第5章:先生のお母さん

大好きな先生から「もうウンザリだ」との言葉を受け、半ば開き直りの心境で自分の病気と病状などを告白した私でしたが、先生は予想外の反応を見せました。「すぐに血液検査の結果が知りたい」と言ってきたのです。

先生がまだ小さい頃に両親が離婚したようで、先生は母親と母方の祖母によって育てられています。先生が何歳の時だったのかは分かりませんが、先生の母親はその後再婚したそうです。再婚相手の男性は元小児科医師で

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第4章:揺れる先生の心

第4章:揺れる先生の心

先生の抵抗と報復

母親の失明疑惑騒動も収まり、私は晴れやかな気持ちで日本へ一時帰国する事にしました。先生に格安チケットのウェブサイトを聞くと、先生は快く色々と教えてくれました。私は「良かった、先生の機嫌も直った」と思い込んでいました。エアチケットの手配が無事に済んだ頃、久し振りに先生のヨガレッスンへ行きました。母の失明疑惑が原因で、1ヶ月ほどお互いにギクシャクしていた私と先生。レッスンで改めて顔

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第3章:先生の嫉妬心

第3章:先生の嫉妬心

逃げようとしても

私たちは『ヨガの先生と生徒』という形からスタートし、関わりを持つ時間の流れの中で友達関係も生まれました。私たちにはヨガ以外でも共通の交流場所があった為、ひと月におよそ10回は先生と顔を合わせる機会を持てていました。月日の経過と共に、メッセージのやり取り回数も次第に増えていきました。そのメッセージの中で先生は、少しずつ自分のプライベートな事を私と共有してくれるようになり始めたので

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第2章:ヨガが紡いだ「ふたりの始まり」

第2章:ヨガが紡いだ「ふたりの始まり」

再会、そして初めてのレッスン

「僕のレッスンへおいでよ、メッセージ送るから」

若白髪の君(きみ)はこう言ってくれましたが、私の連絡先を聞いてくる事はありませんでした。私は私で、連絡先を教えるタイミングを掴む事が出来ませんでした。そして気が付けば、若白髪の君は帰路に就いた後だったのです。お互いの連絡先を交換せずに別れたのですから、メッセージが届くなどあり得ない話です。それでも、少しガッカリ・・と

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第1章:出会う前からあなたを知っていたのです、私は

第1章:出会う前からあなたを知っていたのです、私は

心のリハビリ

相手レイとの出会いは2014年7月です。
彼(相手レイ)と出会う1年前、私は『偽ツイン』と思しき男性と知り合い、身も心もボロボロにされた後で容赦なく捨てられました。心身崩壊の状態から「やっと少し立ち直れてきたかな」と思う頃に彼との出会いが巡ってきました。

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