【中医学】冬になると血圧が上がる理由
【質問】
冬になると血圧が上がるのはなぜですか
【結論】
皮下脂肪が寒さで冷え固まり血管を圧迫するためです
✅１）皮下脂肪が冷え固まるとは
夏は、皮下脂肪が柔らかく、冬は皮下脂肪が固くなります。
例えるなら、ラードが冷蔵庫の中で固形になるのと同じです。
皮下脂肪が固形化すると、血液が体の中心部を主に循環するために血圧が上がります。
✅２）足が冷えると血圧が上がるのは
座り仕事などが多いと、水分が下半身に溜まりやすくなり、糖質や動物性脂肪の多い食事の人は、皮下脂肪がさらに固形化しやすくなります。
股関節の硬さも加わり、下半身の血流が悪くなります。
そのため、血液が上半身を主に循環し、血圧が上がります。
✅３）春から夏に血圧が下がる人は
血圧が上がる原因は、
・下半身の冷え
・食べ過ぎによる胃熱
・ストレスによる肝熱
などがあります。
一つの原因だけでなく、複数の原因が重なって起こる場合が多いです。
✅４）こんな人は注意
・長時間立ち仕事の人
・ふくらはぎに静脈瘤がある人
・腰回りに脂肪が多い人
などは、春から夏にかけて血圧が下がり、秋から冬にかけて血圧が上がりやすくなります。
薬によって、だるさやめまいが起こりやすくなるので、医師・薬剤師に相談しましょう。
✅５）ストレスによる肝熱
少し中医学を深掘りします。
ストレスは、肝臓に影響を与えます。
肝臓は、血液を流す量を管理しており、実際に流すのは心臓です。
肝臓が司令官で、心臓が作業員です。
よって、ストレスにより肝が熱を持つと、気血を多く流すように司令します。
そのため、血圧が上がります。
以上、参考になれば嬉しいです。
2400年の歴史がある中医学は、見たこと、聞いたこと、体験したことを信じてはいけない。
医学として採用するのは、理論が成り立っているものだけと書かれています。
【プロフィール】
外食、薬大好きだった高齢出産４児の母が、中医学と西洋医学の二刀流で、時短・高コスパの見ため年齢−20歳の美容健康法を伝えます。
このブログは、美容健康インストラクター、教育者、医療従事者向けです。
生徒さんからの健康相談やご家族・ペットの健康管理に、中医学の基礎知識をぜひ活用して、健康を守ってください。
👉やすこは、イマナカ中医師の薬剤師コース１期生です
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