【中医学】目に見えない「気」の力
【質問】
「気」は目に見えませんが、どのような作用がありますか?
【結論】
健康を維持するために5つの働きがあります。
✅1)気の5つの働きとは?
気には、5つの働きがありそれらが低下すると病気になります。
1)血を流す作用
気と血はセットで体中を流れ、健康な場合は、血液循環が良い状態です。
この作用が低下したときは、手足の痺れや生理痛などが起こります。
2)体を温める作用
運動をして気と血が循環していると体が温かくなります。
この作用が低下したときは、手足の冷えなどが起こります。
3)調節する作用
血を流したり、止めたり、体を温めたり、冷やしたりするのは、気の仕事です。
この作用が低下したときに、さまざまな病気(咳や肺炎)などが起こります。
肺で調節しており、深呼吸が健康に良いとされるのは、肺から気を吸い込んで、気を調整する指示を出しているからです。
4)固める作用
細胞から血液が漏れ出さないようにする。
この作用が低下すると潰瘍性大腸炎や打った覚えのない出血などが起こります。
5)冷やす作用
熱が出たとき汗などで体温を下げます。
この作用が低下したとき、体に熱がこもり熱性けいれんなどを起こします。
✅2)気を取り入れるには?
・食事から胃と脾臓で作られます
・太陽のエネルギー
・元気な人に会う
などがあります。
また、気を消費しないために、
・嫌なことを避ける
・嫌な人を避ける
・ネガティブな情報に触れない
なども良いでしょう。
✅3)気を活用する
取り入れた気を効率よく循環させるには、
・ウォーキング
・ヨガ
・鍼灸や整体など
・温熱療法
・マッサージ
など、気を循環させるものを取り入れるのが良いでしょう。
✅4)気少なくなると
「気」が少ない状態を気力不足と言います。
モチベーションが上がらない、だるい、しんどい、めんどくさいが口癖になります。
「気」が停滞した状態を気停滞と言います。
いろいろなことが気になって、寝付きが悪くなります。
以上、参考になれば嬉しいです。
気力が不足して起こる病気はたくさんあります。
気は、西洋医学にはなく中医学が得意とする概念です。
【プロフィール】
外食、薬大好きだった高齢出産4児の母が、中医学と西洋医学の二刀流で、時短・高コスパの見ため年齢−20歳の美容健康法を伝えます。
このブログは、美容健康インストラクター、教育者、医療従事者向けです。
生徒さんからの健康相談やご家族・ペットの健康管理に、中医学の基礎知識をぜひ活用して、健康を守ってください。
👉やすこは、イマナカ中医師の薬剤師コース1期生です
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