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新卒・新人はどこでスキルアップすればよいのか?

いままで社内のスタッフが対応してきたことを少しずつアウトソース(外注化)している。

ホームページの修正作業をする人が必要だったが今は月間契約しているフリーランスの方に依頼している。月に○○時間分の契約。細かいやり取りや依頼はチャットでする。採用前の面接はSkypeで対応した。

フリーランスの方を自分たちで探すわけではなくエージェント会社を通して探す。エージェント会社に要件を伝えれば希望に合う人を紹介してくれる。今のところ紹介のスピード、質ともに不満はない。

エージェントが間に入るので時給は直接依頼するよりも高い。個人単価だけで考えれば社内にいる人の時給より高い。

高いけどアウトソースする理由

人を雇うと管理する必要が出てくる。キャリアパスを考えたり勤怠管理、周りとの調整、モチベーション管理などなど。新人になればなるほどフォローする内容が増える。つまり管理コストがかかる。

本人の給与、管理者の管理コスト(管理に費やす時間と費やした時間による機会損失)、福利厚生などを考慮すると実はアウトソースしたほうが安い。会社の規模的に管理者がプレイングマネージャーになりがちなので、マネージメントに費やす時間をプレイングに費やしたほうが付加価値のある仕事ができる。

新人を育成する時代だった

これまで多くの企業は新人を雇って育てて一人前にして活躍してもらうことが大事だった。利益を創出するだけでなく社会人としてのスキルアップをする場所としても企業が存在していた。それが新卒一括採用の文化だった。若さという時間を投資してもらう代わりに会社でスキルを身につけてもらう。スキルも会社にいないと身につかないようなものが多かった(と思われていた)。

新卒はスキルアップができるし、会社は自社に合ったスキルを持つ人を確保しやすいから新卒を採用して研修していた。会社がスキルを持ってる人を探すのがとても手間な時代だったから、お互いにとってメリットがあった。

スキルを買える・売れる

今は新人を育てなくても必要なスキルを持っている人を見つけやすくなった。人を雇うというよりはスキルを買うイメージ。
ITの進歩によって物理的距離が無効になった。物理的にその場にいないと対応できないような仕事以外は全てスキルだけを買うことができる。

プログラミングが必要であればプログラミングのスキルを買う。英会話は、どっかのスクールに行かなくてもオンライン上で完結する。料理教室に行かなくても動画で学べる。オンラインで直接指導してくれる料理教室もある。

スキルだけ買えるし、スキルだけ売れる世の中になった。

スキルが売買できるようになったことで買う側はとても便利になった。必要な時だけ必要なスキルを買えるのはとても効率的だ。
これを買うと今ならこちらも付いてきます!(いや、いらないし…)的なことがない。つまり人を雇うわけではないので、「スキルを買うと管理コストもついてきます!」とは、ならない。

買う側は便利になったが、売る側はどうか?売れるスキルを持っている人はいいかもしれないが、売れない人(売れるスキルを持っていない人)は困る。

一般的な大学を卒業したところで、社会人としてすぐに活躍できる人はほとんどいない。売れるスキル(武器)は若さだけしかない。若さが売れる仕事って何?ってことになってしまう。

新卒・新人はどこでスキルアップすればよいのか?

これから色々と変化していく中で、これまでの当たり前を当たり前だと思わずに変化に上手く調節していかないと格差が広がっていくし、変化が起きてから調整するのも、もしかしたら遅いのかもしれない。予測していく力が大事になりそう。

今後におきそうなこと

・大学の減少
・スキルアップスクールの増加
・インターンシップの増加
・転職・就職エージェントの活躍
・資格ビジネスの活性化
・パラレルワークの増加
・新しいサービスの誕生
・ローカルコミュニティの活性化

大学の減少

大学は今後減っていく。少子化で人が少なくなるのも理由の一つだけど、大学という形態の付加価値がなくなってきていることのほうが理由として大きいと思う。

学生が集まって教授の話を聞く場所が大学である必要がない。オンラインの講義をして学生が自由な時間に聴けるようにすれば問題ない。人を集めるためだけの施設は必要がない。
音楽やスポーツのように物理的に集まったほうが効率的だと思われるような専門性の高い大学であればキャンパスを持つ必要があるが、そうではない一般的な総合大学の場合はキャンパスを持つ必要がほとんどない。土地代とか設備維持費高そうだし。

大学と言う枠がなくなって、○○教授の単位を持っているとか○○ゼミのグループワークを受けていたとか、大学という枠ではなくで各個人の研究者単位での教育形態の需要が増えていくと思う。
今だと早稲田に入ったら早稲田の教授の授業を受けられるということになってるけど、今後は早稲田の○○教授の講義の単位、慶応の○○教授の単位をどれだけ持ってますみたいな感じになっていくはず。大学と言う枠組みを保つなら、そこの所属の教授の授業が優先的に受けれますよ的なものだけになりそう。ファンクラブ会員はライブのチケットを早く買えます的なかんじ。

もっと書きたいことたくさんあるけど、とりあえず大学って枠組みは無くなっていくし、特徴のない(薄い)大学は人が集まらない(その後の就職が難しいのがわかってるから)ために無くなっていく。

スキルアップスクールの増加

大学の意味がなくなっていくことでよりスキル重視の学習が注目されてくる。できるだけ即戦力として働けるスキルの需要が高くなる。つまり大学に授業料払う代わりにビジネススクールみたいなところにお金を払うようになってくる。大学よりも専門学校のほうが重要が高くなるかも。

働きながら勉強するような人もこれからもっと増えてくると思う。スキルアップのための朝活やアフタースクールみたいなのがもっと活発になる。

そうなるとスクールの参加にお金が払えない人と払える人で差が出てくる。お金のあるなしがスキルのあるなしに影響してくる。
そうなると、そういった貧富の差をなくそうとする人達も現れるので、無料でオンラインで学べるサイトやスクールも出てくる。マネタイズは必ずしも授業料でまかなう必要もないし。
情報をキャッチアップできる情報収集力がもっと大事になってくるので、今、子どもが小学生以下の親の世代のリテラシーがそのまま子どもの将来にも影響してくるはず。

インターンシップの増加

スキルを買える時代になったといってもお金がなくて買えない企業はたくさんある。そういった企業は結局は新人を雇って育てていくことになる。しかし残念ながらスキルがあるような学生(若者)は、大きな企業に行ってしまっているので悪い言い方すると売れ残りの学生しか残っていない。

会社に合うか合わないかは正直なところ働いてみないと本人も雇った側もわからない。それなら体験してみたらいいんじゃない?ってことになるので、インターンシップをする人、受け入れる企業は増えていくはず。

インターンシップって急に受入できない。ある程度のノウハウと準備が必要なので、そういったことをサポートするサービスは増えてくるともう。マッチングサイトも増えてくる。

転職・就職エージェントの活躍

企業も人も固有の特長があるので、それぞれの特徴を理解した人が必要になってくるからマッチングサイトだけに頼るのはなかなか難しい。今は転職のエージェントの会社はたくさんあるけど、今後は新卒専用の就職エージェントのサービスが増えてくるはず。

今まで新卒を一斉に数百人集めて第○次面接と筆記試験などで選んでましたみたいな企業が多かったかもしれないけど、今後はエージェントから紹介してもらった数十人の学生から数人選びましたみたいなことになってくる。企業も就職生も効率がよくなる。

学歴はある程度のスキルフィルターとして今はまだ活用できるけど、大学はなくなるし、より個人のスキルが明確化されていく中でわざわざ大学のフィルターを使うほうが非効率な採用仕様になっていく。

自社を理解してくれているエージェントが学生を選んで、最後の決定をするくらいでよくなっていく。

残りは……

・資格ビジネスの活性化
・パラレルワークの増加
・新しいサービスの誕生
・ローカルコミュニティの活性化

これか…
頭にあることを文字にしていくの時間かかりそうだから、この続きは後篇として今度、更新する。

というか、各項目ごとにわけて記事書いたほうがいい気もしてきた。

追記:続き書いた。


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